今回は一方通行編ということで…
それではどうぞー!
「皆さまよくお集まりになりました、私の将来の夫となるにあたってこれ以上にない方々だと私は思います」
(チッ、何で俺がこんなことしなきゃならねェンだ)
「しかし、世の畏れ多い方々であっても深い志を知らないままに結婚できません。ほんのちょっとしたことです。私の言う物を持って来ることが出来た人にお仕えいたしましょう」
(だりィ…)ファァ…
「上条当麻さんには花妖怪の風見幽香を討伐し、その証拠を持ってきていただきます」
(お?結構難易度高ェな、大丈夫なのか?)
上条はお題を聞いた途端orz状態になってしまった
「上条当麻さんと同様に一方通行さんには隙間妖怪の八雲紫と戦い、勝利してその証拠を持ってきていただきます」
「…はァ?」
「聞いたこともねェ妖怪倒してこいって言われてもなァ…」
あのあと一度解散した際に上条に八雲紫についてなにか情報持っていないかと聞いてみたが、自分のことでそれどころじゃ無かったらしく、全て上の空で返されてしまった
(上条は使えねェ、都で情報収集するか…)
『兄ちゃんお腹減った~』グー
(ぶっ殺すぞこのガキ…)ピキピキ
『え…えと…情報収集もかねてお昼ご飯にしませんか?』
「…そうするか」
「八雲紫ねぇ…噂でよかったら聞いたことがあるね」
「どンなことでもいい、教えろ」
クロとユキに飯を食べさせている間にこの店を営んでいる噂好きのおばさんに話を聞くことにした
「なんでも最近になって名が広まってきたような妖怪だからねぇ、誰も知らないのはおかしくないのさ。住みかは都から西に行くとある『妖怪の山』だそうだよ」
「妖怪の山…か」
なんとも嫌な予感しかしないが行ってみるしかあるまい
「代金はここに置いておくからな」
「はいよ、まいどあり」
「おら、オマエらも行くぞ」
「はい」
「もがもが」
「さっさと飲み込め!」グイグイ
「もがー!?」
「ここか、妖怪の山ってェのは」
都を出てしばらく歩くと看板があり、書いてある通り西へ向かうと妖気があふれでている大きな山にたどり着いた
『お兄様、あちこちから見られています』
「そォみたいだな」
『…』チーン
茶屋での出来事以来、クロは黙ったままだった。静かでとてもいい
「一歩踏み出すと…」
ビュオッ!
「よっと…」
予想通り攻撃を仕掛けてきたので軽くバックステップで回避する
「人間、ここはお前達の来るべき所ではない、すぐに立ち去れ!」
「断る」
「…後悔するなよ!」
再び剣で攻撃してきたので使い物になる雪音の切断力を増幅させて剣を真っ二つに切り飛ばし、鳩尾に蹴りを入れて吹っ飛ばした
「捕らえろ!」
「「「「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」」」」
今度は四方八方から一方通行を捕らえようと妖怪が飛び出してきたので風を操り空高く吹き飛ばした
(さっきの白い狼といいアイツらの連携のしかた、装備からしてこの山の警護をしているようなやつらか?)
「まァいい、どうせここのやつらに話を聞いてもまともな返事は帰ってこねェだろうし適当にその辺のやつらをボコれば出てくるだろォ」
一方通行は次のターゲットを決めるために風を操り空を飛ぼうとした時
「そこまでです!」
「あァ?」
背中に黒い翼を生やした少女が大声で一方通行の事を呼び止めてきた
「貴方の数々の破壊行為はこの山に甚大な被害を及ぼしますのでここで退治します!」
「一応聞くがオマエ、八雲紫か?」
「私の名前は射命丸文です」
「じゃあ用はねェ、失せろ」
「そういうわけにはいきません」
「だったら死ね」
一方通行は風を操り、空を飛んでいる射命丸を遥か彼方に飛ばそうとしたがうまく風を操れなかった
「私の力は『風を操る程度の能力』です。貴方のような素人が私の風を操る技術に到達できるわけないじゃないですか」ドヤァ
「…別に風を操って飛ぶ必要はねェ、要は叩き落とせばいい話だ。そう思わねェか?」
「なにを…」
ダァン!
「ぐ…う…!?」ミシミシ
「オマエの周りの重力を操って一時的に体感重量を10倍にした。そう簡単には逃れられねェぞ」
地面に叩きつけられた射命丸は徐々にめり込んでいった
「さて…八雲紫はどこにいる?」
「し…知りません…」
「ほォ、腕の一本でも引き千切れば白状するか?」
「ぎ…あぁぁぁぁ!!」ミキミキ
腕にかかる重力を更に重くしてギリギリ腕が千切れない程度に痛め付けていると背後からクナイのような形をした段幕が飛んできたので全て反射でやり過ごし、射命丸を解放した
「こォすれば出てくると思ったンだよなァ、八雲紫」
「まんまと嵌められたわけね、でも構わないわ、どのみち殺すつもりだったから」
そこには日傘をさして殺気をぶつけてくる金髪の『女性』が立っていた
今回はここまでです
成長して強くなった紫の強さはいかほどなのか…
それではまた次回!