今回は一方通行編の続きです
それではどうぞー!
「…」チーン
「口ほどにもねェな」
あのあと戦闘になったが攻撃を全て反射し、風を操って攻撃していたが空間の裂目のようなものに逃げ込まれて埒があかなかったので出てくる地点を演算、及び逆算して捕まえた所を地面に叩きつけて頭から半身を埋めてやった
「さっきは悪かったな」
「い…いえ、もう痛くありませんし」
ついでに迷惑をかけてしまった射命丸の痛みを緩和すると同時にここに来た理由も話しておいた
「ある方からの指示で紫さんを討伐してこいということでしたがどうするんですか?」
「コイツの日傘を借りていく、後で返すから待ってろって起きたら伝えておいてくれ」
「は、はぁ…」
「じゃあな」
そういって一方通行は山を降りていった
「…たかだかそんなことのために危険な場所に来るなんて変わった人間でしたね」
そこで射命丸はふと『随分前』に出ていった彼のことを思い出した
(そういえば上条さんは元気でしょうか…また変な事をしていなければいいのですが)
この時とある場所でツンツン頭の少年がくしゃみをしていたのはまた別の話
「う、う~ん…」
「あ、紫さん今引っこ抜きますからね!」グググ
「いたたたた!もっと優しく抜いて!」ミシミシ
「よいしょー!」ズボッ
「痛ぁーーー!!」グキッ
紫の腰辺りから妙な音が聞こえてきて、それきり紫は動かなくなってしまった
「だ、大丈夫ですか?」
「……やる」
「え?」
「あの澄まし顔に一発決めてやる!じゃないと私の気がすまないわ!」
「ちょっ…」
紫は一方通行が歩いていった方向へ全速力で走っていった
「スキマを使えばいいのに…」
「…」
(よくよく考えたらこれが八雲紫の日傘だって確証がねェな)
そう思っていた所に知ったような妖気が近づいてきたのでうまいこと誘い出して直接本人を連れていこうと考えた
「影で分身を作って…それを都に向けて走らせる…適当な所でグルグル逃げ回るようにすれば…」コソッ
ダダダタダダダダ…
「計画どォり」ニヤリ
(さァて、アイツが体力を消耗するまで適当に時間を潰してくるか…)
一方通行は歩いてきた道を引き返すように山の頂上に向かって飛び去っていった
「あれ?戻ってきたんですか?」
「ちょっと野暮用でな、オマエ天狗だろォ?」
「えぇまぁ…」
「だったらオマエ、天魔の美華って知ってるか?」
「え、天魔様とお知り合いですか?」
「まァ昔ちょっとな」
「…連れていけと?」
「正解」
射命丸は深く溜め息をついて一方通行の顔を見た
「いくらなんでも不審者を天魔様のもとへつれていくなんてことはしませんよ?」
「ならいい、呼ぶ」
「へ?」
一方通行は山に転がっている大きな岩石を山頂目掛けて蹴飛ばすと、着弾したのか凄い轟音が上から聞こえてきた
「ちょ、なにやってんですか!?」
「これだけお膳立てすりゃあ出てくンだろォ」
「私までとばっちり喰いそうなんですけど!?」
「…来たか」
ブワッ!
「ひっ!」
周りに風が吹き荒れ、山がざわめき、濃密な妖気が一方通行を襲う
「やって良いことと駄目なことってありますよね?一方通行さん…」
「悪ィな、これはやっても良いことだと思った」
「そのせいで私の頭にタンコブができたんですけどどうするおつもりですか?えぇわかっています、わかっていますとも、謝れば許してやらないこともなくもないですよ?」ピキピキ
「ざまァみろ」
「天誅!」ブンッ
美華が手を振るって放った風は一瞬で山を削り取ったので射命丸は一方通行が死んだと思ったが美華の顔は渋い表情だった
「…逃げられましたね」
するとどこからか響くような声が聞こえてきた
『今回は挨拶に来ただけだからなァあまり騒ぎを起こさないうちに帰らせてもらうわ』
(これでですか!?)
「次あったらタダでは済ましませんよ」
『じゃ、あとよろしくゥ』
それきり一方通行の言葉は聞こえなくなったが、ここで美華は一方通行の言葉の意味に気がついた
「あ!山を直す作業を押し付けて逃げましたね!」
「…」コソコソ
「文さん」ガシッ
「嫌です嫌です!」
「つべこべ言わずに手伝ってください!」
「うわぁぁぁぁん!呪ってやるぅぅぅ!」
一方そのころ…
「ゼェゼェ…もう駄目…」フラフラ
一方通行の計画通り、八雲紫はすでに満身創痍であった
「あれ、紫か?」
「あ?」クルッ
「うわっ!山姥だった!」
確かにボサボサの髪に鬼のような形相で此方を見られてはそう答えたくもなる
「誰が山姥よ!」バキッ
「あべし!」ドシャッ
「大丈夫!?当麻君!」
「え、当麻…?」
今回はここまでです
次回は上条と一方通行が合流します
それではまた次回!