明けましておめでとうございまーす!
長い間投稿がなくてスミマセン、忙しくて書く暇がありませんでした…
それではどうぞー!
黒き英雄と紫の頼み
「…どっちに行ったらいいんだ?」
「私が知るわけ無いだろ…」
「疲れた~…」
「…お腹も…減った」
上条一行は妹紅のいた都を出て色々な所を渡り歩いてきたが、絶賛路頭に迷い中です
「とりあえず休める所を探すか、日も傾いてきたし…」ピクッ
「どうしたの?」
「はぁい」ヌッ
「「ひゃぁあぁあぁ!」」ビクッ!
「」⬅放心状態
「はぁ…出てくるなら普通に出てこいよ紫」
なんの前触れもなく目の前に逆さまの紫が現れれば誰でも驚くだろう。上条は知ったような気配を感じたので誰が出てくるのかは解っていた
「つれないわねぇ、驚かないの?」ムスッ
「何回その手で心臓が止まりかけたと思ってんだよ!流石に慣れるっつーの!」
「だ、誰?」
「…初めて見る人」
「そういえばユリと妹紅は初めて見るんだっけ」
「初めまして八雲紫と申します。以後お見知りおきを…」
紫が優雅に礼をすると、二人は口を揃えて言った
「「…胡散臭い」」
「」ピキッ
(確か俺も開口一番にそう言ったっけな)
「き…今日は当麻に頼みたいことがあるのよ」ニコォ
怒りを圧し殺してニッコリと笑う紫はいつにもまして恐ろしく見えた
「頼みって…」
「当麻、本当にこの妖怪仲間なの?」
『頼みってなんだ』と言おうとしたら、横から妹紅が質問してきた。初めの挨拶のせいで紫のことを信頼しきれないらしい
「ん?あぁ、頼りになる仲間だ。仲良くしてやってくれ」
「ちょっと、私を子供みたいに扱わないでよ」
「当麻君にしたら紫ちゃんなんて子供同然だよ?」
「ばっ…!」
「…どういうことか説明してもらいましょうか?」
カスミは口が滑ったようで「しまった」という顔をしている。紫が上条に詰め寄ってくるが、その上条は一向に目を合わせようとはしない
「その…まぁ…あれだ、ちょっと長生きしてる人間?で、紫さんより長生きしています」
「何で人間ってところが疑問系なのよ」
「うーん、正確には妖怪の力を手に入れた恩恵で長命になった人間っていうカテゴリーだと思うんだけど…」
もはや自分の種族が何かすら解らないほどに曖昧な存在である
「ふーん、じゃあ何なのか覗かせてもらおうかしら」スッ
「へ?」
上条の頭に指を当てると紫は能力を使い、人間と妖怪の境界を操り、調べてみた
「どうだ?」
「…貴方の種族はどちらとも言えないわ、完全に混ざってしまっていて境界が見つからない」
「へー」
「『へー』って、貴方の問題なのよ…?」
「俺がどんな種族なのかはあまり関係ないんだよ、大事なのは『俺が俺であること』なんだ」
「どういうこと?」
「そこは御自分でお考えください」
「なによそれ!…ところで当麻はどのくらい生きてるの?」
(誤魔化しきれなかった…)
「えーと、詳しくはわからないんだが、多分数億年ぐらい?」
「はぁ!?」
「…凄く、長生き」
「え?冗談でしょ当麻?」
「嘘は言ってないね♪」
「えぇ…」
確かに、普段からかなり近くにいた上条が齢を重ねた大妖怪だったと知ったら驚くのも無理はない
「そのわりには妖力があまりないみたいだけど?」
「普通の妖怪のように『恐れ』とかを補充してないからじゃねーか?ここ最近、妖怪から妖力も補給してないし」
「ちょ、それ大丈夫なの!?」
「んー、青い炎ぐらいなら使えるけど、妖怪としての主な力はあまり使えねぇな」
「そうだったのね…って違う!私がここに来た理由は世間話をするためじゃないのよ!」
いきなり紫が叫び、完全に脱線した話を無理矢理に軌道修正した
「私がここに来た理由は、探してほしいものがあるからよ」
「探してほしいもの?」
「そう、当麻には私の式に相応しい人を探してほしいのよ」
「…式ってなんだ?」ボソボソ
こっそりユリに式というものは何なのかを聞いてみる
「…式というのは主人の指示を忠実に実行する使い魔みたいなもの」ボソボソ
ユリの説明からすると、紫の使い魔を探してこいということになる
「えーと…拒否権は…?」
「あると思うのかしら?さぁいってらっしゃい」
紫が手を振ると上条達の足元にスキマが開き、全員そこに落とされた
「なぁぁぁ!?不幸だぁぁぁ!!」
…今度はどこに落とされるのだろう
今回はここまでです
次回は…うーん…少し日常的な話にしましょうかね?
それではまた次回!