家庭教師ヒットマンREBORN-another   作:金剛石Mk2

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標的14 格

「フ、フフフ。舞い戻ったぜ、舞い戻ったんだぜリボーン!!」

 

「さて、次の問題だ。気合入れてけよ」

 

「分かったいれる!!入れるからその物騒なもん向かないで!!」

 

「…………」

 

――――なんか戻ってきてるー。

 

 それは先ほど窓から吹っ飛んでいった5分後のことだった。すでに前本についての話は終息しており、今現在は家庭教師リボーンによるマフィア講座――もちろん強制、が行われていた。そして、再び現れたランボに対してやはりリボーンは反応しない。

 

「ハ、ハハハ!!イタリアから来たボヴィーノファミリーのヒットマン、ランボさんの登場だぞ!!」

 

「いいか、マフィアのボスってのはどんな存在だ?言ってみろ」

 

「あ、え、おう……」

 

――――だいぶがんばってるな、おい。

 

 その様は、土屋皆守に対しては効果はそれなりにはあったが、リボーンに対しては恐ろしく効果がない。

 

「フ、フーンだ。今日はボヴィーノファミリーに伝わるいろーいろな武器をお借りてしてきたんだぜー!?さぁ~て、なにがでるかななにがでるかな?」

 

 再三の放置に、ランボは涙ぐみながらもごそごそと荷物をいじり始めた。その武器という言葉に、わずかに興味を覚える土屋であったが眼前の銃口から目をそらすことはあまりにも恐れ多いので視線すら向けられない。ごそごそガチャガチャと、武器をいじっているであろう音がリボーンの声に混じって聞こえてくるだけだ。

 

「ジャジャーン!!十年バズ~カ~、これで撃たれたものは5分間10年後の自分といれかわる~~~!!」

 

――――めちゃくちゃなもん持ち出してきたなおい、いや死ぬ気弾もそうとうだけれども。

 

 まるで見せ付けるようにバズーカを持ったランボはまるで売り込みのように説明をする。その内容に土屋は声を出してツッコミかけたが、死ぬ気弾という同様の存在が頭によぎりどうにか反応を殺すことに成功した。

 

「でもでも残念でした!!これは見本展示品~。もったいないからしまいましょ、しまいましょったらしまいましょ」

 

 だがすぐに脇へとしまいこむ。その際の口調も人を小ばかにしたような感じであり、土屋はわけの分からない悔しさを感じていた。

 

「さてさて、これはなんでしょう?丸くてピンつき、はずせばドッカンなんでしょう?」

 

 次にランボが歌うようにたずねてきた言葉に、なにやら物騒な気配を感じて土屋皆守は思わず視線を向けた。

 

「げっ!ひょっとして手榴弾!?」

 

「お見事大当たり~~!!死にさらせリボーン!!」

 

 土屋の言葉とほぼ同時に手榴弾のピンをはずしたランボは、勢い良くリボーンへ向かって放り投げた。それに土屋はまるで反応出来ず、リボーンの間近へと手榴弾が迫る。

 

 ドボォ、と鈍い音をさせ、ランボの顔がリボーンが視線も向けずにはじき返した手榴弾によって歪む。その勢いのまま、ランボの体は窓の外へと再び投げ出された。

 

 驚きに満ちた視線が、ランボと土屋の眼球の間を飛び交う。次の瞬間、ドガーンとけたたましい爆音と共にランボの姿が爆炎へと消えた。

 

「…………のわーーーー!?」

 

「なんだ、このぐらいでうるさいぞ」

 

「いや、反応うすっ!!というか知り合いなんだろ?あんな扱いして大丈夫なのかよ、ヒットマンとか言ってたし」

 

「ほっとけ、そもそもボヴィーノファミリーなんざ中小マフィアだ。たいしたこたない」

 

「へ、そ、そうなのか?」

 

 リボーンのあまりの反応の薄さに、土屋もなんとなく相手にしていなかったが先ほどの爆音でそもそもどういう人物たちだったのかを思い出した土屋は不安を吐き出したが、リボーンの態度は大して変わらなかった。

 

「おれは格下は相手にしねーんだ」

 

 その外見に似つかわしくない無駄に貫禄のある雰囲気と発言に、土屋は思わずかっこいいと思ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それと同時に、またすぐにあのランボとかいう奴もやってくるだろうなと考えながら。

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