家庭教師ヒットマンREBORN-another   作:金剛石Mk2

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標的31 縁は続くよどこまでも?②

 結局、リボーンの言っている事を冗談として受け止めた前本にウチに来るなといえなかった土屋は帰宅した後、リボーンに口をすっぱくして懇願していた。

 

「頼むからおとなしくしててくれよ、マジで!!」

 

「安心しろ、口出しはしねーっていったはずだ」

 

――――口以外を出してきそうだからいってるんだけどな!!

 

 もし口に出したら本当に物騒なものが飛び出てきそうなことを思いながらも、土屋はしぶしぶ引き下がった。そして、ちょうどその時到着を告げるチャイムが響いた。

 

「はーい、ちょっと待っててくれー」

 

 土屋は返事を返すとすぐに玄関へ向かいそのままドアを開けた。

 

「おじゃましまーす」

 

「おじゃまします!!ボス!!」

 

「あれ、矢島?」

 

 そこにいた矢島に思わず疑問の声を上げる土屋。それに答えたのは前本だった。

 

「いや、考えてみたら分かる奴いねーとおわんねーって気づいてさ。どうしようかと思ってたとこに矢島がいたから誘ったんだ。お前ら仲良かったろ?」

 

「たしかに言われてみたらそうだけど、矢島って分かるのか?」

 

 内心、矢島に対してはあまりそういった印象を持っていない土屋は首をかしげた。

 

「こんぐらいどうってことないっすよボス」

 

「おいおい、割とひどいこと言うな。テスト見せてもらったら良い点とってたんだぜ」

 

「お前もテスト見せるまで不安そうだったじゃねーか」

 

「ハハハ、細かいことは気にすんな!!」

 

 目の前のやり取りに、いつものような七面倒くさい事態が起こるんじゃないかと土屋は内心思っていたが、落第の危機を回避するには背に腹は変えられないと文句を言わずに矢島を上げることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「……そんでもってここはこーなると」

 

 それからしばらく、矢島主導の勉強会は滞りなく進んでいった。落第の危機を迎えている土屋もどうにかなるんじゃないかと思うほどにである。

 

「そういえば矢島ってさー」

 

「ん、どうした」

 

 ふと、前本が矢島に声をかけた。

 

「なんか教科書読んでるだけじゃね?」

 

「……いや、急になに言ってんのさ前本。たしかにそうだけど」

 

 そのあんまりな口ぶりに土屋も思わずツッコミをいれる。後半では同意していたが。

 

「う、うるせー!!ここに解き方は大体載ってんだから読めばわかるんだよ読めば!!」

 

「……お、おう。そうだな、読めばわかるな……」

 

「あぁ、すいませんボス!?そんなつもりじゃ……」

 

「ハハハハ!!」

 

「お前は笑ってんじゃねえよ!!」

 

 前本の発言に一瞬ひやりとした土屋だったが、どうにか空気が持ち直せたことにほっとした。そして、このままいけば何事もなく終わると考えていた。

 

「そういえばだいたい分かったんだけどよ……」

 

 次の瞬間までは。

 

 

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