憧れのリアス先輩が間違えて兵藤ではなく転生者の俺の所に夜這いに来た件   作:LUCAリオ

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第7話

豪華できらびやかなパーティー会場。

 

だがその中でも盛り上がりを見せているのはほんの一部。

 

このパーティー、リアス・グレモリーとライザー・フェニックスとの結婚式という場所であるのにも関わらず、両家の親族の顔もお世辞にも幸せそうとは言えない。

それは当然であろう。フェニックス家側はライザーが独断で行った所業に頭を悩ませている。ライザー眷属でさえもだ。そしてグレモリー家側はわざわざ言うまでもないだろう。

 

そして魔王サーゼクス・ルシファーもまた気分が優れない者の一人であった。

 

サーゼクスは会場の一番目立つ場所にある新郎新婦席を睨み付けるように見ていた。

 

 

 

 

あのレーティングゲームの後、ライザー・フェニックスはリアス・グレモリー側の反則を訴えた。

上級悪魔であり、フェニックスの自分が負けるわけがない。

負けたのは奴等が卑怯な行いをしたからだ。

そうわめき散らしたのである。

大量の聖水を浴びて、フェニックスであるライザーでさえも治らなくなった顔半分を被う火傷のアトを引っ提げて、である。

 

誰が聞いてもただの負け惜しみにしか聞こえない。だがあろうことか、その話は上層部の耳にも届いた。

 

 

そして上層部が下した決断が『前回のレーティングゲームは建物を破壊するという上級悪魔にとって優雅でない戦い方であったため、リアス・グレモリー側の敗北』である。

 

当然これには多くの悪魔からの批判があった。

建物の破壊は禁止されていなかったのに、反則とはおかしい。とか契約を何よりも大切にする悪魔にとってそれを不当に反故にする今回の事態はおかしいと。

 

 

だが、民衆の主張は通らなかった。

 

悪魔の上層部が何よりも大切にするのは純粋な悪魔の存続、そして金だ。

 

そう前述したフェニックス家を悩ませていることとはライザーが上層部に独断でフェニックスの涙を今後大量に、そして安価で渡す契約を交わしているということなのだ。それをサーゼクスが知ったときにはすでに手遅れだった。もはや魔王であるサーゼクスにも事態は止められはしない。それほどまでに悪魔世界では上層部の影響力は計り知れないものがある。

 

 

リアスに気を付けるように電話を入れたがつながらない。

駒王学園に使いをやったらオカルト研究部は半壊、リアスの眷属悪魔たちが瀕死の重症を負っていた。

 

リアスと同じく駒王学園にいるソーナ・シトリーでさえも気付いたときにはすでに手遅れだったらしい。

そして下手人は顔の半分に火傷を負っていたライザーらしき悪魔であると。

 

 

対応が後手後手にまわった結果がこれだ。

今、無表情でウェディングドレスを見にまとっている妹の姿。

なにかしらの魔術的拘束を受けているのであろう。

その口は閉ざされ、一切の声をあげることも顔を動かし、表情を変えることも許されない。

 

 

何よりもリアスの恋人である新垣スバルの行方が知れないということも問題である。

 

 

考えたくはないが彼はおそらく殺されたのだろう、とサーゼクスは考えていた。

 

そしてサーゼクスは胸にある決意を秘めていた。

 

もし、愛する妹の気持ちも勝負の約束も無視したまま結婚式をこのまま続行するというのなら、その時は…………。

 

「グレイフィア、君は僕がこの先何をしたとしても着いてきてくれるかい?」

 

「当然です。ミリキャスも私も義父様も義母様も、貴方の眷属も皆貴方に着いていきます。例え貴方が着いてくるなと言っても」

 

「そうか……」

 

「ですが、貴方が手を下すまでもなさそうです」

 

「? どういうことだい?」

 

グレイフィアが指を指した方を見たとき、サーゼクスは驚愕した。

 

 

 

 

 

いつからいたんだ?

 

 

 

 

 

 

そこには圧倒的な威圧感を誇る少年の形をした化け物がいた。

それはグレイフィアから聞いていたリアスの恋人である。

 

 

「おい、リアスをもとに戻せ」

 

 

ただの一言で、会場にいる全ての悪魔たちはその少年の存在を知った。

 

大声をあげたわけではない。

ただの一言である。

 

 

 

だがたったそれだけでほとんどの悪魔は気付いていた。

 

コレは自分の手に終えるようなものではない。

 

魔王や聖書の神、もしかしたら無限や夢幻に届くやもしれない化け物であると。

 

だが気付かないバカもいる。

 

「ハッハッハ遅いご登場ではないか! 人間!!」

 

ライザーである。

 

「……ライザーか。お前、リアスに何した?」

 

「ナニかぁ? いやぁ……お前をリアスの前で殺してからナニはしようと考えていたが、まだ手は出していないさ」

 

「そういう意味じゃねえよ。お前……人形にしたのか?」

 

「にぃんぎょお? クックックハァーッハッハ。知らないねえ。そんなことした覚えはない! ただ、夫である俺に対して従順になっただけだろうさ。おい、リアス。笑え」

 

ニコッ

 

リアスは笑う。

ただいつも魅せる、人を引き込むような笑みではない。

まさに人形のような笑み。

 

 

そしてその瞳から一筋の涙が伝った。

 

 

 

「ライザー、お前を殺してリアスは俺が連れていく」

 

「やれるものならやってみろ人間がぁ! たかが人間のくせに調子づきやがっでえ! ブッコロジデヤル!」

 

鬼才ライザー・フェニックス。

フェニックス家の三男にして才能溢れる上級悪魔。

努力こそしなかった故に、その才能を完全に解き放つことはなかったが、その余りの怒りがライザーの力を底上げした。

 

ライザーの悪魔人生の内でもっとも速く、もっとも力強い炎がスバルへと迫った。

着弾し、スバルが立っていたところは粉微塵になったが……

 

 

 

 

「建物は壊したくない。ついてこい」

 

 

 

 

それは魔王であるサーゼクスをして視認仕切れないほどの速度。サーゼクスを含めた悪魔たちは2つのことで目を疑った。

 

 

1つ目はいつの間にやら、スバルらしき人物が結婚式会場の入口から出ていっていたのだということ。

 

ここでスバルらしき、という表現を使ってしまったのは仕方のないことだろう。

 

なんせスバルであるかもしれないと辛うじて判断できたのはビリビリに破れた彼の服だけでしかないのだから。

それもビリビリになったのはライザーによる攻撃からではない。

 

そしてそれが2つ目である。

 

スバルの姿、形が変質していたのだ。

身長は2メートルを越え、肉体は筋肉に包まれ、そして何よりも目を引く10メートルはあろうかという髪の毛が天へと伸びている。

 

 

 

 

 

「ガアアアアアア! またズルヲしやがったな、人間! シにさらせ!」

 

後ろからライザーがスバルらしき人物へと攻撃を仕掛ける。

お前の方がズルじゃねーかというツッコミの声はさすがにこの状況では上がらなかった。

 

 

 

次の瞬間、ライザーの姿は皆の視界から消えていた。

 

 

 

 

そして上空100メートルほどから聞こえる苦悶の声。

 

「がああたまがかあはまさまらあ、たやまさまはあが」

 

 

 

 

サーゼクスだけが状況を正しく理解していた。

 

ただの蹴りでライザーを蹴りあげたのだと。

 

 

 

「さいしょは、グー」

 

極大の魔力が手から放出される。

 

「じゃんけん」

 

そしてそれが圧縮され、

 

「グー!」

 

墜ちてきたライザーの顔面にぶち当てられた。

 

 

ライザーの頭部は消滅と再生を繰り返し吹き飛ばされ、余波で会場は甚大な被害を負う。

 

 

 

 

 

 

土煙が晴れて、サーゼクスがスバルとライザーはどうなったのか確認しようとしたとき、

 

「じゃんけん、グー」

 

幾度となく繰り出されたであろう血に染まった、拳が、既に何もかもを叩き壊されたであろうライザーの頭部に炸裂したのを見た。

 

 

 

 

 

 

 

会場はざわめく中、スバルらしき人物がスバルの姿、形へと戻っていく。言わなくてもいいことだが、服はボロボロのため、スバルのち●こも丸見えであった。

だがそんなことも気にせずリアスを抱えサーゼクスのもとへと向かったスバルは聞いた。

 

「リアスは元に戻りますか?」

 

サーゼクスは先程までとんでもない力を見せていた存在に感謝と興味を示し、その質問に答えた。

 

「ああ、あれはおそらくライザーくんがつけていた呪具によるものだ。それは君が破壊してしまったようだからね。今は反動で眠っているが、もう元に戻ってるよ」

 

「ありがとうございます。連れていってもいいですよね?」

 

「ああ。君とライザーくんが戦う前、ライザーくんはやれるものならやってみろ……と言っていたからね。君はライザーをやっつけてしまったんだから当然さ。あとのことは全て、サーゼクス・ルシファーに任せてくれ。……私は何も出来なかったからな」

 

「それじゃ。また会いましょう」

 

 

 

 

 

 

ボロボロの布切れを見にまとい、スバルはリアスを抱え去っていった。

 

それを見たサーゼクスは思った。

 

彼はアソコの大きさも魔王並みなのか……と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~スバルside~

 

 

むふぅ~なんとか間に合ったか。

 

ライザーによるオカルト研究部襲撃事件。

あの後、俺はいてもたってもいられなくなり、たった一人で冥界に向かっていたのだ。

 

だがどうやって冥界にいくのか、そしてリアスはどこにいるのかとか全くわからなかった俺は散々迷って、そして結局どこでもドアを出して、なんとか間に合ったのだ。

 

「……ん? 私……。スバル?」

 

「起きましたか? リアス先輩」

 

「……助けてくれたのね?」

 

「余計なお世話でしたか?」

 

「いいえ。本当にありがとう。貴方に処女を捧げて本当に良かった。大好きよスバル」

 

キュンキュンムクムク

 

「リアス先輩、ね、ちょっとだけやから、先っぽだけやから」

 

「えっちょっせめて皆に私と無事をつたえてかアッ♥ ちょっまっ♥」

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでリアス先輩、ここどこなんですかね?」

 

「適当に歩いてたの!?」

 

 

 

 

 

あの後なんとか人間界にやって来た俺達はオカルト研究部に顔を出した。

 

「おっ! 二人が戻ってきたぞ。皆!」

 

「あらあら本当に良かったですわね、リアス」

 

「信じてたよスバルくん」

 

「……グッジョブ」

 

「あわあわ、スバルさんその、見えてます」

 

そこにはアーシアになおしてもらったのだろう既に万全に回復していた皆が待っていてくれた。

 

それを見たリアス先輩は涙ぐみながら言った。

 

「ありがとう。皆」

 

 

美しい主従愛に感動しつつも、アーシアに指摘されたち●こを隠す俺。

 

本当に良かった。

ゴンさんになったことで髪の毛はごっそり抜けたが、他の人に気付かれないぐらいだろうし本当に良かった。

 

本当に良かっ

 

「うわっ!?」

 

「キャアッ!?」

 

ついつまづいてしまった。姫島先輩を巻き込んでたおれこんでしまう。

 

どうやら疲れがでたようだ。そりゃそうだろう。

 

 

あ、なんかち●こが気持ちいい。

 

 

 

 

 

目を開けるとなんということでしょう。

 

俺のち●こが姫島先輩のお尻の穴に…………。

 

 

あっ姫島先輩気絶した。

 

 

 

 

第一部完

 

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