艦隊これくしょん ~艦これ~ 提督と艦娘達の話 作:ヴィリバルト
???「春休み中ににあげると言ったな? あれは嘘だ。」
はいそうです、話が全然思いつかなくてしばらく放置してました。すみませぇぇぇん!(焼き土下座)
こうなったのは私の責任だ。だが私は謝らない。(談:プラズマショチョー)
今回は提督と大和がお出かけする話です。え、どこに行くかだって?それは本編を見てくれれば分かりますよー(棒) 多分行った事ある人もいるんじゃないですかね。
というわけでどうぞ~
5月2日(日) 呉鎮守府 大和の部屋
今日は雲一つない青天な青空です。他の皆さんは外に遊びに行ったり部屋で本を読んだりしていていつもより静かです。でも私はとても落ち着いていられませんでした。
(ちょっと違う感じだったけど今日は提督と一緒に出かける日。しかもここから少し離れた場所だから誰にも邪魔されないっ!)
そう今日は提督と一緒に2人っきりで出かける、デートの日です。嬉しすぎて自然に鼻歌を口ずさんでしまいます。多分他の人に見られてはいませんでしょう。
カシャ
「青葉見ちゃいました!」
・・・何でしょう、私の内側から謎の力が沸いてくるような感じがします。私は近くにあった空の新品の花瓶を掴みました。
<不明なユニットが接続されました>
何かノイズ混じりのマシンボイスが聞こえてきたようですが多分気のせいです。
<システムに深刻な障害が発生しています、ただちに使用を停止してください>
これって聞こえてくるのは気のせいですかね。まぁ今はいいです、今は扉に隠れて写真を撮っていた人を”眠らせないといけませんから”。
「青葉さん? 何をしてるんですか? さっき撮った写真のデータを消せば見逃してあげますよ?」
「あれ?大和さん、もしかしてオーバード激おこぷんぷんヴァンジェンスですかwww?」
この言葉を聴いた瞬間、私は一気に青葉さんの目の前に行きカメラに向かって思いっきり花瓶を殴りつけました。その衝撃で青葉さんも一緒に吹き飛びました。
???「ああっと、青葉くん吹っ飛ばされた。」
どこからか実況の声が聞こえたように感じましたが気のせいでしょう、ええきっと気のせいですはい。そしてふと思い出したかのように時計に目をやると約束の時間を5分過ぎてました。
「あっ、もうこんな時間! 早く行かないと」
私はそう言い急いで玄関に向かいました。
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大和がオーバード激おこぷんぷんヴァンジェンスになる少し前
瀬田川家 正也の部屋
彼、正也は服装で悩んでいた。提督になってからは私服を着る時間がなかった為時間が掛かっている。
「これはいかがでしょうか?」
「う~ん、何か違う」
今は執事であるセシル・エルガーにも服選びを手伝ってもらっている。しかし選び始めてから既に2時間50分経過している。約束の時間まであと10分しかないがこのままの調子では10分を超えるだろう。
「何かいいのが思いつかないな・・・。セシル」
「はい、何でございましょうか?」
「ちょっと俺に任せてもらって良いかな?」
「はい、かしこまりました」
そういってセシルはドアの前でお辞儀をし、部屋を出て行った。
「あんまり良くないけど、まぁ適当に選ぶか」
そう言い白の長袖のシャツを着てダメージジーンズを履き黒色の革ジャンを羽織って車のキーを持って部屋を出た。腕時計を確認すると約束の時間まであと5分しかなかった。
「やべ、遅刻する」
そう言って彼が向かった先はガレージ。優に車が5台入る程の広さがあるそこに1台だけまるで地上を走るステルス戦闘機の様な車が佇んでいた。
その車はDMCランボルギーニ・アヴェンタドール・エディツォーネGT。キーを差込みエンジンをつける。V12エンジンのサウンドがガレージ内に響く。
シャッターが開きギアを1速に入れアクセルを軽く踏む。外に出るとセシルがいた。
「行ってらっしゃいませ」
「あぁ。家の事は任せるよ」
そう言って思いっきりアクセルを踏み鎮守府へと向かった。
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提督が鎮守府に着いたのは約束の時間から10分後の事だった。V12サウンドを鳴らしながら鎮守府玄関の前に着くとそこに見慣れた少女が傘を差して待っていた。
そしてこちらに気づきこちらに向かって歩いてきた。
「提督、おはようございます」
「あぁおはよう。あと遅れてすまなかったな」
「いえいえ、そんな事はないですよ。」
そう言って大和は助手席に座った。いつも以上に機嫌が良い。
(結構喜んでくれてるな。良かった・・・)
これで反応が微妙だったらどうしようかと思ったが大丈夫だったので心の中で安堵の息をついた。
「よしじゃあ行くか」
そう言ってアクセルを踏み目的地へと向かった。
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「よし、着いたぞ。」
呉を出てから42分。呉の町とは打って変わって山と海が広がる町、安浦へと到着した。
そして車を港の近くに止め車から降り大和は軽く背伸びをした。
「ん~久しぶりに来ましたね。確か提督はここで少し暮らした事があったんでしたっけ?」
「あぁ。俺が14の時、父さんと母さんと一緒にここに引っ越して3年間住んでたんだ。」
でも17の時に2人とも亡くなってまた実家の呉に戻ったんだけどな、と言って提督は笑いそして何処か懐かしいような目で海を眺めた。
「しかし懐かしいな・・・。此処に来るのは3年ぶりだ。」
そう呟いた後、提督と大和は静かに海を眺めていた。海上にあるのは停泊している漁船と小さな島々に今では防波堤となっている2隻のコンクリート船『武智丸』だけ。
しばらく海を眺めた後、軽く背伸びをし、提督と大和は車に戻った。
「そろそろいい時間だし飯食いに行くか」
「はい。提督、どんなお店に行くんですか?」
「ここからすぐ近くにあるうどん屋さ。あそこの店のうどんはうまいぞ」
そう言って車のエンジンをつけアクセルを踏み込み店へと向かった。
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「ありがとうございました。」
昼飯を摂った後、会計を済ませて店を出たのは12時30分。大和の顔はご満悦だが提督の表情は『FXで有り金全部溶かした顔』になっていた。
「ん~♪ このお店のうどん、とてもおいしかったです!」
「そ、そうか、ははは・・・。それは良かった・・・・・」
大和が食べた量はどう考えても1日に食べる量ではない。何とか財布の中はあと2万丁度残っている。周りにいた他の客の目線がすげー痛かった。(談:提督)
そんな事を心の中で呟きこの後どうしようかと考えた、が思いつかなかったので大和に聞いてみた。
「なぁ大和。この後何処か行きたい所あるか?」
「えっとそうですね。・・・う~ん、やっぱり提督にお任せします」
そう言われると提督は再び悩み始めしばらく考えた後に口を開いた。
「なぁ大和。ちょっと行きたい所があるんだけど良いか?」
「えぇ、良いですよ」
そう言って目的地へと車を向かわせた。
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「着いたぞ」
そういって2人は車から降りる。店から5分で到着した場所は山に囲まれた平地だった。
「ここって・・・」
「あぁ、俺が14の時に住んでた家の跡地だ」
彼が3年間、今は亡き父と母と笑ったり泣いたりして一緒に過ごした大切な場所。
何処か懐かしくそして悲しみを込めた目で父と母と過ごしていた場所を見ていた。
大和も隣でその場所を見ていてふと提督を見た時、
「提督?」
提督の頬には涙が伝っていた。
その後は花を添えて黙祷した後、2人は車に乗り鎮守府へと戻った。
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「ただいま~」
そういって執務室に入るとソファに金剛が座っていた。
(・・・あれこれってデジャヴ? 前回(第2話参照)も似たような事があったような・・・)
「Hey、テートクゥ・・・」
そう言いながら金剛はユラリと立ち上がった。その目は死んだ魚の様な目をしていた。
「何で私に構ってくれないんデスカー!」
「ちょ、おまっ」
そう言って提督に抱きついて胸をポカポカと叩き始めた。戦艦なのでぶっちゃけかなり痛い、このまま食らい続けたら骨折れる。
「こ、金剛。ちょっと叩くのやめて、冗談抜きで骨折れるから!」
「嫌デース! 私とデートしてくれるって約束したのに!」
「はぁ!? 俺そんな事言った覚えないぞ!」
金剛がそう言った瞬間、後ろから物凄い殺気のオーラを感じた。恐る恐る後ろを見ると
「提督? それはどういう事でしょうか?」
微笑みながら(目は笑ってない)大和は手をポキポキと鳴らしていた。コワイ!
「ち、違うぞ大和! 金剛が勝手にそう言ってって危なっ!」
大和のカラテジツの右ストレートを金剛と一緒に間一髪で避けた。当たっていたら一発で轟沈だった。
「夾叉か、次は直撃させますっ!」
「死ぬからやめろぉ!」
そう言って2発目の左ストレートを避けた後、金剛を離して一目散に廊下に出た。
「テートク、そこでSTOPするデース!」
「そんな事したら俺が殺されるわっ!」
「提督! そこで座ってください! カイシャクしますから!」
「俺殺す事前提かよっ!」
そして(提督にとって)この死の鬼ごっこは深夜まで続いた。
いかがでしたでしょうか。前半は大和と安浦にお出かけして、後半はネタ(笑)展開にしてみました。
自分でも書いてて思ったんですがリア充まじもげろと思いましたw
次回の内容は提督の昔話の予定です。
では今回はこれにて、サヨナラー!(しめやかに爆発四散)