今回は話の終盤に砂糖の塊があります。いちゃつく相手は秘密ですが、そう言う砂糖が苦手もしくは嫌いな方にはこの話の終盤はきついと思います。それでも我慢もしくは砂糖が大好物な方はゆっくり楽しんでみてください。それと初めてのラブシーンなのだあまり描写等が分かりにくいかもしれませんが、ご了承ください
「さてと、飛鳥達の所に行こうか?レティお願いをしていい?」
「どうした、主?」
「そこのルイを背負ってつれてきてくれ」
俺のギフトゲームで疲れて寝ているルイを指差し笑いながらそう言うと、レティシアもやれやれと言いながらもルイを背負ってくれた。 ちなみに白夜叉はゲームが始まって一時間ぐらいは居たが飽きたようでとっくに帰った。一応俺が魔王なのは黙っているように言っておいだがな。
「それじゃあ行こうか。あっ...でもなぁ...」
飛鳥達をビックリさせたいな~。確か金髪のメイドが欲しいとか昔に言ってしな、それなら
「レティここからは他のメイド達と一緒に俺とは別行動な」
「それはいいのだか何をするのだ?」
「いやな、俺のお嬢様達がギフトゲームをしているだそれの祝勝会の用意をノーネームの敷地でしておいて欲しいんだけど?」
「了解した。だが主?負けるとは思ってないのか?」
「逆に聞くがお前達は仮に俺がゲームをしたとして負けると思うか?」
そう聞くとレティシアは
「主の場合は強さの次元が違う様な気がするがそれほど信用しているのだな。分かった頑張って用意をするとしよう」
レティシアがあきれながらそう言い頷くと白雪とアルゴールも同じく頷く。
「レティ、ルイをいじめるなよ?。可愛いかもしれないけどな」
「当たり前だ。男のコイツには恨みがあるがこの姿のコイツは可愛らしいからな」
レティシアはそう言いながらルイの顔をつつきながら笑っていた。その姿は本人は凄く不本意なのだろうがまるで子を思う母の様にも見えた。
「それじゃあ送るよ」
そう言ってレティシア達をノーネームに送った後に俺も飛鳥達のいる場所に転移した。
~フォレスガロ~
「何んでいるんだ?」
「うん?あぁ十六夜か」
「宗馬さん!?何処にいたのですか!?」
転移した所はフォレスガロの敷地の前だった。十六夜達によると飛鳥と耀ついでにジンは、まだゲーム中なんだそうだ。終るまで待ってると俺が着いてから10分後に黒ウサギの耳がピクリと動いた。
「ゲームが終了しました‼え!?耀さんが負傷してる!?」
それを聞いた俺はまた転移して今度は耀の所に向かった。
「無事か‼」
「宗馬‼耀が‼」
「わかっている‼」
俺を見た飛鳥は俺にしがみつくその様子から酷く混乱しているのが見てとれる。そんな飛鳥を落ち着かせなから恩恵を使い見るだけで全てを理解できるようにすると耀がこのままだと出血多量で死ぬことが分かった。
「ちっ‼すまないが治せるだろうが痛いかも知れないぞ‼耀それでも良いか?」
「それでもいい...痛いことより...見たことない幻獣と友達になれない...事の方が嫌...」
「分かった」
耀の許可をとったのでとりあえず傷を再生させて体の血の量をいつもの量に戻した。
「多分これで大丈夫だと思うけど...痛くなかったか?」
「大丈夫...痛くなかったよ?」
「良かった...一応、健康診断を受けてくれ」
「耀さ~ん‼、飛鳥さ~ん‼」
治療が終わったのと同時に黒ウサギが此方に向かって走って来た。
「黒ウサギこっちだ‼」
「あれ?怪我をしてない?」
耀の様子を見て黒ウサギは困惑していた。
「俺が治しただけだ。すぐに何かの恩恵で健康診断をしてくれないか?」
「わかりました‼。すぐにノーネームに戻れば治療用の恩恵がありますのですぐにでも‼」
えっ、ノーネームで?。それはヤバイな仕方ない。
『おい‼白夜叉‼』
『なんじゃ?どこから聞こえるのじゃ?』
『ただのテレパシーだ‼そんな事よりとりあえず店に治療用の恩恵を用意しろ‼黒ウサギで少しなら遊んでも良いから‼』
『分かった用意しよう‼』
『今からすぐに転移する』
「黒ウサギ白夜叉の店に行くぞ、アイツが用意してくれた」
「えっ?何で白夜叉様が?」
「良いから行くぞ。十六夜と飛鳥もついでにジンも」
困惑する黒ウサギと何処かに隠れていたジン、いつの間にかついていた十六夜、そしてある程度落ち着いた飛鳥を連れて白夜叉の店に転移した。
「白夜叉、ほれ」
「よし‼」
そして店に着くなり俺は黒ウサギを生け贄に捧げた。そして急に捧げられた黒ウサギは抵抗することもできず白夜叉に捕まり部屋の中に連れていかれ無情にも襖は閉じられた。そして、
「なぁ何で白夜叉の店なんだ?」
黒ウサギが連れていかれたすぐ後、十六夜が耳打ちをしてきた。
「近いからだが?」
「嘘だな」
コイツは勘が鋭いな...。どうごまかすか...
「まぁ、いい。俺を楽しませてくれるんだろ?。だが口封じとして後でやってほしい事がある」
「分かった後でな。そして楽しみにしてろよ?」
俺がそう返すと十六夜はヤハハと笑いながら離れていった。その後は、皆で黒ウサギを暫くいじったりしていて時間を潰した。やった事?着せ貸せ人形だなメイド服に、チャイナ服、ロリにして白のゴスロリを着せてみたんだよな。可愛かったよ?。白夜叉が襲いかかりかけてぶん殴ったけど...。まぁそんな事をしながら白夜叉の店で夜まで過ごした。
「さて、そろそろ帰るか」
「もう帰るのか?」
「白夜叉...そりゃこんな時間だし帰るよ...」
俺が指差すと白夜叉は、確かにそうじゃのと言いながら笑う。それから俺は白夜叉に別れの挨拶をしてから飛鳥達とノーネームに向かった。
そして着いた時、俺以外のメンバーは驚いていた。何故なら....
「「「「お帰りなさい‼」」」(お帰りなさいませ)」
ノーネームの門の前でメイド服を着たレティシア、白雪、アルゴール、そしてルイが並び出迎えたからだ。
「レティシア様‼どうして此処に‼白夜叉様からペルセウスに所有物にされたとお聞きしていましたのに‼」
「あぁ、確かにペルセウスの所有物になっていたのだかな宗馬、いや主に助けてもらったんだ。ちなみに主のゲーム相手だったペルセウスリーダールイオスはサブリーダーにコミュニティーを託すと手紙に書いてから行方不明だ」
おいレティシア、いつの間にそんな作り話を作ったんだ?。そしてルイ...そのしてやったりとでも言いたげな顔はなんだ。さては、ルイが主犯でレティシアが悪ノリしてるな。まぁレティシアは許すがルイの顔が少しムカつくからお仕置きしておこう。
「おい、宗馬コイツらはと言うか白雪以外は誰なんだ?まさかと思うが新しい同士か?」
「そういえば紹介がまだだったな。白雪はみんな分かってるだろうが白雪から順に自己紹介をしてくれ」
「わかりました。改めて自己紹介をさせていただきます。白雪です。よろしくお願いいたします」
「アルゴール...よろしくお願いします...」
「ルイです‼。よろしく‼」
「最後になったが私はレティシアだ。よろしく頼む」
う~んルイ以外は概ね合格かな?。ルイはさっきの罰も兼ねてとびきりきつい戦闘訓練でもさせようかな?。
「さて、説明だけど、メイドの統括と教育は俺がやる。そしてメイドに対する命令権は誰も持たせない。何かやってもらう時はお願いをする、ただしやるとしたら十六夜だけだろうが、メイドにセクハラをした場合はそいつが気絶する程度の電撃を俺が流す。分かった?」
俺がそう説明すると十六夜は少しだけひきつった笑顔を浮かべて頷いた。他のメンバーは、飛鳥は金髪のメイド‼って喜んで、耀はお腹すいた...と話を聞かずに呟き、黒ウサギとジンはレティシア様がメイドなんて...とショックを受けていた。
「それと、レティ頼んでおいたやつは?」
「あぁ、終わっているよ。此方だ」
そうして俺達は祝勝会会場に向かった。
「うん、合格だな」
会場に着くと皿に料理が積まれておりバイキング形式の食事が用意されていた。用意されているのは定番の唐揚げ、筑前煮、ラザニア、どこで作り方を知ったのか分からないナポリタンなど様々な料理が並んでいた。ただ、
「デザートが無いな...作るか」
デザートが無かったので十六夜達に先に祝勝会を始めている様に行って俺は台所に向かった。
台所に着くと机にはメロン等の果物、炭酸水、レモン、砂糖、ラム酒があった。それなら
「フルーツポンチかな?黒ウサギにはラム酒を少しだけ入れたのを作ろう」
そう決めフルーツポンチを作るために果物を一口大に切っていると十六夜来た。
「どうした?十六夜?先に食べていて良かったのに」
「いや、白夜叉の店で言った口封じの時の約束の内容を伝えようと思ってな。お前が居ない間になフォレスガロに名前と旗を奪われた連中が来てな。旗と名前を取り返してやるって言ったんだ」
「それがどうしたんだ?。どうせ十六夜の事だから何か条件があるんだろ?」
そう聞くと十六夜がニヤリと笑った。
「まぁな、ノーネームが強くなるにはまず名前を売らないとならねえ。だがあいにく俺らはノーネームだ。何か回りと差別化を図らないとならねぇ、俺はその答えを魔王に見いだしたんだ」
「魔王に?」
そう返しながらも手はフルーツポンチを作るために動かし続ける。
「あぁ、魔王は箱庭の連中にとっては恐怖の対象だ。そんな厄介事を請け負うつうだけでかなりの宣伝効果が期待できる」
「でっ?俺に何をしろと?」
「旗と名前を返すのを忘れていたから単に返しておいてほしいんだ。恩恵を使えば余裕だろ?」
「分かった、やっておくよ。十六夜いい加減食べに行かないと耀達に食事をすべて食べられるぞ」
そう言うと十六夜はそれはヤバイなと言いながら祝勝会に戻っていった。
「主...」
「レティか...自己紹介の時に思ったが誰も俺が魔王だなんて言わなかったな。お前の手回しか?」
俺の後ろにはいつの間にかレティシアがいた。
「あぁ、言うとしても主が自分で言うと思ってな...その..主は辛くないのか?。私を助けるために魔王になって..自分を削るような生き方をして...」
「さぁな、昔からよく分からないんだ。あれしてあげなきゃこれしなきゃとかついつい色々やってしまう。俺は誰かに存在理由を求めてるのかもな...自分自身が自分の存在理由が分からないから...」
俺の言ってることには嘘は無い。昔から困ってたりする人を見るとほっとけなくて世話を焼く。だがお前は何がやりたいかなんて人に聞かれても答えを返せたことは一度もなかった。
「主...、辛いなら泣いてもいいんだぞ?」
「泣かねぇよ」
そんなことを言いながら振り向くとレティシアは、涙ぐんでいた。
「主...私じゃダメなのか?私じゃ主の支えになれないのか?」
「いきなり何を言ってんだ?」
俺がそう聞くと涙ぐみながらもレティシアは続ける。
「私が此処にいられるのは主のお陰だ。私は主が好きなんだ。圧倒的な強さに他人を思う心、出会って余り時間は経っていないが私は、主に惚れたんだ...」
レティシアはここまで言うととうとう泣き出してしまった。
「だからな...グス...そんな悲しいことを..グス.言わないでくれ...グス」
俺は、何故かレティシアを抱き締めてしまった。抱き締められたレティシアも驚きで涙も止まってた。
「主?...どうしたんだ?」
「さぁな、体が勝手に動いた」
「そうか、なら私も...」
そう言うとレティシアは、俺の唇にキスをしてきた。
「勝手に動いたんだ。私の顔がな...」
「よく言うよ...。全く...」
そう皮肉るとレティシアは、つい見とれてしまうほどの笑顔を俺に見せた。
「レティシア...」
「なんだ?」
「俺と付き合ってくれないか?」
「よろしくお願いします///」
俺の告白にレティシアは真っ赤になりながらそう答えた。
「ありがとう。フルーツポンチも出来たしそろそろ会場に戻ろうかレティ?、二人で何時までも抜け出してたらからかわれそうだからな」
「そうだな///」
そう言いながら、まだ顔が赤いレティシアと恩恵で冷えてることにしたフルーツポンチを持ち十六夜に頼まれたのも終わらせてから会場に戻った。すると戻るのと同時に夜空から星が一つ二つと落ちていった。
「ペルセウスの新リーダーは、空から旗を下ろすことにしたようだな」
「つまり星の並びが旗の絵柄になっているわけか...」
流石は箱庭。娯楽には余念がないってことか。
「なぁ、主」
「どうした?」
「私達ノーネームも何時か旗を空に飾れるかな?」
愚問だな。
「飾れるかなとかじゃ無い。飾るんだレティ‼」
俺はこの時決意した。大切な仲間とレティシアを守る事を