サイド飛鳥-
宗馬がいなくなった。
屋敷のメイド達を総動員しても、見つけることが出来なかった。
私の、目の前でいなくなってしまった。
私の、力が効かない初めての人が。
宗馬を探して屋敷を回ってみたが、何処にもいなかった。
探し疲れて、部屋に戻ると机の上に手紙があった。
手にとって見ると宗馬に手渡した手紙と同じものだった。会えるかもしれない。
私は、藁にもすがる思いで手紙を開けた。
その手紙にはこう書いていた。
【才能ある子供らに告げる。家族、財産、友人、全てを捨てて箱庭にこられたり】
「いいわよ。宗馬とまた会うためなら全てを捨ててあげるわよ」
そう、言い切るなり手紙が輝いて私は、この世界から消えた。
-サイドアウト-
「何で、話を聞いてもらうために三十分もかかるんですか。しかも、呼んだはずの、もう一人はまだ来ませんし。色々ありすぎて黒ウサギ泣いてしまいますよ...」
「楽しかったな♪。耀、十六夜」
「楽しかった」
「ヤハハ、面白がったぜ」
俺が二人にも感想を聞くと二人とも満面の笑みで答える。ほんとあんな風な不思議耳ってさわってみたくなるよな。
「大体、何で黒ウサギの素敵耳を、引っ張ったりするんですか!」
「「「好奇心のなせる技」」」
「そうですか,,,」
俺達三人が声を会わせて答えると黒ウサギが落ち込み耳がぺたりと折れ曲がった。落ち込んだりした時に耳が動いたりするのかと黒ウサギの耳の面白いと思っていると、黒ウサギの耳またピンと伸びた。
「まだ来てなかった、もう一人も来たようですよ!」
もう一人か、面倒くさい性格じゃなきゃいいけど。そんなことを考えていると空から声が聞こえてくる。
「宗馬ーー」
この声は飛鳥か‼。
「飛鳥!」
俺は飛鳥の名前を呼びながら優しく受け止める
「宗馬!」
飛鳥は、俺の顔を見ると嬉しそうに微笑んだ。そんな満足げな飛鳥を下ろし俺は十六夜達に
「十六夜達、紹介するよ。久遠飛鳥俺の幼なじみで、主だ」
と飛鳥を紹介した。
「よろしく。お嬢様」と十六夜
「よろしく」と耀
そして黒ウサギが、
「よろし「飛鳥こっちが、十六夜と耀と黒ウサギだ」挨拶ぐらいさせてくださいよ!」
飛鳥に挨拶をしようとしたのをぶち切って俺は飛鳥に黒ウサギ達を紹介した。
「よろしくお願いするわ」
「無視ですか?。無視なのですか!」
「で、何で私達はここに呼ばれたのかしら?」
「そういえば、まだ説明が無かったな」
そうして黒ウサギが挨拶をさせてもらえず怒こっているのを無視して話していると、
「もういいですよ...」
黒ウサギは俺達に諦めてこの場所の説明始めた。
「ようこそ、神仏や猛者がいる箱庭へ。まず皆さんには、コミュニティに所属していただきます。「所属したくねー」していただきます!。この箱庭では、コミュニティに所属しないと、ギフトゲームに参加出来ないのですよ」
キフトゲーム?なんだそれと俺が考えていると都合よく耀が、
「ギフトゲーム?」
黒ウサギに聞いてくれた。
「ギフトゲームはお互いに勝利条件や禁止事項などを、決めてゲームをし、勝利条件をクリアしたら報酬がてに入れられます」
「報酬?。例えばどんなものかしら?」
今度は飛鳥が聞く。
「yes、貰えるのは物から能力色々です。例えばお店から提示されたゲームをクリアしますと無料で店の商品を手に入れることが出来ます」
と言うことはキブトゲームってこの世界の...
「つまり、キブトゲームはこの世界の法のようなものなのか」
十六夜も俺が思っている事と同じ事を思い付いたらしく黒ウサギに確認を取る。
「yes、違うところは、平等ではなく勝ったものが全てを手に入れることが出来るところです」
要するに弱肉強食なのかと俺が考えていると十六夜は獰猛な目付きをしながら黒ウサギに、
「そんなことはどうでもいい。ひとつ聞かせろ。この世界は、楽しいか?」
そう聞いた。聞かれた黒ウサギは飛びっきりの笑顔で
「yes‼、とても楽しいですよ‼」
そう答えた。
飛鳥は、最初は出す予定では無かったのですが、いた方が、テンポがよくなりそうだったので登場させました。
ちなみに、飛鳥が来るのが遅れた理由は
廊下で宗馬が消える。→メイドと自分の部屋以外を探すちなみに、この頃飛鳥の手紙が部屋の机の上に届く→30分かけて探すが見つからず、部屋に戻る→手紙を見つけて開けるです。都合が良すぎてますがそうゆうことにしてください