《火星の地球人》だった男のインフィニット・ストラトス   作:匿田 名作

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さぁ、二作品目です。

・・・一作品目もまともじゃないのに、こんなの投下して大丈夫なのだろうか(;;)
まぁ、何はともあれどうぞ!


     序章   ただ誰もが―――
mvt.0 すべての始まり


僕、スレイン・トロイヤードは生涯で一番の失態をした。

 

この手に握った銃は何のために握った?

―――アセイラム姫殿下をお守りするためだ。

 

銃は撃てなかったのか?

―――怖かったんだ・・・。

 

じゃあこの前にある赤い水たまりはなんだ?

 

 

 

―――僕の血だ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

数分前・・・

 

僕は長年の宿敵であった地球の軍の人間を火星のカタフラクトで、目の前にいるザーツバルム卿を拳銃で瀕死まで追いやった。

 

 

 

わからない、

ザーツバルム卿がアセイラム姫殿下を殺したことが・・・

 

理解はできる、でも納得がいかない。

アセイラム姫殿下を殺した男をこの手で殺すことが

本当に最善なのか?

 

 

 

ザッ、ザザッ・・・

 

 

 

 

一人で自問自答していると、

今にも死にそうな地球の男であり宿敵が姫殿下に近づこうとしていた・・・

―――どうやら思考の海に浸る余裕もなさそうだ。

 

 

 

 

―――アセイラム姫殿下は誰にも渡さない・・・ッ!

 

 

 

 

「よせ・・・・

 そこまでだ・・・・・・・・姫に触るな・・・・―――

 

 

―――オレンジ色・・・・」

 

 

僕は彼に銃口を向ける。

オレンジ色というのは、彼の乗る機体のカラーリングから僕が勝手につけたあだ名だ。

今思えばこの男とは切ろうとも切れない因縁があった。

 

・・・だが、それも今日で決着をつける。

 

 

「コウモリ・・・」

 

 

男は、僕に勝手につけたあだ名をかすれた声で言った。

次の瞬間、

 

 

 

 

 

ダァンッッ!!

 

 

 

 

 

 

「かはっ・・・!?」

 

 

 

 

銃声音とともに目の前の景色が赤一色に塗られた。

 

「残念だったな・・・コウモ・・リ・・・・」

 

 

 

最後に聞こえたのは、男の引き絞ったような声だった。

 

 

僕は姫を守れなかった。

 

 

 

 

 

最後まで、最期の一瞬まで愚かだった僕。

これじゃあアセイラム姫殿下に顔向けできない・・・。

あぁ、僕は天国で姫様と会えるのだろうか?

 

いや、もし仮に天国があったとしても

人を何人も殺してきた僕が行けるはずがない。

あの場所は、アセイラム姫殿下のような心の澄んだ人の行く場所だ。

 

 

 

―――そんな思考をしているのも相当参っているからなのか・・・?

ここであきらめて、このまま死んでしまうのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当にそれでいいのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ALDNOAH・DRIVE code《THARSIS》  ・・・boot

open file    ・・・《Infinite Stratos》

Core System    ・・・boot

 

 

《Link Start》

 

 

 

 

死の瀬戸際で、ふとそんな機械音が聞こえる。

僕にはわけのわからないノイズにしか聞こえない、

でも、

これが僕の、スレイン・トロイヤードの

 

新たな人生の幕開けのアナウンスだった。

 

 

 




短い!

これに尽きる。

次回から若干長くなると思います。(←希望的観測)


若干(?)文章に訂正を入れました
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