《火星の地球人》だった男のインフィニット・ストラトス   作:匿田 名作

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ついに第三章 『ターニングポイント』に突入しました!
原作で言う第三巻です!

まぁ、ではどうぞ!


     第三章  『ターニングポイント』
mvt.1 沸き立つ乙女


「青い空・・・」

 

「白い雲・・・」

 

「そして・・・」

 

「「「「臨海学校だぁあああああ!!!!」」」」

 

 

こちらスレイン・トロイヤード。

現在一組の圧倒的熱気に飲み込まれそうです。

ちなみに僕は今教室のドアの前にいる。

 

「臨海学校といえば~?」

 

「「海だぁああ!!」」

 

「海といえば~?」

 

「「「海水浴だぁああ!!!」」」

 

「海水浴といえば~?」

 

「「「「水着だぁああああ!!!!」」」」

 

「あの織斑君を振り向かせるために!」

 

「スレイン君の微笑みを我が物にするために!」

 

「デュノア君を落とすために!」

 

「界塚君に惚れてもらうために!」

 

「「「「「「「一組女子勢、今年の夏は本気だします!!!」」」」」」」

 

 

 

 

こ れ は ひ ど い。

 

 

なんだあれ!?あれが女子の本領だというのか!?

この光景は夢じゃないのか!!?

 

「おぉ、どうした?スレイン?」

 

おっ、織斑だ。

『どうした?』もなにも、この状況を見て信じられないと思わないのか?

あ、ちょっとだけ違和感を感じてるみたいではあるな。

 

「なんか騒がしいけど、どうかしたのか?」

 

「い、いや、何でもない」

 

ここはいつも通りに織斑に犠牲になってもらおう。

泣き言、戯言は後で聞いてやろう。

織斑一夏、投下開始っ!!

 

「うわっ!ちょ、おいおま――――」

 

 

 

シーーーーーン

 

 

 

織斑を一組の教室に放り込んだらとたんに教室が静かになった。

これは想像以上に面白い光景だ。

 

「―――え?俺なんかやばいことしたか?」

 

案の定、織斑はあたふたしだした。

なんか最近織斑をいじってばっかりの気もするが、まぁいいだろう。

昔はこんなことはできなかったし、一種のあこがれでもあったから。

・・・というのは建前で。

純粋に織斑いじりは楽しいことに気が付いてしまったっていうのが七割くらいの理由だったりする。

 

「べ、べつに、織斑君は何もしてないよ?」

 

「そうそう、な、何もしてないから、安心して?ね?」

 

「お、おう・・・」

 

その後、織斑が一人教室で十分ほど何とも言えない空気にさらされたのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇねぇ、スレインはもう水着は買ったの?」

 

午前の授業が終わり、今は昼休みだ。

いつものように清香が僕と一緒に食事をとるわけだが・・・

水着か・・・

 

「そういう清香は?」

 

「私はこれからだよ。っていうか質問を質問で返さないの!」

 

「ご、ごめん・・・

 で、水着だけど実はまだ僕も買ってないんだ」

 

最悪泳がなくてもいいだろくらい思ってる。

砂浜でなんか作ろうかなー。とかそんなことを考えてた。

 

「え!?ほんと!?

 それじゃあ臨海学校の前の日曜日に水着買いに行こうよ!」

 

「う、うん。別にかまわないけど・・・

 

 また女装するのか・・・?」

 

う・・・自分から黒歴史を掘り下げてしまった。

ナンパとかは本当にごめんだ。

 

「い、いや今度はいいよ。

 前みたいなことがあってもいやだし・・・」

 

「あれはほんとにひどかった」

 

あそこで織斑に助けられてよかったとは思うが、女装ばれしてしまったのはかなりの痛手だ。

 

「まぁ、今度は普通に行こうか。

 ついでに炭酸飲料も買っておきたいし・・・」

 

「うん!」

 

 

あれ?もしかしてこれデート?

 

 

 

 

 

 

 

 

「えーと、水着売り場はここか」

 

数日後の日曜日。

僕は清香とデート(?)をすることになった。

ちなみに場所は前回と同じ。

 

「ねぇ、スレイン。これなんかどぉ?」

 

「僕に訊かれても・・・」

 

清香は完全にスイッチが入ってるようで、もはや止まる気配を見せない。

はぁ・・・

 

「ん?どうしたのスレイン?なんかげんきないねぇ?」

 

「気のせいだよ・・・」

 

「?」

 

しばらくは落ち着きそうにないな・・・

にしてもなんでそんなに水着にこだわるんだろう?

ただの水につかるためだけの服装だというのに、いちいちこだわる必要があるのか?

 

「う~ん、んじゃあこれ。どうかな?」

 

清香が出してきたのはレースをふんだんにあしらった薄ピンクの水着だった。

へぇ、水着にはこんなものが・・・

なんというか、清香らしいかわいらしい水着だな。

 

「う、うん。それでいいんじゃないかな?」

 

「ほんと!?それじゃあこれにする!

 あ、ちょっと試着に行ってサイズ合わせしたらこれ買ってくるよ」

 

「わかった」

 

まぁ、清香がいいならそれでもいいけど。

っと、会計済ませてる間に僕もすぐに買っちゃわないと。

 

 

 

 

う~ん・・・

迷うも何も僕は水着とかに興味はないし・・・

僕からしてみればこれ全部同じものにみえるんだけども、まぁとりあえずこれにしようかな。

黒が主体で、白いラインが入った水着。

なんだか体にフィットして動きやすそうだ。

 

「そこのあなた」

 

「ん?」

 

あたりを見渡しても僕とその呼びかける女の人しかいない。

僕に何か用でもあるのか?

 

「あなたに言ってるのよ。

 そこの水着、片付けておいて」

 

「は?

 自分でやってくださいよ。そんな、僕全然関係ないですし」

 

女尊男卑もここまで来るとひどいと実感した。

前回清香が僕に女装をさせたのもうなずける。

 

 

「ふぅん、そういうこと言うの。自分の立場がわかってないm―――「わかってないのはあなたの方です」は?」

 

確かにこれはかなりめんどくさい手合いだな。

だが僕はバッサリ切らせてもらう。

 

「あなた、ご自分のIS適正は高いんですか?」

 

「は?いきなり何を言ってるの?

 そんなこと以前に男が女にはむかっている時点でまちg―――「ちなみに僕の適正は―――

 

 

 S+ですが」

 

 

―――!?」

 

そりゃあ驚くか。

僕がISを動かせる人だということ。

そのうえIS適正があの織斑先生よりも高いこと。

 

「そういえば、あなた前テレビで・・・」

 

「おかしいですね、女性の方はISが動かせるから偉いのに。

 これだったらあなたより優れている僕のほうが立場は上じゃないですか?」

 

「あなた、どれだけ私を愚弄すれば―――」

 

この女、まだわからんか・・・

なら、ちょっと規則を破るけど――――

 

 

「来い、タルシス」

 

 

僕は右腕だけタルシスの部分展開をする。

幸い周りに人はいない。

 

「!!?!」

 

目の前の女はもうパニック寸前だった。

 

「これでもう理解したでしょう?

 

 ―――ならもう僕に関わるな」

 

「ひぃい!!?」

 

僕がタルシスをしまうと、目の前の女は腰を抜かしてその場から動けなくなってしまった。

 

「あ、そうだ。

 非常に不本意ですけど、店員今あなたしかいないみたいなので会計よろしくお願いします」

 

「は、はぃい・・・」

 

こういうところはきっちりしておかないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぅ・・・すごく疲れた。

 

「もうっ!スレインやりすぎだよ!?

 あの店員さん、私が連れって知ったらものすごい謝ってきたもん!」

 

デスヨネー

まさか清香に知られてしまうとは、まぁ清香自身に被害がなくてよかったよ。

 

「次からは気を付けてよね?」

 

「う、うん」

 

とりあえずいろいろあったけど買い物は済ませられてよかった。

 

あ、まだ一つだけ済ませてないものがあった。

 

 

 

「清香、ちょっとスーパーに寄りたいんだけど・・・大丈夫?」

 

「別にいいけど?」

 

 

僕の生活を潤してくれる大事な大事なものを買い忘れてた。

これがないとかなり困る。

しかもこれまたIS学園で手に入らないものだからもっと困る。

自動で定期的に輸送してもらえると助かるけど、この世界のシステムはいまいちよくわからない。

やっぱり自分の足で買に行くのが一番だ。

 

 

 

 

 

「おぉ!あった!!」

 

そう、僕が求めていたのは・・・

 

「C.C.レモン・・・?」

 

そう、今現在オランジーナに徐々に淘汰されつつあるこの飲み物こそが僕の求めていたもの!

かの有名なIS学園からもその存在は消えてしまった。

ただし!外部のコンビニ(一部)やスーパーなどでは取り扱っているため、定期的に買うようにしているのだ!

 

「とりあえず一か月分あればいいか」

 

僕はC.C.レモンの2リットルを15本買い物かごに入れる。

 

「えぇえ!?そんなに買うの!?

 ・・・あぁ、だからスレインのベットの横にあんなでっかな冷蔵庫があったんだ・・・」

 

「あ、しばらくは臨海学校だし、500ミリリットルもいくつか買っておかないと」

 

「・・・もう、スレインは・・・」

 

うん、これだけは絶対に譲れない。

 

 

 

 

 

 

 

夜、寮の自室

 

「・・・・・・疲れた」

 

「そりゃあ、あれだけ重いものもって歩けばつかれるって・・・」

 

結局2リットルのボトルを15本、500ミリリットルのボトルを10本買って、全部僕がもってかえることになったのだ。

 

「それじゃあ、さっそく飲むとするか・・・」

 

500ミリリットルのボトルに手をかける。

いつも通りに爽快な音を立ててキャップが開く。

 

「あ、私にもちょうd「ダメだ」―――スレインのケチ」

 

この至福の時間だけは清香にも邪魔されたくない。

とりあえず一口あおる。

うん、今日も変わらずいい味だ!

 

「うぅう・・・」

 

隣で清香がものほしそうな目でこっちを見ている。

・・・そんなに飲みたいなら自分で買っておけばいいものを・・・

 

・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

はぁ・・・

 

「はい、これ。

 僕の飲みかけだけど、半分くらい飲んだs「いいの!!?」お、おう」

 

そんなにうれしいか。

まぁC.C.レモンは激ウマだけど。

 

「・・・でもこれって間接キス・・・」

 

「ん?何か言ったか?」

 

「(えぇい!もういいや!いっちゃえ!!)なんでもない!!」

 

清香はそういうとC.C.レモンを一気に飲む。

 

「あ、今思ったけどそれ間接キス―――「ゲェホッ!ゴホッ!!」――ちょ、清香!?」

 

 

 

その日は大変な一日でした。




ふぅ、スレインがとうとう大変なキャラ崩壊を起こす要因を増やしてしまいましたね。
C.C.レモンて。

正直作者も考えに考えたわけですが、どうしてもネタをここでぶち込んでおきたいと思ったのでとりあえず投下。

案の上、小説が飛んでもない方向にぶっ飛んでしまいましたが・・・。



えぇっと、次から臨海学校ですね!(←露骨な話題そらし)
しっかり文章で表現できるように努力していきますのでよろしくお願いします!



誤字、変なところ、思うところがありましたら感想まで!
ではでは!
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