《火星の地球人》だった男のインフィニット・ストラトス 作:匿田 名作
どうしてもなれません・・・
しかも今回連戦だし・・・・・・(;;)
まぁ、とりあえずどうぞ!!
僕、スレイン・トロイヤードは男子更衣室にいる。
試合を観戦しようとしたら、なんでも公平性を重きを置いて選手同士の観戦ができないようにしているのだ。
(僕は、アセイラム姫の名誉を守ることができたでしょうか・・・)
俺は次の試合の準備をするために、ピットまで出ている。
すでに白式は展開状態でフォーマット、フィッティング、ともに済ませてある。
スレインの機体とはまた違った印象の『白』
タルシスが浮世離れした幻想的な『白』なら、こちらはどこか懐かしさや暖かさを感じさせてくれる『白』だった。
「これが、白式・・・
・・・・・・よしっ!行くぞ!白式ッ!!」
「あら、ちゃんときましたのね」
「あたりまえだろ?」
スレインとオルコットさんの勝負はスレインの圧勝と聞いている。
が、オルコットさんが相当の実力者というのは言うまでもないだろう。
「行くぞっ!」
「踊りなさい!ブルーティアーズの奏でるワルツで!!」
オルコットさんは序盤から四機のビットを射出し、全方位射撃を展開した。
俺にはそれをよけるすべはなく、攻撃をもろに食らう。
「ッ・・・!」
SEが三分の一程度削られてしまったが、まだここからだ。
一気に後方に加速し、残りのレーザーは回避する。
だが、容赦しないかのようにビットはレーザーを撃ってくる。
・・・これじゃあキリがない!
全方位からの射撃なんて・・・
ん・・・?
『全方位』・・・?
(そうか!その方法ならッ!)
俺は全速力でセシリアの周りを衛星のように回る。
当然俺を追うように射撃をしてくる。
そこで一気にアリーナ端まで行き、そこでアリーナを周回し続ける。
ビットはなおも俺を狙い続ける。
が、
「お前の射撃、全部見切る!」
どんなに密度の濃い射撃をしようとしてもたかがビット四機だ。限界はある。
その射撃の穴を持ち前の反射神経でかいくぐる。
(そこだッ!!)
一瞬、ほんの一瞬だけビットの射撃の斑が大きくなった。
俺はイグニッション・ブーストと呼ばれる加速方法でセシリアに一気に近づく。
すれ違いにまずは一本ッ!
「なッ!?いきなりなんですの!!?」
アリーナ端までたどり着き壁に着地。
地面んを踏みしめ、もう一度イグニッションブースト。
そこで俺の雪片弐型のビームブレードを展開する。
このブレードの特性、昔千冬姉が使ってた『あの』雪片と同じ・・・
『自分のSEを消費する代わりに、敵に超大ダメージを与える』
この戦い方は千冬姉のビデオを何度も見たから簡単だッ!
もう一度オルコットさんに近づき、すれ違いざまに―――――
『勝者 織斑一夏』
ぶった切った。
私、セシリア・オルコットは物思いにふけっていました。
今日の試合・・・
あんな圧倒されたことなんて一度もなかったのに・・・
「スレイン・・・・トロイヤード・・・」
あの人は異常なまでの信念を私にぶつけてきた。
その信念が形となって私に襲い掛かっていたような・・・
あの人は一体何者なのでしょうか・・・?
それに・・・
「織斑・・・一夏・・・」
あの強い意志の宿った瞳。今までに見てこなかった男性。
彼の名前を口にするだけで鼓動が収まらない。
熱くて甘く、切なくうれしい。そんな複雑な気持ちが私の中に埋めいていた。
「織斑、一夏・・・・・・・・・」
なんだろう、この気持ちは・・・?
僕は次の試合に向けて準備を整えていた。
相手は織斑。オルコットを倒したと聞いている。
当然油断なんてしない、全力で倒しに行くまでだ。
「行くぞッ!タルシスッ!!」
アリーナに出ると、噂のせいか満員になっていた。
少なくとも一組の生徒だけでは決してない。
「いつの間にか大ごとになってたなぁ、スレイン」
そうのんきに呼びかけてくるのは次の対戦相手である織斑一夏。
・・・こいつとは仲良くやれそうだ。
「そうだな、織斑。
あまり観衆を待たせるのもあれだ、手短に済ませよう。
・・・行くぞッ!!」
「おうよッ!!」
そうして戦いの火ぶたは切って落とされた。
まず最初に飛び出てきたのは織斑のほうだった。
正直、近接武器しかない織斑相手に未来予知なんてあまり使えないだろうなんて僕も高をくくっていた。
だが織斑の戦闘は実に特殊だった。
その場の思いつき、予想外の戦闘方法。僕は心の中ではかなり驚いていた。
ついさっきも、切りかかるかと思えば上半身のブースターを使ったかかと落としを食らっていた。
(おもしろい・・・ッ!!)
「まだまだ、俺はこんなもんじゃないぜ!」
僕は『未来予知』を使用して、敵の動きを予測する。
右?左か?・・・ッ・・・上かッ!!
判断の迷いはあったが、正確に織斑を射撃する。
織斑も負けじと雪片で銃弾を切り結ぶ。
(銃弾を切った・・・ッ!?)
近接武器でこんな芸当をするのはブラド卿の使うアルギュレぐらいしか見たことがない。
だが僕も負けてはいられない。
一度後ろに下がり、体勢を立て直す。
SEはこちらが三分の一、相手が二分の一とこちらが不利。
立ち回り方ではこちらが負ける・・・。
でも、僕は・・・。
「織斑ッ!僕はお前に勝つッ!!」
僕は織斑の使っていたイグニッション・ブーストを見様見真似で応用させた
『ダブルイグニッション・ブースト』を使い、急接近する。
それと同時に織斑に全力のこぶしを叩きこむ。
さらに腕に着いたガトリングで追い打ちをかける。
そして『ダブルイグニッション・ブースト』でさらに加速。
・・・威力は計り知れないものだろう。
「はぁあああああああああああッ!!!!」
加速と襲撃に任せた一撃が浴びせられる。
最後に、僕は上体だけを思いっきりひねり織斑を地に伏せる。
「うわぁあああああーーーー!!?」
地面には巨大なクレータが出来上がっていた。
SE残量を見る。
ちょうど0になっていたところだった。
『ただいまの勝負は 引き分け』
結局勝負はつかなかった。
・・・・・・
ふぅ。
一体どう収拾を付けたらいいのだろう(;;)
面倒な展開にしてしまったぁあああ!!!
・・・と、とりあえず。変なところ、誤字、思うところなどがございましたら
感想までよろしくお願いします!
では!