《火星の地球人》だった男のインフィニット・ストラトス   作:匿田 名作

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いままでもそうなんですけど、書いてくうちにどんどん作者の予想の範疇外のストーリーになってきます・・・(;;)

こんかいも大変なことになってはおりますがよろしくお願いします!

ではどうぞ!


mvt.5 正直な気持ち

ピットに戻ったころにはもうすでに夕方になっていた。

そろそろ夕飯の時間だけあって、おなかも減っている。

 

『ただいまの勝負は 引き分け』

 

――――織斑は相当に強かった。

何か武術でもたしなんでいるのだろうか?

・・・まぁそんなことはどうでもいい。早くご飯を食べないと。

 

 

 

 

そんなわけでとりあえず自室に戻る。

疲れた体を癒すのもかねてシャワーを浴びて、とっとと支度をして食堂に行く。

と、すると途中で、

 

「あ、スレイン君!これから食堂?」

 

相川さんに会った。

まだ食事をとってないみたいで相川さんも食堂に行くらしい。

 

「よかったら相川さんも一緒にどうですか?一人より二人のほうがご飯もおいしいですよ?」

 

「いいの!?やったぁあ!」

 

なんでそんなに喜ぶのかはわからないけども、とりあえず二人で食堂に行くことにした。

 

 

 

 

一通り注文を済ませて席に着いて食事をとる。

 

「「いただきます」」

 

何気ない平穏な時間が僕はとても心地よく感じた。

この幸せな時間がいつまでも続いていれば僕は・・・。

 

「そういえば、スレイン君ってなんでそんなに強いの?」

 

―――――この人になら・・・話していいのかな・・・・・・?

・・・まだ、だめだ。もう少し見極めないと・・・。

 

「えーと・・・、まぁ。昔にいろいろと・・・

 またいつか話すよ」

 

「い、いや言いたくなかったら別にいいんだよ?ほら、参考になったらなぁーって思っただけだから」

 

「そ、そうなんですか・・・あ、相川さんは―――「清香」―――え?」

 

「私のことは清香って呼んでよ。いや、ほらいつまでも名字呼びっていうのも堅苦しいし・・・・・・それにほかの人とも差をつけたいし・・・」

 

「えと、すいません最後のほうがちょっと聞き取れなかったんですけど・・・」

 

「もうっ!しらない!」

 

ぷいっとそっぽを向く清香さん。

・・・僕は何も悪いことは言ってないと思うんだけども・・・。

アセイラム姫の時もそうだったけども、女心というものはいまだによくわからない。

う~ん

 

「そ、そんなに気を悪くしないでください・・・

 ・・・あ、そうだ!今度一緒に買い物に行きませんか?僕はまだ日用品などはあまりそろってないのd「行く!!!」―――!?」

 

「スレイン君!!それっていわゆる・・・で、デートなんだよね!!?」

 

「うぇえ!?あ、は、はい。まぁ、年頃の男女が一緒に出掛けることを地球ではデートと呼ぶとは聞いてますけども・・・」

 

はッ!?しまった!!

地球では~とかいったら確実に変な人と思われるか、何かあると勘ぐられてしまう!

それは避けねば――――

 

「デート、デートかぁ・・・あま~い響きだなぁ・・・」

 

・・・

 

 

 

 

女心はわからない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「では、一年一組代表はスレイン・トロイヤードくんに決定です」

 

はぁ、と内心ため息をつく。

先ほど引き分けだったということで織斑と僕で投票を行った結果がこれだ。

仕方がないといえば仕方がない。

あと織斑こっちみんな。

 

「それと、オルコットが言いたいことがあるそうだ」

 

織斑先生がオルコットさんを指名する。

何を言うのだろう?

 

「『一夏さん』並びに『スレインさん』。この間は無礼極まりない発言、申し訳ございませんでした。今後はこのようなことはしません、ですからどうか許してくれませんか?」

 

「あぁ、もちr「僕は断る」―――スレイン!?」

 

謝罪なんていらない、そんな生易しい平謝りで許されると思うなよ・・・!

 

「無論、僕に対しての無礼な発言は特に何も言わない。

 が、彼女の・・・アセイラム姫への冒涜、許せるはずのものではないッ!」

 

「―――――――誰よりも平和を愛し、そして散ってしまったアセイラム姫に対して今すぐにもう一度謝れッ!!!!」

 

 

ほほが涙を伝る。

 

「―――――ッ!!」

 

僕はみんなの目の前にいることが怖くなってクラスを抜け出してしまった。

 

「あ、ちょっと、スレインくん!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここはどこだ?

わけもわからず走って、よくわからないところまで来た。

 

暗い、あの頃と同じ・・・

 

 

 

 

 

 

(アセイラム姫・・・・・・)

 

 

 

 

 

 

彼女のことが頭によぎるたびに泣き出しそうになってしまう。

何もかも全部投げ出したい気分だった。

 

 

 

 

 

 

(いつになったら、あの笑顔を見せてくれるのですか・・・?)

 

 

 

 

 

 

空虚な、空っぽな心。

もうしばらく埋まることはなかった穴。

僕は何をやっているんだろう・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「スレイン」

 

 

 

 

 

 

 

「!!!?」

 

 

 

 

「なにやってるの?スレイン?」

 

僕の目の前にいたのは清香さんだった。

アセイラム姫とは違って活発で、元気な女の子。

でも、

 

その笑顔はアセイラム姫のように美しかった。

 

 

「っ!!――――――――――――」

 

不意に抱きしめられる。

清香さんの暖かさが僕にじかに伝わってくる。

暖かい

こんな気持ちはいつぶりになるんだろう?

 

「スレイン、みんな向こうで待ってるよ。いこ?」

 

「ッ!―――――――うぅ―――ぅあぁあっ――――あぁああっ!!」

 

もう声にすらなってない声を上げて僕は泣く。

ただただ、感情のままに。思いのままに泣きじゃくった。

清香さんはそれを、しっかりと受け止めてくれた。

 

「もう我慢なんてしなくていいんだよ?スレイン」

 

「―――――ぅん・・・・わかった・・・・・・」

 

 

あぁ、このやさしさにいつまでも包まれていたい・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ、そろそろいこっか」

 

「すみません、恥ずかしいところを見せてしまいましたね・・・」

 

「いいのいいの!私はスレインが正直に私に思いをぶつけてくれてうれしいよ?」

 

「そういってもらえるとうれしいです

 ――――それにしても、なんでいきなり僕を呼び捨てに?」

 

「勘違いだったらあれだけど、スレイン、呼び捨てのほうが呼ばれなれてるんじゃないかなって思ってね」

 

「・・・・・本当に、清香さんには隠し事はできそうもないですね」

 

「ふふっ。そうかな?」

 

大分落ち着いた僕は教室に戻ることした。

気持ちに整理もついて、今ならしっかりとオルコットさんの言葉も受けられそうだ。

 

「おくれてすいません」

 

「あぁ、遅いぞトロイヤード。早く席に着け」

 

「あ、はい。それと――――

 先ほどはすいませんでした、オルコットさん。

 僕も感情に任せていろいろひどいことを言ってしまいましたから・・・」

 

「え?・・・あ、いえ、わたくしのほうこそ、気に障ることを言ってしまいましたから・・・」

 

とりあえず落ち着いて話ができてよかった。

オルコットさんにも悪気はないみたいだし――――――

 

「あーーー・・・二人とも話は終わったか?

 終わったならトロイヤードはとっとと席に着け」

 

「あ、はい。わかりました」

 

今日から本当の意味で学園生活が送れそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある研究室の一角

 

 

「私が開発して投げ出した技術の被害者・・・かぁー・・・

 束さんもあってみたいなー!」

 

「なまえは?

 ―――――――――――スレイン・トロイヤードっていうのかぁ、覚えとこ!」

 

 

 

 

物語は新たな局面を迎える。

 




うわぁ、壮大なフラグを残しちゃいましたよ・・・


またいつも通り、変なところ、誤字、思うところなどなどありましたら感想まで!

ではでは!!
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