《火星の地球人》だった男のインフィニット・ストラトス   作:匿田 名作

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今回はちょっと走り書きです(;;)

まぁ、とりあえずどうぞ!


mvt.6 スレインという男

「スレイン、隣のクラスの転校生の噂はもう聞いた?」

 

「転校生?今の時期に?・・・もっとも初日に転入した僕が言うのもなんだけど」

 

そう、いまはまだ四月。入学じゃなくて転入なのは何か事情でもあるのだろうか?

たしか話によるとIS学園への転入は試験はもちろん、国の推薦がないとできない。

ということは・・・

 

「なんでも、中国の代表候補性なんだってさ」

 

「へぇ・・・」

 

「? なんだか興味なさげだね」

 

「そりゃあ少しは興味はあるけども、別にこのクラスでもないんだから騒ぐことでもないと思うけど・・・」

 

「・・・それより!今度の休みの日に買い物行くって約束、忘れてないよね!?」

 

「忘れてないよ、それよりそろそろクラス対抗戦があるって聞いたけど・・・って怒ってる?」

 

「べっつにー?」

 

スレイン・トロイヤード。15歳。いまだに女心がわかりません。

 

「でも正直余裕だとはおもうよ?だって専用機持ちは一組と四組だけだし―――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「その情報、古いよ」

 

 

 

 

 

清香さんと話してると、いきなり前のドアが開く。

小柄なツインテールの少女がそこにはいた。

 

「二組も専用機持ちがクラス代表になったから。そう簡単に優勝できないわよ」

 

自慢げに腕を組み、片膝を立ててドアにもたれている。

 

「鈴・・・・・?お前、鈴か?」

 

「なんだ?織斑、知り合いか?」

 

「あぁ、中学の頃の幼馴染だ」

 

「それを果たして幼馴染って呼べるのか?中学って・・・」

 

そんなたわいもない会話を始めると、目の前の少女がいきなりキレ出した。

 

「ちょっと一夏!無視しないでよ!!」

 

「いや、別に無視したわけじゃないけど・・・」

 

「・・・まぁいいわ。んで、あんたが一組のクラス代表?」

 

「いんや、クラス代表は今俺の隣にいるスレイン・トロイヤードだ」

 

なぜフルネームで紹介したのかはともかく、紹介されたのでとりあえず挨拶。

 

「紹介に預かったスレイン・トロイヤードです。今度のクラス対抗戦で戦うことになると思うので、どうぞお見知りおきを。あなたは?」

 

「鳳鈴音。気軽に鈴音って呼んでかまわないわよ?」

 

結構フランクな人なんだな・・・

オルコットさんとはずいぶんベクトルの違う人みたいだ。

 

「いえ、そのように呼ぶのは僕も少し気が引けてしまうので・・・

 ――――――――――――鳳さんその・・・うしろ」

 

「え・・・・?」

 

不意に僕に指摘されたため素っ頓狂な声を上げる鳳さん。

後ろにいたのは、

 

 

「もうSHRの時間だ。教室に戻れ」

 

「ち、千冬さん・・・・・・」

 

「織斑先生と呼べ。さっさと戻れ、そして入口を塞ぐな。邪魔だ」

 

「す、すみません・・・」

 

 

 

「―――――ではSHRを始める」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前のせいだ!」

「あなたのせいですわ!」

 

「なんでだよ・・・」

 

篠ノ之さんとオルコットさんは午前中だけで山田先生に注意5回、織斑先生に3回叩かれている。

いきなりの発言に反論しようとする織斑。至極真っ当である。

 

 

「スレイン、一緒に食堂行こう?」

 

「はい、清香さん」

 

僕らはいつも通り二人で食堂まで向かう。

最近は近くで『スレイン様があの女と二人でっ・・・!』とか『私のスレイン様がぁ・・・』なんて聞こえてくるが僕は一向に気にしない。

清香さんは横で少しおどおどしているが・・・・・・

そんなに気にすることだろうか・・・?

 

 

 

食堂に入ると、今朝あった鳳さんがラーメンを持ちながら仁王立ちしていた。

無論関係ないわけではないが、おそらく僕にようじはないと思ったのでいつも通りに注文を済ませ、清香さんと食事をとる。

 

「ねぇ、スレイン?この間も言っていたけど、アセイラム姫って誰?

 なにか大切な人だとは思うんだけど・・・」

 

清香さんが珍しく真剣な顔をして僕に聞く。

しまったと思ってももう遅い。

あの時に確かにアセイラム姫のことを僕は言ってしまったのだ。

それもクラスの中で・・・。

 

 

「・・・・・・とても、とても大切な人です・・・」

 

「――――――そう、なんだ・・・」

 

 

「・・・ごめんなさい、しんみりさせちゃって。は、早くご飯食べちゃいましょう!」

 

「う、うんそうだね」

 

 

またふとアセイラム姫の顔がよぎる。

 

 

 

 

(アセイラム姫・・・・・・)

 

 

 

 

いま生きていたら何をしているのだろう・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夜

 

 

今日も一日ご苦労様、僕。

転校生が来たこと以外はあまり特に変わったことがなかった一日だった。

もっとも、織斑はかなり大変だったみたいだけど・・・

 

そろそろクラス対抗戦もあることだし早めに寝て、疲れをとる習慣をつけないと。

僕は一気に眠りに落ちていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もすもす~ひねもす~?ちーちゃん元気~?」

 

「切るぞ・・・」

 

電話越しの声にうんざりしつつ、私、織斑千冬は束にある言を聞いていた。

あることというのは、スレイン・トロイヤードのことだ。

 

「わぁ~!まってぇ!・・・それより、聞きたいことがあるんじゃないの?」

 

「あぁ、そうだった。スレイン・トロイヤードについて、だが――――「その子の出どころについては大方見当ついてるよ~」――――何?」

 

こいつは、もうそんなところまで調べ終わっていたのか・・・

 

「スレイン・トロイヤード。とある平行世界で火星騎士の一人だった人だよ、そしてそこにいる姫様にちょっと執着してた男の子、ってところかな?」

 

「はぁ・・・つくづくお前には驚かされる・・・

 で、確認で訊くがその姫というのは?」

 

「ヴァ―ス帝国第一皇女、アセイラム・ヴァ―ス・アリューシア」

 

やっぱり・・・か

 

「わざわざすまないな、また何かあったら連絡する。ではな」

 

 

 

 

 

トロイヤード・・・お前は一体何を抱え込んでいる・・・?

 




・・・


(;;)短めでございます、ハイ

まぁいつもどおり誤字、変なところ、思うところがありましたら感想までどうぞ!

ではでは
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