因みに執筆の際には私はbgmとして閃の軌跡ⅡのED I'll Remember Youを使用しています。いい曲ですよね。僕はこの曲が大好きです。
突然だが、俺、リィン・シュヴァルツァーはチョークで黒板に文字を書くときの音が好きだったりする。
カツカツ。カツカツ。と心地よいリズムで奏でられているならなおのことよし。この音が好きになったのは日曜学校の時、スイートマイエンジェルエリゼがお兄様!来てください!と言うもんだから付いて行ったのだ。そこでエリゼはチョークの音でリズムを取って歌を歌ったのだ。その歌は授業で習ったものらしく、お兄様に聞かせたかったんです。と恥ずかしそうにいうエリゼには性的な興奮を持ってしまった。
それからチョークの音を聞くとエリゼを思い出せるのだ。高レベルのお兄ちゃんになるとこう言ったスキルは必須になる。
ああー。エリゼに会いたい。そして思いっきり抱き上げたい。ここまで人肌恋しいと思ったのは俺の人生でも初めてかもしれない。
エリゼー。会いたいよー。舐め回したいよー。そして恥ずかしそうに真っ赤になって拒否するエリゼが見たいよー。エリゼ黒ストがお気に入りだからなー。多分学校でも黒ストなんだろうなー。下から覗き込みたいなー。エリゼたーん。
にやけきった俺の隣のアリサがうわ。きもって顔してるけど気にならない。俺はエリゼだけいればいい。そうだ
俺は隣にゴリラなんて要求していない
「ウホ」
第5話 ゴリラッパ
あのバナナ色のオリエンテーションから帰還した後、俺が目を覚ました時にはすでに俺たちはゴリラと同じクラスへの参加を強制されることになった。
アリサ以外のメンバーはすでに現実に折り合いをつけ、というか諦めてしまった。
アリサは唯一抵抗していたが、起きてサラ教官に反抗した俺が地獄の断頭台に掛けられたのを見て、抵抗を止めてしまった。俺は落ちた。
そして俺たちの学校生活が始まった。
初日 隣の席にゴリラがいた
2日目 隣の席のゴリラがノートを取っていた
3日目 隣の席のゴリラが数式を解いた
4日目 隣の席のゴリラが大陸問題を解説していた
ゴリラ色である。
(何でだあああああ!!なんでゴリラが同じ教室で授業を受けているんだああああああ!!)
(元気ねあんたも)
(いや、元気なんて無いから。アンパン貰ってもどうにも出来ないほど元気無いから。この状況をどうにか出来るアンパンとかないの?あるんなら欲しいんだけど!300ミラあげるから!)
(値段がケチくさいのよ!)
(いやなんでなの!?なんで先生方はまるでゴリラを普通の生徒みたいに扱うの!?ゴリラだよ!学科名ゴリラの正真正銘のゴリラだよ!?)
(私は諦めたわ。もう初日で分かったのよ。ここの先生方にとってゴリラと私達はイコールの存在なのよ。だから私はゴリラに関わらなければいいということにしたわ)
(お前はまだ俺を挟んでゴリラと隣だからいいけど!俺は隣なんだよ!隣がウホウホなんだよ!)
(しーらない。私は関係ないか〜ら〜)
(このアマァ…)
(ゴリラの飼い主さんは大変ね)
(違うから!!俺はゴリラの飼い主じゃないから!)
(あなたも変態という名のゴリラなんだから仲良くしなさいよ)
(誰が変態だ誰がゴリラだ!!俺は正真正銘の人間だよ!後変態ってなんだよ!変態って!)
(妹さんの抱き枕で寝てるやつを変態と言わずに何て言うのよ!?)
(エリゼはノーカンだろ!そういう対象じゃないから!妹だから!)
(その本来対象外じゃなきゃならない妹さんの抱き枕で寝てるのがダメだって言ってるのよ!?)
(違うんだよ!ただ心が冷え切ってしまってるんだ!!エリゼの温もりが必要なんだよ!?)
(ちょっ!きも!!近寄らないで!)
(そういうガチのリアクション止めろよ!?)
(ガチで怖いからこういうリアクションになるのよ!!)
(リィン…抱き枕使ってるんだ…)
(エリオットは使ってるのか?)
(僕は使ってないよ。ガイウスは?)
(俺はそもそも抱き枕という文化すら今さっき知ったからな)
(そういえばそうだったね)
そんな雑談を時折しながら授業を受け、放課後になった。俺とゴリラ以外のみんなは部活に入ったためすでに教室にはいない。俺もゴリラと一緒に居たくないので教室を出ようとする。
「あら、丁度良かったわ」
「悪魔将軍教官」
「あぁあ!!」
「サラ教官!!何か御用でしようか!?」
「ふふ。実はこの生徒手帳をみんなに配って欲しいのよ。あ、これはあなたの分」
スッ→合計10冊の生徒手帳を差し出された音
「え、めんどい」
「あ、こんなところに偶然にも先端にトゲの付いた鞭があるわね」
「ウッス!!やらせていただきます!!」
「よく言った少年」
ガシィ→生徒手帳を受け取った音
「リィンのはその表紙が黒いやつね。あなただけの特別製よ」
「へぇ?特別製かぁ」
「ウホウホ」
みんなの生徒手帳は制服の色と同じ紅なのに対して俺のは黒の革製の手帳だ。
特別製かあ。俺も男だ。そういった単語に少し心踊ってしまう。
「どれどれ?何が特別製なのですか〜」
「ウホ」
ゴリラが俺の背中越しに手帳を覗き見てくる。まぁ、いいだろう。俺はゴリラを無視して手帳を捲った。
「ふむふむ。最初のページには校則が書いてあるのか。とれどれ」
書かれた校則は入学前に見たものと同じだった。しかし最後に1文が追加されていた。
「何々?《この手帳の持ち主はゴリラの飼い主になること by校長》ふむふむ…そうかゴリラの飼いぬ……ゑ?」
「ウホウホ」
現実を受け止めきれず停止する俺。そこにサラ教官が一言。
「頑張れ少年」
ビューン→サラ教官が凄い速度で出て行った音
「………」
「ウホ」
………………………ゑ?
「ウワアアアアあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
気付いたら俺は教室を飛び出した。ただ1つの目的地を目指して
「ウホ」
このリィンはザナドゥの理の力で歪められてるに違いない!