1回戦目終了
〜風越控え室前〜
1回戦目が終わり
男女は各自の控え室に戻った
「あら?繋馬ちゃん」
風越控え室前にゲームをしている青年がいた
彼は桂木繋馬
彼はありとあらゆるゲームで優勝している天才とも言われている青年
ただし、激しいスポーツのゲームは全く向いていない
しかし、ネットや雑誌にも取り上げているほどの天才
通称『天才ゲーマー』
「美穂子姉・・・お疲れさん」
「貴方もね・・・ふふふ・・・なかなかいい結果ね、”天才ゲーマー”の繋馬ちゃん」
「・・・・僕は天才じゃない・・・」
「そう?なら私の”弟”でいい?」
「それでいいよ・・・」
「ふふふ・・・ありがとうね。あ、あと”天才”と言ってごめんね」
「・・・いいよ別に・・・」
二人は控え室に入った
「キャプテン!!お疲れ様です!!」
入ると女子の部員がキャプテンに寄り添った
「おーよくやったよくやった。二人ともいい成果だったぞ」
入り口近くには女子のコーチ”久保貴子”がいた
「ありがとうございますコーチ」
「・・・どうもです」
「やっぱ桂木は強いな〜」
「さすが”天才”!!」
「・・・・・ありがとうございます」
「お疲れだな桂木」
そこに現れたのは
少し目つきの悪い男性がいた
彼は男子を担当しているコーチ”荒垣羽黒”である
「ありがとうございます」
「じゃ次、天宮(あまの)!」
「あ!はい!!」
「準備しろ!!」
「はい!!」
次の選手がわたわたと準備し始めた
「吉留!お前も準備しな!」
「は、はい!!」
女子の方も準備し始めた
「貴子、すまないがこの資料をまとめてくれないか?」
「あいよ。あ、さっきの牌譜まとめてくれたか?」
「あぁ、あるぞ」
「ありがとな羽黒」
「・・・ねぇキャプテン」
「どうしたの?」
「前々から思うんだけど・・・お二人は仲がいいんですか?」
「池田さん」
「およ?天才桂木くん、どうしたの?」
「・・・・まぁなんだ、あの二人は高校からの知り合いらしいから察しろよ」
「ん〜・・・わかった」
「美穂子姉、何か飲み物いる?今から買いに行くけど・・・何かいる?」
「私はいいわ」
「なら私でいい?」
「いいよ」
ーー
ー
「・・・・・・・」
小さい頃からゲームをしていた
それは単純に好きだからである
しかし
少しゲームが上手なだけで
周りは避けて行く
遊ぶ相手がないから
大会に出れば
優勝
他も優勝
1回目の優勝は嬉しかったが
しかし2回目以降は嬉しさのカケラもなかった
結果
周りからは最少年の”ゲーム天才”
ゲームと名のつくものは全て攻略する
どんなゲームでも
最短1時間でプロをも超える程の実力を出せる
だから”天才”と言われている
言われているから
”僕を見てくれる人がいない”
僕の名前は桂木繋馬
決して”天才”とゆう名前ではない