遊戯王ARC-V -エンタメデュエリストと紅白の巫女-   作:坂本コウヤ

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「どうも皆。ここでは初めましてね。この小説の主人公、博麗霊夢よ。今回はコウヤのバカが4話連続投稿とかやろうとしてるから、私がこの話の前書き後書きに引っ張り出されることになったわ。全く、役割分担するのは良いけど、ちょっとは人の事考えなさいよね。」

「さて、今回のこの話は、だいぶ間が空いちゃったけど、この前の私と柚子のデュエルの後篇、そして、私と天子とのデュエルの開始篇になってるわ。まぁ開始篇って言っても、互いの1ターン目だけしか書かないから、正直本当に開幕直後しか書かない感じね。まぁあんまり長くならないように調整したんでしょうけどね。まぁ取りあえず、楽しみにしてて。」

「それと、一つ前のフランの所ですでに話題になってると思うけど、実は青眼さんことアオメさんの小説の『遊戯王ARC-V アイズの名を持つ龍の主』の方で、私達のこの小説、『遊戯王ARC-V -エンタメデュエリストと紅白の巫女-』の宣伝をしてもらったわ。アレに関してはコウヤが本当に喜んでてね。学校の登校途中だったのに、小躍りしそうになったらしいわ。全く恥ずかしいったらありゃしないけど、それだけ喜んでたってことよ。まぁ私としても、この作品がそれだけ大好きな人がいるっていうのはとてもすごく嬉しいし、そういう人が一人でもいるから、こういうのって頑張れるんだと思うわ。」

「だから皆が、もっとこの作品が好きになってくれるように、私達も頑張っていくから、コウヤ共々応援よろしくね。」

「…ちょっと長くなっちゃったわね。じゃあ、早速本編に入っていくとしましょうか。それじゃあ皆、ゆっくりしていきなさい。」







第23話:激闘開幕! 紅白の巫女VS非想非非想天の娘!!

舞網市のほぼ中央に立つ、『レオ・コーポレーション』本社ビル。

 

そのとある一室では、現在面倒な事態が発生していた。

 

 

 

「先程の公園で、再び高エネルギーの召喚反応を検知!! シンクロ召喚、それも、先日確認した、『閃珖竜スターダスト』の反応に近い反応です。」

 

「またか!! いったいあそこで何をやっているんだ、彼女達は。」

 

 

この舞網市で行われるデュエルの中で、大きな召喚反応を検知し、早急にここの社長である赤馬零児がそれをに関する考えを下すための司令室では、現在オペレーター達と、社長の付き人である中島とのこんな会話が繰り広げられていた。

 

中島が『あそこ』と言った場所。それは、先日霊夢がパチュリーとデュエルをし、そして、自分達の社長である赤馬零児が彼女とデュエルをした場所でもある。現在その場所では、高レベルの融合、シンクロ、そしてペンデュラム召喚の召喚反応が多数検知されており、現在この指令室の統率を任されている中島は頭を抱えたくなっていた。正直に言って、ストレスで胃がどうにかなってしまいそうだ。

 

因みに、社長である赤馬零児が現在席をはずしている。理由は先程本社ビルに『何か』が直撃し、それの調査で出ているためである。本来なら下の者である中島がいくべきなのだが、赤馬零児が直接確かめに行くと言ったので、中島はこちらを任されているという感じなのだ。

 

 

(とはいえ、本当にいったい、何がどうなっているんだ。)

 

 

多数の召喚方法、それも高レベルの召喚反応を放つ者ばかりを有する彼女達の存在に、中島は畏怖の念を持っていた。社長である赤馬零児曰く、「彼女達が敵でない」らしいので多少安心はしているものの、もしこれで彼女達が手のひらを返してこちらを攻めてきた場合、果たして対抗できる手段があるのかどうか、甚だ疑問である。敵にまわらない事を祈りたい、そう考えていた時、後ろのリフトが上がってきて、社長である赤馬零児が戻ってきた。――その横に、変なものを頭から生やした少女を連れて。

 

取りあえず中島は、その事には触れずに、赤馬零時に話しかけた。

 

 

「社長。」

 

「ご苦労、中島。状況は?」

 

「…以前変わり無し、ですね。全く、彼女達はいったい何をやっているのやら。」

 

「また彼女の友人達がやってきたのか。にしては、榊遊矢達の召喚反応も交じっているのが少し気になるがな。」

 

「やはり、先程のペンデュラム召喚は――」

 

「おそらくそうだろう。そして、何があったかは知らないが、彼が突然融合召喚、それも、ペンデュラム召喚を介した融合召喚、さしずめ、『ペンデュラム融合』とも言える召喚法を編み出した。もしや彼女達は、榊遊矢達の戦力強化を目指そうとしている、もしくは彼ら自身が博麗霊夢達に頼んで、自らを強化しようとしているのかもしれん。」

 

「…どちらにせよ、見過ごせるような事態ではないですね。『制服組』を出動させますか?」

 

 

『制服組』。それは、LDSの中でもトップクラスの人間達で、LDSの制服を身に纏っている者達の事である。簡単に言えば、現在のLDSの主戦力とも言える者達の事である。中島はその者達なら、現在の状況をどうにか出来ないかと思ったのだが、その意見は赤馬零児に却下された。

 

 

「いや、彼女の事だ。出せばおそらく気付くだろう。それに、明日の会合に支障をきたしたくないのでな。」

 

「分かりました。」

 

 

そう言って中島は一旦引き下がり――、赤馬零児の横の少女を見た。

 

 

「ところで、社長。」

 

「ん、どうした、中島?」

 

「その、横にいる彼女は、いったい、何者ですか?」

 

 

そう、さっきからずっと気になっていたのだが、報告の途中でもあったので、中島は突っ込むのを我慢していたのだ。だが、さっきから瓢箪で幸せそうに何かをガブガブ飲んでは「プハアァ~。」と言っている彼女をそろそろ無視できなくなっていたのだ。

 

赤馬零児はチラッと一旦彼女を見た後、かけている眼鏡の位置を戻してこう言った。

 

 

 

「あぁ、彼女か。彼女は『伊吹萃香』。博麗霊夢の友人だそうだ。」

 

「なっ?!」

 

 

それを聞いた途端、その場の空気(特に中島の周辺の空気)が凍りつきそうになったのは、言うまでもない。

 

 

 

 

 

◇≡

 

 

博麗霊夢

LP 3100

デッキ枚数 25枚

手札 無し

 

玄翼竜ブラック・フェザー(ATK+400)

月華竜ブラック・ローズ

ライトロード・マジシャン ライラ

 

閃光のイリュージョン(対象がいないため、効果は発動しない)

 

 

Pゾーン 無し

 

伏せ 1枚

 

 

 

柊柚子

LP 2050

デッキ枚数 32枚

手札 無し

 

幻奏の音女アリア

 

 

Pゾーン 無し

 

伏せ 無し

 

 

「ここからが本当の勝負よ、霊夢!! 私はカードを1枚伏せて、ターンエンド!!」

 

 

柊柚子

LP 2050

デッキ枚数 32枚

手札 無し

 

幻奏の音女アリア

 

 

Pゾーン 無し

 

伏せ 1枚

 

 

 

カードを1枚だけ伏せてきた。ブラフか、はたまた蘇生系か。まぁ後者だとしても、今はやってみるしかないわね。

 

 

「えぇ、いくわよ柚子!! 私のターン!!」

 

 

博麗霊夢

手札 0→1枚

 

 

違う。これじゃないわ、来てほしいのは。悔しいけど、このターンはバック割るだけで終わらせるしかないわね。

 

 

「ライラの表示形式を攻撃表示に変更!! そしてそのまま、効果を発動!! さっき伏せたカードを割らせてもらうわよ!!『デストラクト・フラッシュ』!!」

 

『ハァァァァ、ヤァァ!!』

 

 

ライトロード・マジシャン ライラ

DEF 200→ATK 1700→DEF 200

 

 

 

ライラが再び杖から光を放った。その光は、柚子の場に残っていた伏せカードを躊躇なく破壊した。破壊したのは、『トランスターン』? くっ、ブラフだったのね。無駄に効果を使わされたわ。…仕方ないわね。

 

 

「私はこのまま、エンドフェイズまでいくわ。そしてここで、ライラの効果が発動。デッキからカードを3枚墓地へ送るわ。」

 

 

墓地へ送られたカード

ネクロガードナー

ライトロード・ドラゴン グラゴニス

ライトロード・モンク エイリン

 

くっ、新しくいれた子達が一枚ずつ落ちたか。こうなってくると、いよいよ本格的にあの子と私の引き次第って感じね。

 

 

「私はこれで、ターンエンドよ。」

 

 

博麗霊夢

LP 3100

デッキ枚数 21枚

手札 1枚

 

玄翼竜ブラック・フェザー(ATK+400)

月華竜ブラック・ローズ

ライトロード・マジシャン ライラ

 

閃光のイリュージョン(対象がいないため、効果は発動しない)

 

 

Pゾーン 無し

 

伏せ 1枚

 

 

「なら私のターン、ドロー!!」

 

 

柊柚子

手札 1→2枚

 

 

「・・・私は手札から、魔法カード『天空の宝札』を発動!! このターンの間、特殊召喚が出来なくなる代わりに、手札にある天使族モンスター、『幻奏の音女エレジー』を除外して、2枚ドローよ!!」

 

 

柊柚子

手札 0→2枚

 

 

「っ、2枚目の『天空の宝札』を発動!! 今手札に来た『幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト』を除外して、デッキからカードを2枚ドロー!!」

 

 

柊柚子

手札 0→2枚

 

 

「そして最後に、カードを2枚伏せて、ターンエンド!!」

 

 

 

柊柚子

LP 2050

デッキ枚数 29枚

手札 無し

 

幻奏の音女アリア

 

 

Pゾーン 無し

 

伏せ 2枚

 

 

『天空の宝札』を使ってきたか。あのカードは確かに、そのターンの特殊召喚が出来ないってデメリットはあるけれど、天使族にとっては貴重なドローソース。しかもそれだけじゃなく、天使族専用の除外ゾーンからの蘇生カード、『奇跡の光臨』で呼び出すモンスターを確保するためにも必要なカード。もしあの2枚が両方ともそれだった場合、この布陣を突破される可能性もある。…やっぱり羽根帚か『サイクロン』は入れとくべきだったわね。

 

まぁ、今更ぼやいても仕方ないか。ここまできたらやるしかない!!

 

 

「私の、ターン!!」

 

 

博麗霊夢

手札 1→2枚

 

 

っ、よし! まだいける!!

 

 

「魔法カード、『ソーラー・エクスチェンジ』を発動!! 手札のライトロードモンスター、ガロスを墓地へ送って、2枚ドロー!! その後2枚、デッキの上からカードを墓地へ送るわ。」

 

 

手札から墓地へ送られたカード

ライトロード・ウォリアー ガロス

 

 

博麗霊夢

手札 1→2枚

 

 

墓地へ送られたカード

混沌帝龍―終焉の使者―

ライトロード・ハンター ライコウ

 

 

っ、よし、来た!!

 

 

「いくわよ柚子!! これがラストターンよ!!」

 

「ラストターン? まさか、『アレ』を引いたの?」

 

「その通りよ!! 私の墓地にライトロードモンスターが4種類以上いる時、手札からこのモンスターを特殊召喚出来る!! 正義を執行せし光の頂点に君臨するものよ、今こそ現れ、悪しきものを等しく、全て裁け!! 降臨せよ!! 『裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)』!!」

 

 

裁きの龍

☆8

光属性,ドラゴン族/効果

ATK 3000

 

 

『キュオオオォォォォォン!!!』

 

 

月や星達が瞬く夜空の元に、それに負けないくらいの光を放ちながら、純白の翼を持ちし巨龍が、その姿を現した。

 

 

「くっ、ついに来たわね。霊夢のエースモンスター。」

 

「えぇ。まさかこの局面でラストの1枚を引けるとはね。ホントラッキーだったわ。当然この後どうするのかは分かるわよね?」

 

「えっ、まさかこの状況で?!」

 

「当たり前でしょ!! ちょっと盤面的にもったいないけど、伏せごと一掃するにはこうするしかないからね。」

 

 

確かに、この局面でジャッジメントの効果を使った場合、被害が大きいのは私の方。月華達を切ってまで使う程の事じゃないのかもしれないけど、こうしないと柚子の伏せカードも分からないし、何よりライラの効果でどんどんデッキが削れてしまう。これ以上はさすがに支障が出かねない。だから、使うなら今しかない!!

 

私は自分の場にいる全ての子達の顔を見た。すると、ライラは笑顔で頷き、2体の竜は私を信頼してくれているからか、笑ったような顔をした。『私達の事は気にせず、思った通りにやれ』って言ってるんだと思う。そしてジャッジメントも、私の判断を後押しするかのように、テレパシーで話しかけてきた。

 

 

『(霊夢、皆、あなたを信頼しています。だから、あなたの思うようにやればいいですよ。私も、それに協力します。)』

 

(ジャッジメント。…分かったわ。頼むわよ!!)

 

『(はい!!)キュオォォォォン!!』

 

 

ここまでオッケーを出されたら、もうやるっきゃないわね。いきましょう、皆!!

 

 

「『裁きの龍』の効果発動!! ライフを1000ポイント払う事で、このカード以外のすべてのカードを破壊するわ!!全てをその光で浄化せよ!!『聖なる裁き(ザ・ホーリー・ジャッジ)』!!」

 

 

博麗霊夢

LP 3100-1000=2100

 

 

ジャッジメントがいつものように光を自分の周りに集め、そのままフィールドを覆いつくすようにその光を解き放った。その光に飲みこまれた全ての物は徐々に姿を掠めていき、消滅した。やがて光がしぼむと、そこにいたのは私のジャッジメントと――

 

 

 

幻奏の音女アリア

(ATK 1600+300=1900)

 

幻奏の音女エレジー

☆5

光属性,天使族/効果

ATK 2000+300=2300

 

 

幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト

☆8

光属性,天使族/効果

ATK 2600+300=2900

 

 

「えぇ?!」

 

「そんな、アリアだけでなくどうしてその2体がいるんですか?!」

 

「『裁きの龍』の効果って確か、このカード以外のフィールド上の全てのカードだったはずよね?」

 

「確かに、エレジーは効果破壊耐性を自分の場の幻奏モンスターに付加できるけど、さっきまで除外されてたヤツじゃない!! 何でいるのよ?!」

 

 

柚子の場を見て、遊矢に早苗、フラン、天子が驚いていた。まぁ、普通は驚くわよね。除外してたヤツがいつの間にか2体とも出てきて、しかも全くの無傷なんだから。衣玖だけは気付いてるみたいだけど。

 

 

「…『奇跡の光臨』、ね。」

 

「その通り。チェーンして2枚伏せてたヤツを両方発動させたの。そうすれば、逆順処理でエレジーが先に出て来るから、『裁きの龍』の効果破壊は受けなくなる。攻撃力は心もとないけど、これでターンは耐えられる!!」

 

 

…やってくれるわね。まさか、2枚目の『天空の宝札』で引いたカードが、2枚とも『奇跡の光臨』だったなんてね。もし改良する前のカオスライロだったら、この段階で積んでたわね。だけど――

 

 

 

「…果たしてそうかしら?」

 

「えっ?」

 

「言ったはずよ柚子。このターンがラストターンだって!! 私はまだ通常召喚をしてないわ。よって、『裁きの龍』をリリースするわ!!」

 

「「「「「「…ええぇぇぇぇ!!!!」」」」」」

 

 

私の発言に、皆がびっくりしていた。そりゃ、普通は驚くわよね。だってエースモンスターを『リリース』して、新たにモンスターを出そうとしているんだから。でもね、今の状況だからこそ、このモンスターを出すのにおあつらえ向きなのよ!! さぁ、晴れ舞台よ!! 華麗に飛んできなさい!!

 

 

親友(とも)達との絆を重んじる、ライトロードの重鎮。今こそその聖なる翼で大空へと飛翔せよ!! アドバンス召喚!!『ライトロード・ドラゴン グラゴニス』!!」

 

 

ライトロード・ドラゴン グラゴニス

☆6

光属性,ドラゴン族/効果

ATK 2000

 

 

『グオォォォァァァア!!』

 

 

私の場にいた『裁きの龍』が霞となって消えていき、そこから新たな光が立ち上ってきた。そして、その光が消えると同時に、白い翼を翻して、綺麗な金色の長い髪と尾、そして光り輝く角を生やした竜が現れた。

 

 

『ライトロード・ドラゴン グラゴニス』。昔からカードだけは持ってたけど、今まで高レベルであることを理由に、デッキに入れないようにしていたカード。でも、今回柚子の【幻奏】デッキとデュエルするに当たって、あのロックを唯一突破し、なおかつダメージを与えられる存在として、デッキに新たに組みこんでみたカード。まぁ、まさか実際に使う事になるとは思っていなかったけどね。

 

 

『(主。)』

 

 

…声? 今の声って、まさか――

 

 

『(そうです。あなたの目の前にいる、この私の声です。)』

 

(っ、あなたも精霊だったの、グラゴニス。)

 

 

私はほとんど使った事がないから、今までこのカードに精霊が宿っているとは思っていなかった。もし宿っていたのだとしたら、きっと何かしらのアクションがあるだろうと思っていたから。

 

 

『(最初はそうしようかとも思いましたが、ですが、いずれ私や彼女を使われる日が来るだろうと、思っていたので。待ちわびましたよ、この日を。)』

 

(…そう。悪かったわね、今まで放置してて。)

 

『(構いませんよ。もとより、己が身の使いにくさは理解しているつもりです。)』

 

(グラゴニス…。)

 

『(感傷に浸っている時間はありませんよ。我が力、今宵は存分にお使い下さい。)』

 

(…えぇ! 頼むわよ、グラゴニス!!)

 

 

私の返事に、グラゴニスは翼を大きく広げて見せた。最後はたぶん、言葉を介さずに、『任せろ!!』って事を伝えてきたんだと思う。いや、グラゴニス風に言うなら、『お任せを!!』って感じかな。

 

私が、ずっと使わずにおいていた子達。まさか、ずっと待っていてくれてたなんて。だったら私も、それに応えてあげなきゃね!!

 

 

私は少しだけ深い呼吸を1回だけして、柚子に視線を戻した。柚子は、若干さっきの驚きから立ち直れてなかったっぽいけど、私が視線を向けると、首を振ってさっきまでと同じ顔に戻った。

 

 

「…まさか、霊夢がアドバンス召喚をするなんて。」

 

「まぁ確かにね。自分でもそう思うわ。でも、今のこの状況はこの子が活躍出来る絶好の機会なのよ!」

 

「どういう事?」

 

「『ライトロード・ドラゴン グラゴニス』は、守備モンスターを攻撃した場合に、その守備力よりも上回っている分、貫通ダメージを与えられるの。」

 

「貫通ダメージ?! でも、それでも私のライフは――」

 

「それだけじゃないわ! グラゴニスはさらに、墓地にいるライトロードの種類1つにつき、攻撃力を300ポイントアップさせる永続効果を持つの。今墓地にいるライトロードモンスターは、ミネルバ、ライデン、フェリス、ウォルフ、ライラ、ルミナス、ジェイン、ライコウ、エイリン、そしてもう1体のグラゴニスの計10種類存在するわ。よって攻撃力は、3000ポイントアップするの!!」

 

 

ライトロード・ドラゴン グラゴニス

ATK 2000+3000=5000

 

 

「っ、攻撃力5000ですって?! まさか、さっき『裁きの龍』でフィールドのカードを一掃しようとしたのは――」

 

「ご名答よ。アンタの伏せが何であれ、モンスターだけにしてしまえば怖くないからね。特に守備表示のアリアがいる状態だしね。」

 

「そ、そんな…、私の、負け?」

 

 

グラゴニスの攻撃力を見て、柚子はガックリとうなだれた。まぁ、ここまで明確に差をつけられたらね。でも、この短時間で私にここまで迫るなんて、凄いと思うわ。これは、まだまだすごい伸びしろがありそうな感じね。だけど、私も一応講師だし、勝ちは譲ってやれないのよね、これが。

 

 

「悪いわね柚子。私もそう簡単に、負けてあげる訳にはいかないのよ。仮にも講師だからね。でも、なかなか楽しませてもらったわ、柚子。また今度やりましょう?」

 

「霊夢…。うん。でも霊夢、今度やる時は、もっと強くなって、そして、必ず勝つわ!! だから!!」

 

「えぇ!! それまではみっちりしごいてやるわよ! 柚子!! バトルよ!! いけ、グラゴニス!! 『幻奏の音女アリア』を攻撃!!『スパイラル・メガフレア』!!」

 

 

グラゴニスが大きく広げていた翼を使って上空まで飛翔し、その口から、オッドアイズの『螺旋のストライクバースト』のように渦を巻いた、真紅の炎の奔流を放った。柚子の場のアリアは、それを障壁のような物で防御するも射抜かれ、そのまま爆発した。

 

 

ライトロード・ドラゴン グラゴニス

ATK 5000

 

幻奏の音女アリア

DEF 1200

 

 

柊柚子

LP 2050-(5000-1200)=-1750

 

 

 

「くうぅぅぅっ!! 」

 

 

爆風こそ起こったものの、グラゴニスが加減していたせいか、柚子が吹き飛ぶような事はなかった。それとも、あの幻奏モンスター達が、柚子を守ったのかもね。

 

 

まぁ何にせよ、こうして私と柚子とのデュエルは、私の勝利で何とか幕を閉じたのだった。

 

 

 

winner 博麗霊夢

 

 

 

◇≡

 

 

「ハァ、負けちゃった。」

 

「お疲れ、柚子。大丈夫か?」

 

「遊矢。うん、大丈夫。」

 

 

デュエルが終わると、遊矢が柚子に声をかけに言っていた。その様子を見て、何故か私は、胸がチクリと痛む気がした。…変ね、別にあの子達が話すのなんて、普通何とも思わないはずなのに。何かさっきから、遊矢が絡む事に関して、一々胸が痛んだりホッとしたりしてる。…何でなんだろう。

 

 

「霊夢さん、お疲れ様です。」

 

「…あぁ、早苗。うん。」

 

「? どうしたんですか、らしくもない顔してますけど。」

 

「別に、何でもないわ。ちょっと、疲れちゃっただけだから。」

 

「…まぁ、先程遊矢君にあれだけ叫んでからのデュエルでしたもんね。」

 

「それは、関係ないと思うわよ…、たぶん。」

 

「霊夢さん。やっぱり、遊矢君の事――」

 

「…あぁ、もう。その話題止めましょう。変な方向にしか行かないから。」

 

 

また早苗が変な方向に話を逸らそうとしたので、私はすぐさま話題の変更を促した。早苗はまだちょっと不満があるのか少し眉にしわを寄せていたが、しばらくしてため息をついて別の話をしようとした。その時――

 

 

「れーいむ!!」

 

「うわっと!!」

 

 

急に天子が飛び付いてきた。完全に無防備だった私は当然避けれる訳もなく、そのまま天子にしがみつかれてしまった。

 

 

「ちょっと、天子、暑い!! しがみつかないで!!」

 

「おっと、嬉しさのあまりちょっとはっちゃけちゃったわ。」

 

 

そういうと天子は私から離れ、そして指を突きつけて私にこう宣言してきた。

 

 

「さぁ、霊夢!! 今度こそ私と勝負よ!!」

 

「…ハァ、分かってるわよ。って、今からやんの?」

 

「当然よ!! 疲れてるとかいう理由で逃がしゃしないわよ!!」

 

 

やれやれ。こっちは今デュエル終えた所だって言うのに、ちょっとは他人を労わって、って、コイツにそんな事言っても無駄だったわね。しょうがない、すぐにやらないと余計体力使いそうだし。

 

 

「…分かったわよ。ただちょっと待って。この位置じゃやりにくいでしょ。」

 

「あっ、そうだったわね。ねぇ、そこのバカップル!!」

 

 

あっ、こいつ何つー地雷を――

 

 

 

「「誰がバカップルだ(よ)!!」」

 

「えっ、違うの?」

 

「当たり前だろ。俺が柚子とって、ないない。それは――」

 

 

――バシーンッ――

 

 

 

「そうね。こんなバカと誰がカップルなもんですか!!」

 

「…何で叩かれたし。」

 

 

あぁ~あ。遊矢、今のはアンタが悪いわよ。さすがにその発言はダメでしょ。全く、柚子も柚子で素直じゃないし。あれ、何かこの発言何処かでしたか聞いた覚えがあるんだけど。まぁいっか。忘れてるって事はどうでもいい事だろうし。

 

 

「はーい、そこの二人。悪いけど今からコイツとデュエルするからちょっとどいてくれる? 後で幾らでも話してくれていいから。」

 

「は~い。」

 

「…はい。」

 

 

遊矢と柚子は、そのままそそくさと離れていった。そしてそれを確認すると同時に、天子が速攻で柚子がさっきいた位置に移動した。…今どうやって移動したのよ。そして、構えるの、早すぎ。

 

隣にいた早苗も若干苦笑いしながら、私の声をかけて離れていった。

 

 

「では、私も戻りますね、霊夢さん。頑張って下さい。」

 

「えぇ。まぁ、アイツだからちょっと苦労しそうだけど。」

 

 

実際、アイツのパワー戦法は崩すのにかなり骨が折れる。まぁ、『裁きの龍』を使えば一発なんだけど、果たして簡単に通してくれるかどうか。

 

 

「霊夢!! 頑張れよ!!」

 

「頑張って、霊夢!!」

 

「総領娘様!! くれぐれもやり過ぎないようにして下さいね!!」

 

「どっちも頑張って―!!」

 

 

遊矢に柚子、それに衣玖とフランが、私と天子に声援を送ってきた。まぁ、さすがに夜だから声の音量は加減してくれてるけどね。

 

 

「ふぅ、この組み合わせ。まるでこの前の大会の準々決勝を思い出すわね。」

 

「あぁ、そう言えばそうね。あの時はちょっと油断して負けちゃったけど、今度はそうはいかないわよ!! さぁ霊夢!! 私とアンタ、どっちが格上なのか、白黒はっきりつけるわよ!!」

 

「格上とか白黒つくかどうかはともかく、アンタとまたデュエル出来るのは嬉しいことね! さぁ、始めましょう!!」

 

 

「「決闘(デュエル)!!」」

 

 

 

比那名居天子

LP 4000

デッキ枚数 35枚

手札 5枚

場、Pゾーン、伏せ 全て無し

 

 

博麗霊夢

LP 4000

デッキ枚数 45枚

手札 5枚

場、Pゾーン、伏せ 全て無し

 

 

 

 

◇≡

 

 

「先攻はもらうわ!! 私のターン!!」

 

 

フフフ、やっと、やっと霊夢とデュエルが出来るわ!! 鈴仙とデュエルした後、この日をどれだけ待ちわびたか。幾ら外の世界とはいえ、霊夢とデュエル出来るってなって、うずうず出来ない訳がない!! さぁ、今日は心ゆくまで楽しむわよ!!

 

 

「私は、『青き眼の乙女』を召喚!!」

 

 

青き眼の乙女

☆1

光属性,魔法使い族/チューナー/効果

ATK 0

 

 

「そして装備魔法、『ワンダー・ワンド』を乙女に装備!! これにより、乙女の攻撃力は500ポイントアップするけど、私の目的はそれじゃない!! カード効果の対象になった事により、『青き眼の乙女』の効果が発動!! このカードがカード効果の対象になった時、デッキ・手札・墓地から、我が最強の僕たるドラゴン族モンスターを1体、特殊召喚出来る!!」

 

「最強の、僕?」

 

 

私の発言に、榊遊矢が首をかしげていた。そうよ、これこれ!! 私が乙女の効果でこのモンスターを召喚する時に起こる、この「何が出てくるんだ?」っていうこの感じ!! やっぱり、あのモンスターはすぐに名前を出されるべきじゃないのよ。その咆哮が天地に轟く時にこそ、その名前は呼ばれるべきなのよ! さぁ、今がその時よ!!

 

 

「見せてあげる。我が最強の僕、その伝説の姿を!! 闘いの儀の始まりより存在せし伝説の竜よ!! 今こそ我が願いに応え、ここに降臨せよ!! これこそが、我が戦いの原点にして、僕の頂点に君臨する存在!! 出でよ!!『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)』!!」

 

 

青眼の白龍

☆8

光属性,ドラゴン族

ATK 3000

 

 

『グオォォァァァァ!!!』

 

 

眩い光を解き放ちながら、私のエースモンスター、『青眼の白龍』が、その咆哮を轟かせながら出現した。その姿を見てか、デュエルの様子を見ていた榊遊矢と柊柚子が、驚愕に目を見開いていた。

 

 

「ぶ、『青眼の白龍』?!」

 

「嘘!? アレって確か、伝説のレアカードの一枚じゃない!! どうしてそれを?!」

 

 

あらら、こっちじゃそんな価値のあるカードなのね。まぁ、だからと言って私の中で何かが変わるわけでもないけどね。

 

 

「あれは総領娘様の父上が、総領娘様の誕生日にプレゼントとして下さったカードの内の1枚です。その時に相当お金がとんだそうですが、まぁ、財力だけはありますからね。」

 

「お金持ちとは聞いてたけど、これはぶっ飛び過ぎだろ?」

 

「さすがに、こんなモンスターが出て来るのまでは聞いてなかったかな。」

 

「予想出来たら、逆にすごいと思いますよ。」

 

 

衣玖が天界で話し合った通りの事を話し(実際は誕生日にもらった訳ではない)、それに榊遊矢達二人が少し困惑しながら各々意見を言って、それに早苗が突っ込んでいた。まぁ、普通はこんなモンスター出てくるとは思わないわよね。でも、驚くのはまだ早いわねぇ。だって、私はそのカードを『3枚』持ってるんだから。

 

因みに話しておくと、幻想郷でもブルーアイズの価値は相当高めな方。さすがに世界に一ケタの枚数しかないなんてそんなケチな事はないけど、でも今思い返してみると、私以外で【青眼】デッキ作ってたヤツ見たことないわね。まぁパーツのそれぞれのカードがどれをとっても高価だからね。後何でか知らないけど、私達のデッキって結構ダブる事がないのよ。そのせいかもしれないけど。

 

 

「さて、ギャラリーがだいぶ盛り上がった所で次行くわよ!! 『ワンダー・ワンド』の効果発動!! このカードを装備したモンスターとこのカード自身を墓地へ送る事で、デッキからカードを2枚ドローする!!」

 

 

比那名居天子

手札 3→5枚

 

 

「次に、手札から魔法カード、『調和の宝札』を発動!! 手札の攻撃力1000以下のドラゴン族チューナーを墓地へ送る事で、デッキからカードを2枚ドロー出来る!!『伝説の白石(ホワイト・オブ・レジェンド)』を手札から墓地へ送って、2枚ドロー!!」

 

 

手札から墓地へ送られたカード

伝説の白石

 

 

 

比那名居天子

手札 3→5枚

 

 

「そして、今墓地送られた『伝説の白石』の効果発動!! デッキから『青眼の白龍』1体を、手札に加えるわ!!」

 

 

比那名居天子

手札 5→6枚

 

 

「に、2枚目?!」

 

「あのブルーアイズを、あの子2枚も持ってるの?!」

 

 

私が2枚目のブルーアイズを手札に加えると同時に、榊遊矢達が再び度肝を抜かれていた。どうやら、この世界だとこのカードは1枚持ってるだけで相当な価値があるみたいね。という事は、このデッキ相当価値があるんじゃない? まぁどうでもいいけど。

 

 

「まだまだ!! 魔法カード、『トレード・イン』を発動!! 手札のレベル8モンスターを墓地へ送る事で、デッキからカードを2枚ドロー出来るわ!! さっき手札に加えたブルーアイズをコストに、2枚ドローよ!!」

 

 

手札から墓地へ送られたカード

青眼の白竜

 

 

比那名居天子

手札 4→6枚

 

 

「そして最後に!! カードを3枚伏せて、ターンエンドよ!!」

 

 

 

比那名居天子

LP 4000

デッキ枚数 27枚

手札 3枚

 

青眼の白龍

 

 

Pゾーン 無し

 

伏せ 3枚

 

 

 

 

◇≡

 

 

くっ、いきなりから派手にガン回ししてくれるわね、あの子。これはちょっとこっちもガン回ししないといけないかもね。頼むわよ、私のデッキ!!

 

 

「私のターン、ドロー!!」

 

 

博麗霊夢

手札 5→6枚

 

 

「今度はこっちの番よ!! 魔法カード、『ソーラー・エクスチェンジ』を発動!! 手札のライトロードモンスター、ミネルバを墓地へ送る事で、デッキからカードを2枚ドロー!! その後、デッキの上からカードを2枚墓地へ送るわ。」

 

 

手札から墓地へ送られたカード

ライトロード・メイデン ミネルバ

 

 

博麗霊夢

手札 4→6枚

 

 

デッキから墓地へ送られたカード

ライトロード・ドラゴン グラゴニス

D.D.クロウ

 

 

「そして、手札から墓地へ送られたミネルバの効果発動!! デッキの上からカードを1枚墓地へ送るわ!!」

 

 

墓地へ送られたカード

ライトロード・アサシン ライデン

 

 

んー、落ち微妙ね。まぁいいわ。だったら次のカードよ。

 

 

「次に、デッキからカードを3枚墓地へ送り、魔法カード『光の援軍』発動!! デッキからレベル4以下のライトロードモンスターを手札に加えるわ!! 私が手札に加えるのは、『ライトロード・サモナー ルミナス』!!」

 

 

博麗霊夢

デッキ枚数 42→39→38枚

手札 5→6枚

 

 

「いくわよ!! 私は、今手札に加えた『ライトロード・サモナー ルミナス』を召喚!!」

 

 

ライトロード・サモナー ルミナス

☆3

光属性,魔法使い族/効果

ATK 1000

 

 

「ルミナスの効果発動!! 手札のカード1枚を墓地へ送る事で、墓地のレベル4以下のライトロードモンスター1体を特殊召喚するわ!! 手札の『輝白竜ワイバースター』を墓地へ送り、特殊召喚するのは当然アンタよ!! 来なさい!!『ライトロード・アサシン ライデン』!!」

 

 

ライトロード・アサシン ライデン

☆4

光属性,戦士族/チューナー/効果

ATK 1700

 

 

「ライデンの効果発動よ!! デッキの上からカードを2枚墓地へ送り、その中のライトロードモンスターがいれば、攻撃力を200ポイントアップさせる!!『ライトアップ・チャージ』!!」

 

 

墓地へ送られたカード

ライトロ-ド・モンク エイリン

ライトロード・アーチャー フェリス

 

 

っ、よし、来たわね!!

 

 

「墓地へ送られたのは両方ライトロードよ。よって攻撃力が200ポイントアップ。そして、墓地へ送られたフェリスの効果を発動!! このカードがモンスター効果で墓地へ送られた場合、このカードを墓地から特殊召喚出来るわ!! 来なさい!!」

 

 

ライトロード・アーチャー フェリス

☆4

光属性,獣戦士族/チューナー/効果

DEF 2000

 

 

「そして、カードを2枚セットし、エンドフェイズまでいくわ!! ここで、私の場に表側表示で存在するライデンとルミナスの効果が発動! まず、ライデンは場に表側表示で存在する限り、エンドフェイズごとにデッキの上からカードを2枚墓地へ送らなければいけない。そしてルミナスは、場に表側表示で存在する限り、エンドフェイズごとにデッキの上からカードを3枚墓地へ送らなければいけないのよ。よって、デッキの上から合計5枚のカードを墓地へ送るわ。」

 

 

ライデンの効果で墓地へ送られたカード

スキル・サクセサー

閃光のイリュージョン

 

ルミナスの効果で墓地へ送られたカード

ライトロード・ビースト ウォルフ

スキル・プリズナー

オネスト

 

 

あら、さっき一回も来なかった『オネスト』が落ちちゃったか。まぁ、他は一部を除いて問題なかったし、概ね大丈夫かな。後は相手次第ってところね。

 

 

「墓地へ送られたウォルフの効果発動よ! このカードがデッキから墓地へ送られた時、このカードを特殊召喚出来る!!」

 

 

ライトロード・ビースト ウォルフ

☆4

光属性,獣戦士族/効果

ATK 2100

 

 

「私はこれで、ターンエンドよ。」

 

 

博麗霊夢

LP 4000

デッキ枚数 31枚

手札 2枚

 

ライトロード・サモナー ルミナス

ライトロード・アサシン ライデン(攻撃力+200)

ライトロード・アーチャー フェリス

ライトロード・ビースト ウォルフ

 

 

Pゾーン 無し

 

伏せ 2枚

 

 




「はい、お疲れ様。皆、今回はどうだったかしら。」

「うん、のっけから色々やってくれてるわね、アイツら。全く、私達を監視するのは良いけど、そうやってコソコソやるの止めてもらえないかしら? だから信用できないのよ、あぁ言うのはって、萃香ぁ!! 何やってんのよアンタってあれ? もしかしてあの後(第18話)、LDSのビルに飛んでったの?! あっ、これ後で私、紫に何か言われるかも。」

「デュエルの後篇はまぁ、いい感じで終われたんじゃないかしら。本当は展開させた後、1ターン待って、その後混沌帝龍で全部墓地送りにして終わらせる予定だったらしいんだけど、『せっかく新しく入れたんだから、そのカードを使おう』って事になってね。それであんな感じになったの。まぁ、結果的には色々いい感じで終わったから、私は良いんじゃないかって思ってるんだけどね。」

「因みに、最終ターンで私がやった『ジャッジメントブッパリリースしてグラゴニス』の流れは、実際にコウヤも良くやるらしいわ。まぁ高火力を安全に通せるし、墓地も超えていればそれでデュエルエンドまで持っていけるかもしれないしね。ただし、これやる場合は手札と墓地には気をつけておかないといけないけどね。」

「…さて、この後のシーンだけど、わ、私は別に、遊矢の事を、気にならない訳では、ないのよ? ただ、普通に考えて、私が遊矢を好きっていうのは、ちょっとおかしくないかなって、思うのよ。」

「だって、出会ってまだ、日もそんなに経ってないし、それに、アイツにはもう、柚子がいるし。でも、やっぱり、気になってるし。って、結局どっちなのよ、私は! あぁ、もう! この話題止め!! やってたら、どんどん訳わかんなくなっちゃう。」

「さぁ、いよいよ始まったわね、アイツとのデュエル。先攻1ターン目でブルーアイズを立ててくるとはね。まぁ、あれはアイツなりのプライドみたいなものだから、開始ターンは手札がよほど事故ってなければ普通に立ててくるからね。あんな感じに。さて、こっから先どうなっていくのか、楽しみにしてなさいよね!」

「それじゃあ、最後はいつもの次回予告よ。またちょっとネタバレが入ってるかもしれないけど、まぁ、あんまり気にしないで。」

「あぁそれと、結構前にフランと幽々子がデュエルした番外篇があると思うけど、アレが何か連載型になって、タイトルも変わるらしいわ。あの話自体のタイトルは変わらないそうけど。因みに、タイトルは『遊戯王X東方シリーズ 番外篇』、だそうよ。何でそれを今言ったかというと、実は前に言ってた番外篇の第2話が完成したらしいから、この4連続投稿の最後として投稿するらしいわ。内容は前と全く何のつながりもないらしいし、こっちの情報を知ってないと読めないってわけでもないから、興味があったら読んでみて。余談だけど、今回出てきてた幻想郷のメンバーも出てるらしいから、読んでみてもいいと思うわ。」

「じゃ、今回はここまで。次回を楽しみにしてなさい。」




次回予告:(地の分:永江衣玖)


ついに始まりました、総領娘様と霊夢さんのデュエル。

ブルーアイズの圧倒的パワーで押していく総領娘様に対して、霊夢さんが見つけた突破口とは?


天子「この力の前には、何人たりともひれ伏すしかないのよ!!」

遊矢「これが、伝説のモンスターの力…。」

霊夢「諦めはしないわ。なぜならそこに、『希望』はあるから!!」



次回、『遊戯王ARC-V -エンタメデュエリストと紅白の巫女-』


『進化する希望! 混沌を光に変える使者、降臨!!』


さぁ、お楽しみはこれからですよ!!
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