白夜叉から刀を受け取り、二人でノーネームの本拠地の前に降り立つ、すると後ろから聞きなれた声がする。
「ちょっと、あんた達、鏡也にさとりよね?」
名前を呼ばれ後ろを振り向くと、紅白のめでたい色をした巫女、博麗霊夢がいた。
「ああ、霊夢か、久しぶりだな、ってかこんなところでなにやってんの?」
「それはこっちのセリフよ、いきなり紫に連れてこられたと思ったら完全に知らない場所だし、最初は魔理沙といたのにあいつは逸れちゃうし…」
「魔理沙さんなら後ろから…猛スピードで迫ってきてますよ?」
さとりがそう言うと霊夢がバッと振り返りどこで手に入れたのかハリセンをバットのように構え。
「霊夢ー!!やっと追いつい「なにやってんだお前は!」ガブァ!!!」
飛んできた女の子、霧雨魔理沙をフルスイングで箒から叩き落とした。
「いやーすまんすまん、まさかあんなところで魔書があるなんて思わなくてさ、寄らずにはいられなかったんだ」
「まったく、それなら一声掛けなさいよね」
霊夢と魔理沙が話をしている後ろで鏡也がぼやく。
「紫の野郎、本当に迷惑極まりねぇな…」
「そうですね…それであの二人は?」
「ここじゃあ幻想郷のようには帰れないだろ…また俺がやんなきゃいけねーのか…」
「それなら次は貴方も行ってお燐とお空を連れてきてください」
話が決まったところで鏡也が霊夢達に聞く。
「とりあえず俺は明日幻想郷に戻る、つってもお燐とお空を連れてくるだけだが、帰りたいならお前達も付いて来るか?」
多分Yesだろう、そう思ってはいたが、意外にも彼女達の返答はNoだった。
「いや、私達も帰りたいとは思うけど、ここに来る前に紫に頼まれてね、あんた達に協力してあげてって」
「ああ、私達が参加するんだ、百人力だぜ?」
それを聞いて一つ考えた鏡也は、いきなりスキマを作ったと思うと、中から紫を引っ張り出した。
「痛い痛い!もう!なにすんのよ!」
「霊夢達を寄越したのは感謝するぜ、結構人が足りないからな」
「ふふ、そうでしょ?なに?感謝の言葉を伝えたかったの?」
鏡也は首を横に振り、いや、と続ける。
「ただ厄介ごとには変わりねえ、だから、お前もこっちに残れ」
霊夢や魔理沙、さとりが首を傾げ硬直する、それに対し紫は。
「うーん、しょうがないわね、とりあえずぺるせうす?だっけ?そのゲームの時までにはこっちに来るわ、待っててちょうだい」
「了解だ」
すると紫はスキマで消え、鏡也と復活したさとりが未だ困惑している霊夢達を本拠へ連れて行く。
「ってなわけで、今日からメンバーに加わる二人だ」
飛鳥や黒ウサギ、流石の十六夜でさえ少し困惑気味だ。
「あの、鏡也さん、こちらのお二人はお知り合いですか?」
ジンが聞いてくるため、Yesと答えて二人に自己紹介をさせた。
「私は博麗霊夢、博麗神社の巫女よ、能力は空を飛ぶ程度の能力、よろしくね」
「私は霧雨魔理沙、普通の魔法使いだぜ、能力は魔法を使う程度の能力、よろしく頼むぜ」
こうしてノーネームに幻想郷の人間最強が二人、強制参戦した。