「ああっ!もう!鬱陶しい!」
現在戦場は拮抗状態、お互いがお互いの弾幕を避け、さらに弾幕を撃つ、の繰り返し。
「いいねいいね!!こういうのだよ!こういうギリギリの戦いがしたかったんだよ!」
「この戦闘狂…境界《二重弾幕結界》!!」
先に霊夢がスペルを発動する、それに対し鏡也は能力を発動させる。
「時を操る程度の能力、コピー!時よ止まれ!」
鏡也の腰の辺りに懐中時計が現れる、そして周りの時間が止まる。
「再現《ザ・ワールド》!」
どこから取り出したのか、大量のナイフを投げ時間をさらに止める、それを繰り返し、霊夢の周りをナイフで囲んでから。
「時よ戻れ、さあどうする?」
「甘いのよ!これなら咲夜の方がまだ面倒よ!」
愚痴をこぼしながらもナイフの間を器用に避け、弾幕を放ってくる。
「ハ!ハハハ!まだだ、まだ足りない!もっとだ!もっとでかいのをぶつけて来い!」
弾幕を避け、両手を広げ愉快に叫ぶ、それに対し霊夢が呆れながら返す。
「はぁ…わかったわ…とびきり大きいのをぶつけてあげる!覚悟しなさいよ!」
「来いよ!それごとぶっ飛ばしてやる!」
二人がスペカを掲げる、そして霊夢の方が早く宣言した。
「霊符《夢想封印》!!」
大量の弾幕を放ちながら、右手を突き出す、そこには陰陽玉があり、徐々に大きくなりながら鏡也に向かう。
「カッ!こりゃいいや!再現《夢想封印》!!」
同じく鏡也も弾幕を放ちながら右手を突き出す、霊夢の陰陽玉とは違い、真っ黒な球体をぶつける。
「これで終りよ!」
「終わってたまるか!」
二人がぶつかると爆発が起きる、そして周りの地形が一変する、そこら中に生えていた木々は爆風になぎ倒され、近くにあった岩などはぶつかった衝撃で砕け散った、衝撃や風が止み、煙が晴れると、夜が明け、霧が晴れる。
「ったく…久々に負けを覚悟したわよ…魔理沙が負けたのも頷けるわ…」
「カーッ!負けた!いや、でも面白かったわ、紫の話は本当だったな……」
あいつの話は半分本当なんだな、と言うと、霊夢が顔をピキピキと歪ませながら鏡也に問いただす。
「どういうこと?なんで紫の名前が出てくるの?」
「あ?なんでって、あいつが異変を起こしてみろって、面白いものが見れるって言うもんだからな」
カハハ、と笑うと、霊夢が空を見上げ。
「紫!!見てるんでしょ!?出てきなさい!」
すると空からスキマが開き、紫が降りてくる。
「ちょっと紫!どういうこと!?」
霊夢が紫に突っかかっていると、鏡也が声を掛ける。
「おっと、お前らで話しをするのは勝手だが、そろそろ俺は出るぞ」
「そう?ならまた会いましょうね」
はぁ!?と後ろで霊夢が叫んでいるが、気にせずスキマを開く、そして最後に。
「楽しかったぜ、異変を起こす気はもう無いが、また喧嘩売りに行くわ、んじゃ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「そして俺はあいつの話も聞かずスキマに消えましたとさ、めでたしめでたし」
話終えると十六夜達が追求してくる。
「その後はどうしたんだよ」
「そうね、さとりさん達が一切出てこなかったわ」
「気になる」
三人から言われた鏡也は、小さくため息を漏らし、少しだけ続けた。
「その後は特に何も起こさず地底に行ったんだ、そんで、まあ、お前らが戦った相手と戦ったりして、地霊殿に行った、そこでさとり達と会ったんだ、っと、そろそろいい時間だな、今日はおしまい…ってか続きは無いんだけどな」
そして鏡也とさとりの二人は先に部屋に戻った、残った問題児達は。
「あいつ…何歳なんだ?」
「そうね…見た限りだと私達と同年代か…」
「それ以上…でも最初に五十年ぐらい前って…」
何故か別のところに疑問を抱いていた。