「ようやく来おったか、待ちくたびれたぞ」
「悪いな、ジンに挨拶してきた」
「お疲れ様です」
あれから鏡也は白夜叉の所へ来ていた、そこには先に行っていた地霊殿の面々が既に揃っている。
「それで、コミュニティを結成するのは良いが、名前と旗の模様は決まっておるのか?」
「名前?決めてるの?」
「あたいはまだ聞いてないです」
「お姉ちゃんとお兄ちゃんがコソコソしてるのは知ってるけど」
実際この話は鏡也とさとりの二人で決めていた事だ、こいし達には一切教えてはいなかった、その為名前も旗印も聞いていない。
「ああ、名前は"第三の目"読みはサードアイ、旗は少女がサードアイを抱えてる絵で、白黒で問題ない」
「ふむ、よかろう、それならおんしらは今この瞬間からコミュニティ第三の目だ、ノーネームをよろしく頼むぞ」
最後の言葉に対しては、ここにいる全員がわかってる、と言ったような表情をしている。
「おお、そうだ忘れておった、おんしらにこれをやろう」
白夜叉が懐から手紙を取り出しさとりに渡す、そして思い出したように聞く。
「そう言えばおんしがリーダーなのか?」
白夜叉が鏡也の方を向いて言う、ただ鏡也は首を横に振り返答する。
「いや、リーダーはさとりだ、地霊殿の主はさとりだし、俺は単なる居候だったからな」
「ふむ、そうか」
「それより白夜叉さん、私達のコミュニティ本拠地は見つかったんですか?」
誰もさとりが受け取った手紙については触れない、何故ならこの手紙のことは前々から聞いていたのだが、その前にコミュニティの話を挟んでしまい、招待状が届いたのなら行く、と言った結論で話が終了しており、この手紙がその招待状だと理解して誰も反応はしなかった。
「ああ、見つかったぞ、前回私が四桁の外門に居るのは言ったな?」
「ああ、番号までは覚えてねーけど」
「別に構わん、それでおんしらは実力もギフトも凄まじい、その為私の一つ下の外門、五桁の66537外門に本拠を構えることが出来ることになった」
「あたいたちってそんなに評価されてたんですね…」
「ん?それってすごいの?」
「わかんない」
「白夜叉さんの一つ下って事は相当凄いと思いますよ」
うむ、と白夜叉が胸を張る。
「望むのであれば本拠の近くまで送るぞ?」
「ああ、頼むわ、俺の能力じゃ迷いかねん」
任されよ、と柏手を二つ、すると外の景色が変わる、今まで見ていた七桁の外門とは違い、より活発な風景、良く見ると鏡也達が居た旧地獄跡地に似ている。
「この店を出たら迎の者が居る、そやつについていけば本拠に着く、そして祭りは明後日…いや、既に日があけているな、明日になる、九時頃に店に来い、向こうまで送ろう」
「わかりました、ありがとうございます」
さとりが一例し全員が店を出る、すると言われていた通りにこちらに歩いてくる人影がある。
「白夜叉様からの使いです、どうぞこちらへ」
言われる通りについて行く、十分もすると歩みを止め、使いがこちらを向く
「こちらになります、コミュニティ第三の目、これからのご活躍をお祈りしております」
一例をして去る、挨拶をし本拠の方を見る、するとそこにはとても見覚えのある、我々が元々住んでいた地霊殿にそっくりな建物がそこにあり、そこには言った通りの旗印が飾られていた。
「カッカッカ、やっさんも粋な事をするな」
「ええ、本当に」
「なんか帰ってきたみたいだね〜」
「そうですね」
「とりあえず入りましょうよー」
お空に促され庭を抜け扉を開く、そして何をするわけでもなく自分達が地霊殿で使っていた部屋の場所に合った部屋を探し、鏡也の能力で部屋に荷物を運び、明日の祭りを待つ。
「さて、魔王様はどこまで戦ってくれるのかねぇ」
「魔王が来る、私達も本腰を入れて戦闘をしないと行けませんね」
鏡也とさとりが隣り合わせに座り話をする
「カッ、そんな心配しなさんな、さとりは俺が絶対に守る」
「こういう時ばっかり恰好いい事いうんですから、それじゃ、お願いね?」
「ああ、任せとけ」