覚と鏡の異世界旅行   作:BlueMkⅡ

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第八話:虎狩り、スペカは添えるだけ

白夜叉とのギフトゲームが終わり、ギフトカードを景品として受け取った後、全員はノーネームの本拠地へ足を運ぶ、そこで見た風景からさらに魔王の凄まじさを感じる、何名かは幻滅していたが、そして時間は飛び、翌日、ギフトゲームが開始される日だ。

 

「あたい達は一度地霊殿に戻ります」

 

「他のペット達にも話をしてこないといけないから、行ってきます」

 

結局鏡也の力で八雲紫の力をコピーして境界を操る能力を使えば帰れるじゃないか、と言う事で、鏡也がお燐とお空の足元にスキマを出現させ、幻想郷へと一時戻った。

 

「んじゃ、やる事やったし、虎狩りと洒落込むかね」

 

「そうですね、でも貴方は余り本気を出さないように」

 

「へーへー、わかってますよー」

 

そしてさとりと鏡也もスキマの中に消えた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「お、来たみたいだぜ」

 

十六夜が気づく、それを聞いた黒ウサギが焦りを抑えながらスキマの方へ走る。

 

「遅いのですよ!」

 

「すみません、それで、状況は?」

 

「心を読みゃ早いんじゃないのか?」

 

十六夜が聞く、それに対しさとりが答える。

 

「このギフトカードに仕舞えた様なので仕舞いました、余り人の心は読んでて面白くはないので」

 

そうか、と十六夜が下がり、黒ウサギが説明する。

 

「ありゃ、そんなに状況悪いんだ、てっきりもう終わってると思ったんだけどな」

 

現在は耀が重症、飛鳥も軽傷だが足を挫き動ける状況ではないらしい。

 

「鏡也さん、さとりさん、お願いします、貴方達なら」

 

「あんま弱い物イジメはしたかねーんだが、しょうがねぇ、行くかね」

 

「頑張ります、あ、そうだ、十六夜さん、耀さんと飛鳥さんを下がらせてください、多分この人だけで大丈夫なので」

 

あいよ、と十六夜が二人を迎えに行く、そして戻ってくるのを確認すると。

 

「んじゃ、行こうか」

 

「ちょっと待って、コレを」

 

飛鳥から白銀の剣を受け取る、ゲームのルールで、この剣でしか傷をつけられないらしい。

 

「お願いね」

 

飛鳥の言葉を聞いて、二人はふわりと宙へ浮かび、ガルドの居る館へと向かった。

 

「お姉ちゃん達、気付いてくれなかった」

 

こいしがスゥ、と現れる、それに黒ウサギ達はとても驚いていた様子だが、既にさとり達は居なかった。

 

「ここですね」

 

さとり達が館の扉の前に降り立つ、すると。

 

Gyaaaaaaaaaaaaaaa!!

 

館の中から獣のような叫び声が聞こえる。

 

「虎人間が虎になってるってか?お笑いだな」

 

「くだらないこと言ってないで、行きますよ、アレでも使って早く終わらせてください」

 

さとりが呆れて扉を開ける、すると二階へ上がる階段から降りてくる虎、白と黒のストライプの毛並みをした虎を発見する。

 

「本当に虎になってるんですか…想起《恐怖催眠術》!」

 

先手必勝、さとりがスペルカードを掲げる、ただし当たってはいるがダメージは与えられない。

 

「これがルールの力かい、なら…時を操る程度の能力、コピー、んで、再現《ザ・ワールド》」

 

鏡也がスペルカードを使う、すると周りの時が止まる、ただしガルドには効かなかった。

 

「ありゃ、これも効かないか、しゃーなし、再現《フォーオブアカインド》」

 

もう一枚掲げる、すると鏡也の姿が四人になる、それを確認したさとりは後ろへと交代する。

 

「想起《チェーンデストラクション》」

 

一人がカードを掲げガルドを縛る。

 

「想起《グラビティアース》」

 

さらにもう一人がカードを掲げ、ガルドに重力の圧をかける。

 

「想起《明日はどっちだ?》」

 

三人目がカードを掲げると、ガルドの方向感覚が狂う、それを確認した最後の一人が。

 

「想起《ブレイド・ザ・ロザリオ》!」

 

すると剣は一人でにガルドへ向かい、背中から突き刺す、そして剣が刺さった部分からガルドは砂になり、最後には地面に刺さる剣だけが残った。

 

「ゲームクリア、ですね」

 

「んじゃ、剣回収して戻りますか」

 

ギフトゲーム:ハンティング、クリア

 

 

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