ピクニック隊長と血みどろ特殊部隊   作:ウンバボ族の強襲

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長くなってしまったので、前後編に分かれてお送りいたします。

お風呂回です。





phase23 あの日見た荒神の行方を俺達は誰も知らない

「やっぱり……ちょっとスース―する……」

 

 辞めておけば良かった。

 

 心の中でそう思いつつも、もう後には戻れないことは分かっている。

 こうなればもう……腹をくくるしかない。

 そうしてなけなしの決意をぎゅうぎゅうに固める――

 

 行こう……!

 

 

「終わったー?」

「うん……うん、大丈夫……」

 

 と、お隣のカーテンから聞こえるナナちゃんの声。いいなぁ、あの子は……と思いながら彼女のいつもの服装を思い返してみる。

 太ももむき出しのショートパンツ、丈の短い上着。そしてインナーは辛うじて大事な部分を隠しただけのチュートップ……。

 

 普段がアレなだけ、羨ましくもある。

 

 

 

 だって、こうゆう時困らないから。

 

 

 

「じゃー……せぇーのっ!」

 

 ナナちゃんの声と共にカーテンが思いっきり開かれる。

 戦友と10分ぶりの再会。

 

 

 そして思わず我が目を疑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ずるいよ!! ずるい!!」

「何が?」

「だ、だって……!」

 

 その手があったか……! クソッ……どうして気づかなかったんだ!

 なぜなら香月さんのお姿は。

 

 

 

 

「スク水だなんて……!!」

「スク水……? 制定水着のコトー? べつに普通の水着なんだけど……」

「そうだよ!! 普通の水着だよ!! ずるい! ナナちゃんずるい!!」

 

 普段からあんな格好してケロっとしているクセに……!!

 

 何ということでしょう。香月ナナさんは水着を着用することによってかえって肌面積の露出度が低下しているのです。普通逆でしょ。納得いかねぇよ……。

 全体的に紺色のシンプルなデザイン。いつもは冷え性が心配になっちゃうむき出し丸出しのお腹は今日に限って布地がぴったりと張り付いている。そこからすらりとした健康的な手足。

 頭はいつもの偽猫耳。

 

 

 

「ずるいよぉ!!」

「え~? そんなこと言われても困るよ~~?」

 

 けど、と彼女のやや赤みを帯びた目が私を映す。

 そしてにこっ……と――と言うよりはニヤっと意地悪く笑った。

 

「張り切っちゃったねー唯ちゃん!」

「言わないでーーーー!!!!」

「えー? どうしてどうしてー? 似合ってるよ! かわいい!」

 

 もうどうっちかというと、餌を見つけた捕食者の目。

 

 

 

「まさかそんな大胆にビキニを着るとは思わなかったよーーーーっ!!」

「うぅ……! ひ、ひどい……!」

「オレンジ色を基調とした色合いに黄色の花を染め抜いた意匠。胸の上と腰で結ぶタイプの脱げそーな脱がしやすそーな水着だねっ! 上下各5820fc(税別)でしょー?」

「何で知ってるの!? リサーチ完璧なの!?!?」

 

 ナナちゃんは応えない。

 都合の悪いことは答えない。

 

「だ、だって……!」

 

 言い訳をさせてください。

 私が……ですよ……。この、私が。

 

 なんでこんな水着に挑戦しようと思ったのかというと訳がある。そう……仕方のないことだったのだ。

 水着必要、そうだ、ダーミナルに行こう。

 すると現れた4タイプのまぶしい水着。こんなの無理! なので酒保に行けばもっと地味な競泳用の水着があるだろう……と、思っていたのだ。

 オモッテイタノダ。

 

 ロシア支部の酒保どうなってんでしょうね……キッレキレの女性用水着とかマイクロビキニとか最後にはもう水の中で溶ける水着とか……。

 

 そうだ……仕方なかった……コレしか……なかった……。

 

 きっと、ナナちゃんもすごい水着だろうなーと思っていたのだ。

 

 ……ミゴト外れたけど。

 

 

「う、上着を!!上着とってくる……!」

「え~? 何でよー? 恥ずかしがらなくっていいのにっ!」

「無理だよ!! 無理……無理ったら無理……!」

「駄目ー。大丈夫大丈夫、可愛いんだから自信持ちなよー? ね?」

「で……でもぉ……」

 

 マジで無理……同性の前ですらこの様なのに……。

 ……異性の前だと本当の本当に……何しでかすか分からないんだよ私!?

 

「大丈夫だからーきっと、隊長も先輩も可愛いって言ってくれるよ!!」

「……!」

 

 男性隊員二名の名前を出されて顔から水蒸気が飛び出る。

 客観的には真っ赤だろう。

 

 ……無理だ…やめよう。怪我が治っていないとか適当なパチこいて欠席しよう……!

 

 そう覚悟を決めて踵を返した私の手を、ナナちゃんが逃がしてくれるハズもなかった。

 

「ふっふふー! 逃がさないよーー!!」

「ごめんなさいナナちゃん! 私には……私には無理だよこんなの!!」

「無理じゃなーい諦めたらそこで人生終了だよっ!」

「ナナ……」

 

 ナナちゃんが背後から強襲。そのままホールド状態に持っていく!?

 一糸まとってない状態の背中を……細い指がつぅーーっとなぞる……

 

「ひっぁん!?」

 

 やだ。

 ナニコレナニコレナニコレ……!

 ナニヲしようというのですか……ナナちゃん……ナナちゃん!?

 

 

 

 

「逃げちゃ駄目なんだからね! えっへへへへー」

「ナ、ナナちゃん顔近いんだけど……っ!?」

「しってるよー……唯ちゃんは~……耳の後ろが~……弱い」

「や、やだぁ……!」

「んっ……素直じゃないねー? でも強情張ってもイイコトなんかないんだよ?」

「……ぅっ」

「行こう……? ね……唯ちゃんっ……?」

「やっ……ん……っ……! …………―~~っ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい陥落ーー!! お風呂お風呂~」

「はぁぅ………………」

 

 

 くったりした私は…

 

 なすすべもなく、彼女に引きずられていったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

   ▼▼▼

 

 

 

 

 

 

「遅っせーぞー何してたんだよー?」

「ゴメンなさーいっ! 女の子には色々準備があるんだよ~! ロミオ先輩!」

「一体何の準備があるんだよ……っておい!? どうした!? どうしたんだよ唯!? 始まる前から何かデキ上がってんぞ!?!? しかもなんで内股気味なんだよ……!? 何があったんだ……女子更衣室……」

 

「全部ナナちゃんのせいなんだからぁ!!」

 

 

 一応個別設置の洗い場で体をじゃぶじゃぶした後である。コレが温泉マナーらしい。

 律儀に待っていてくれていたのかロミオ先輩マジ先輩。やっぱり彼も水着だ。

 

 一体どこで手に入れたのか黒地に脇にオレンジ色のラインの入っている……先輩の神機色のサーフパンツだ。その上は細身な上半身。

 そして気になったのが……

 

 

「「水泳帽……」」

「わ、悪いかよ!? しょうがねぇだろぉ! ……いつものニットは持ち込めねぇんだから!!」

「一体何がロミオ先輩をそこまで……」

「そうですよ……そこまでして毛根を……」

「ハゲてからじゃ遅ェンだよッ! 何もかもッ!」

 

 

「髪の話をしましたね!? 今!! 髪の話を致しましたねェ!? 若いくせにィ! フサフサの癖にっっ!!」

 

 

 話の途中で、オッサンが乱入してきた。

 このお方はクジョウソウヘイ博士。『神機兵』の方の研究をなさっているお方らしい。

 チャームポイントは今本人が言った通り……とぉーーーーっても……広い……額。

 そして薄い頭。

 髪の薄い頭。

 

 

「羨ましくなんかないんですからねぇぇええええ!!」

 

 ……そんなわけで今日はフライアの研究職の人も来ているらしい。

 とは言っても全員ではない。監視やルーティンワークを止めないためにも、事務員や警備員はほとんどが来れていない状況だ。

 まぁ、今日はそんなアラガミ居ないから大丈夫だろーという訳で、戦闘員と一部研究職がこうやってお休みを頂いているだけにすぎない……フランさんなんかやっぱり今日も働いてるし……。

 

 

「ブラッド全員、揃ったようだな」

 

 ペタペタと水音をたてて、向こう側から誰かが歩いてくる。そう、この流れでは……。

 

 

 ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 見たこともない超絶美形が現れた。

 

 

 

 

 

「誰!?」

「あ、あれ……?」

「お前らなぁ……」

 

 

 いかにも生真面目そうなハーフスパッツな水着。腕にはひのきの洗面器。首には極東文字で「ゆ」の字が書かれた綿製手ぬぐい。

 その完全に温泉満喫する気満々の姿勢といい、思わず眩しすぎるオーラといい……やはり『彼』なのだが……。

 

 

「俺だ」

 

 そのテノールは皆の隊長、ブラッド隊長。ジュリウス隊長のものだった。

 

 

「バナナは!? バナナどこいっちゃのー!?」

「隊長のバナナがない!?!? 隊長のバナナがない!!」

「ど、どどどどどうしようーーバナナがないよーー!?」

「お、お気を確かに隊長!!」

「確かだが?」

 

 キョトンとすんな。

 

「オイ、温泉で女子がバナナバナナ連呼すんな!!」

「だって隊長のバナナがないんですよぉ!? アラガミが出る! これ、ゼッタイアラガミが出る!」

「髪型変わってるだけだろ!? 認識できないの!? え、認識できなくなってんの!? お前らにとってジュリウスって一体何なの……!?」

「ピクニックバナナ」

「……ひょっとしてオレも帽子取ったら認識されねーのかお前らに……」

「やだなー。ロミオ先輩はロミオ先輩だよ」

「……え? な、何だよ……おい……」

 

 

 そうなのです。いつもは頭の上に乗っけているバナナ(型の髪の毛)が……今日は……存在していなかった。

 

 普通のポニーテールになっている。ただいつもより低い位置で結んでいるだけなのだが……一瞬、ほんとに、誰かとオモッタ……。

 

 あといつもの変な服……じゃなくて貴族っぽい服着ていないのが悪い。

 この人意外と着やせする体質だったらしい。腹筋バッキバキに割れている。スゲェ筋肉だ。

 

「何だ?」

「い、いえ……」

「あぁ……コレだな」

 

 何かを勘違いしたらしい隊長がヒノキの洗面器の中身を指さす。

 

「た……卵……」

 

 とっさに鶏が近くに居ないか確認する。

 ……よし、居ない。今回は大丈夫。

 

 

「極東ではオンセンタマゴなるものが存在するらしいぞ。湯に30分ほど浸けておけばできるものだと言う。幸いにも生卵が入手できた。全員で食べよう」

「……あー……はい。はい、そうですね……」

 

 そんなキっラキラした目でこっちを見ないでほしい。

 一体誰でしょう、こんなことをうちの隊長に吹き込んでしまったのは。

 

 

 

 

「フム……。これがロシア支部の温泉か、実に趣深い! まさに!! 美肌と長寿と健康の秘訣! いい旅湯けむり気分・フォン・エミール!!」

 

 ……こいつか。

 

「この温泉の秘湯を是非我が魂の親友の妹にしてこの僕の朋友たるエリナにも堪能させてやりたかった……!」

 

 ちなみに、エミールさんの水着はキラキラに光る紫ビキニパンツ(男性用)。

 

「世界は今日も輝いているッ!!」

「エミールさん、コレを沈めればいいのだろうか?」

「Ja。だがこのままでは採れたてピチピチの卵たちが拡散してしまう恐れがある……だが! 心・配・無・用!!そんなときの為にっ! オラクル繊維練り込み済網~~! さぁ、この中にタマゴ達を入れ給え!! さぁさぁさぁ!!」

「30分か……長い……」

 

 

 隊長は30分タイマーをセットして、マダカナマダカナ……とまるで5歳児の様にワクワクして、タマゴ群を見つめていた……。

 

 

 

「う、ぁあ……エミールさんに……持ってかれたぁっ……!」

「……唯ちゃん……。……そう言えばギルは?」

「アイツなら何か頭が悪りぃとか頭痛が痛いとかボヤキながら医務室行った。多分来ないな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おーいブラッドォー? 何かジュリウスさんが面白れーコトやってるって聞いたんだけどー……ぉー……? え、マジで何やってんの……? って、うわっ……水着だ……!」

「……いい年した男が一人で膝を抱えて水底を見つめている……?」

 

 見たまんまを口にしながらロシア支部の遊撃隊の皆様が現れた。やっぱり二人とも水着着用。

 アーサーさんはやっぱり赤い海パン。ヘルマンさんの方は……何故かヒョウ柄のド派手な物だった。趣向と中身と外見がとことん噛み合わない奴もいたものだ。

 やっぱり眼帯は外せないらしく、医療用のモノを付けている。

 そして、相変わらずヘルマンさんは首から下しか見ていない。しかも、目線がちっとも嫌らしくないのが逆に嫌だ。

 

「……良い水着だな、胸に合っている」

「…………」

 

 歪みねぇなこの人。

 

「えー……あ、そだ。オリガちゃんは来てますか? というか一緒じゃないんですか?」

「ん? な、何神威さん……あーオリガだよなオリガ。あいつなら……あれ? さっきまでそこに居たんだけどな……オリガー? おーりぃーがぁーー?」

 

 まるでペットを呼ぶようにオリガちゃんを探すアーサーさん。

 すると、少し遠くで黄色い声が上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「既婚者ですかー? 局長さん! 局長さん!」

「辞め給えよ!? 辞めんかね君ぃ!?」

「そうおっしゃらずに! そうおっしゃらずに! おじ様ドストライクなんですぅ!」

「何がだね!?」

「決まってますね!……ハゲかけた頭、薄くなった髪……加齢臭とヤニ臭さの混じった体臭……。そして小太りで……毛深くてぇ……やっぱり加齢臭のする……っ……も、もうっ! 何言わせてるんですかぁ! 恥ずかしいなぁ……!」

「本当に恥ずかしいと思ってるのかね」

「今夜……お暇ですか……?」

「生憎仕事を今入れる予定だ!!」

「じゃあお食事だけでもっ! お食事だけでもーー!!」

「却下だ!! 何なのだねキミは!? もっと自分を大事にしなさい!!」

「えー? そんな照れなくても~~」

 

 

 

 

 

 

 

「オリガァアアアアア!!」

「うっわ……

 

 ……うっわぁ……」

 

 金髪スラブ系美少女オリガちゃんは何か今日はハリキリ=ガールだった。

 長いストレートな金髪は今日は下ろしてある。ソレはソレでとても可愛かった。

 水着は薄い黄色のチューブトップとスカートで……年齢と細い体に不釣り合いなボリュームたっぷりの胸を、ぐいぐいぐいと押し付けていた。

 

 

 ……グレム局長に。

 

「いいじゃないですか局長さん!」

「良くないから言っているんだがな!? キミ、君の部隊の隊長は何処だね!? 責任問題だ!! 監督不行き届きで減俸してくれる……!」

「きゃーっ! アーサーさんピーンチ~~……は、どうでもいいとして……局長さぁ~~ん、ねぇ局長さぁ~~んっ?」

「何をしているんだね!? や、やめ……」

「どうしてダメなんですかぁ……? 私が……神機使いだから……ですかぁ……?」

 

 コケティッシュな顔……具体的には上目遣い&涙目というコンボで迫りつつ、局長の腕を壮大な胸の谷間へと沈みこませるオリガちゃん。

 さぁ、局長は理性を保つことができるのでしょうか!? 百戦錬磨のオッサンは美少女のアブナイ、イケナイお誘いを躱すことができるのでしょうか!? それともこのまま交わしちゃうのかーー!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふふっ……あらあら、お嬢さん? あんまりうちの局長を苛めないであげっ……きゃあっ!」

 

 局長危機一髪! なこの状況に湯煙の奥から現れたのは……グラマラスボディを持った女性だった。

 長い赤毛と理知的なのに婀娜っぽい美女。チャームポイントは泣きぼくろなお姉様。レア=クラウディウス博士。

 このお方も……予想通りというか、やっぱり純白の、しかもかなり上質な素材なビキニを身に着けておられる。すらっとした長い足と、程ほどにお肉のついた柔らかそうな腰つき。そこからきゅっとしまったお腹への曲線はとてもなだらかで……同じ女の私から見ても素直に綺麗だと思える。

 豊かなお胸は純白のビキニで締め付けられており……今にも弾けそうだ。

 彼女自体はもうハジケちゃった後だったのだが。

 

 

「レア博士ぇえええー!」

「きょ、局長ーーーー!」

 

 お色気ムンムンの美女の長い足が、今回は局長の局長にアタック。

 不幸中の幸いだったのは……レア博士が何も履いていなかったということ。レア博士の生足が局長の布地一枚の場所を正確にシュート!

 そのまま局長はレア博士と共に……水しぶきを派手に上げて、散っていった。

 前も思ったが、何故何もない場所でコケたのでしょうね彼女は……。

 

「局長ぉぉおおおおおお!!」

 

 

 

 

「ありゃ……あららららー? え? 何何? そうゆう関係だったんですかフライア!? やだーもー! やだなぁ~もぅっ!」

 

 オリガちゃんが顔をわずがに紅潮させてきゃあきゃあ言ってる。

 

 

 

「局長ぉおおお!! 何やってんですかぁ!! ロミオ先輩浮き輪ー!」

「何か今すっごい音したけど大丈……ってレア博士!? あ、あんた何に顔突っ込んでんですか!? つかそのくっせー足誰の……うわぁ! 局長だ!?!?」

「やだねー、ここはそうゆうお店じゃないよー? 勘違いしないでよねっ!」

「え……!? お前ら状況判断早くね……? な、何が起きたのかサッパリなんだけど……!?」

「豊かだが、ドジな胸だ。だが、素晴らしい」

「あぁ……局長……! ごめんなさい局長……! 私のせいで……全部私が悪いの……っ!」

「本当そうですよ反省してください!!」

「すげぇコレ……犬〇家みたいになってる……」

「何言ってるのロミオ先輩ってばっ! そんなシンクロ・ナイズド・グレムスロワみたいなこと言っちゃって」

「えと……えぇっと……オリガが逆ナンしてて……赤毛の女の人が出てきて……そっから分かんねぇ……?」

「アーサー、お前も男なら、あるがままの胸を見ろ」

「人工呼吸ですか!? やりますけども! 私やりますけども!」

 

 意味もなく局長の唇を奪っちゃおうとするイケナイ美少女を引きはがしつつ、局長を見守る神機使い達。

 常人より優れた運動能力を持っている神機使いがこれだけ居ても……この悲劇を食い止める事ができる人間は誰一人いなかった。

 局長の目がやはり虚空を彷徨う。

 

 

 

 

「レ、レア……博士……足元には……注意し給えよ…………?」

「きょく……ちょう……!」

 

「局長ぉぉおぉおおおお!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「良かった、卵は無事だ」

 

 何か隊長は1人でボヤいていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 





活動報告の方でまたしてもお知らせがありますので、見て頂ければ嬉しいです。

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