問題児たちと妖怪の血を受け継ぐ者が異世界から来るそうですよ? 作:篠咲リクヤ
20XX年 4月
桜が咲きほこるなか浮世絵町に1人の少年がいた。
「ちょっくら行ってくるわ。」
彼の名は奴良鯉音(ぬらりおん)15歳ある。見た目は普通の中学を卒業したての少年と変わらないが鯉音には秘密がある。
『鯉音様!! お気をつけて!!』
そう彼は妖怪である
「全く、別に見送りしなくていいのに。」
「そんな辛いこと言わないでください。本当は私たちもご一緒しなければならないのですが。」
「すまねぇな。カラス丸(まる)、これは四代目になるための試練みたいなものだからお前たちを連れて行くことはできないだ。気持ちだけ受け取っておくよ。」
「鯉音様!! もったいなき御言葉!! このカラス丸鯉音様のお帰りをお待ちしています。」
「ああ、じゃあ行ってくるわ!!」
『お気をつけて!!』
鯉音は出迎えた妖怪たちに手を振った。
門に近づくと箒を持った1人の女性と木刀で稽古をしていた少年がいた。
「あら、鯉音もう行くの?」
女性の名は氷麗(つらら)鯉音の母である。そして、雪女である。
「ああ、これから1年くらい帰ってこないから。」
「いいよな~、兄さんは吉野山に行けて、僕も早く強くならないと。」
少年の名は奴良鯉孫(ぬらりそん)鯉音の2つ下の弟である。
「まあ、お前ならすぐに強くさ。母さんたちのこと頼むぞ。」
「任せてよ。兄さんがいない間は僕がこの家を護るから心配しないでよ。」
「頼んだぞ。じゃあ母さん行ってくるわ。」
「ええ、気をつけてね。」
鯉音は、母と弟に手を振って見送られた。
鯉音は母たちに見送られ1人吉野山に向かって行った。吉野山は昔、鯉音の父である奴良リクオが1人で修行した所であり義務教育を終えたら吉野山で修行する約束をしていたので1人で修行する事になっていた。
「全く親父め別に義務教育終えてからでなくていいじゃねいか。」
鯉音は誰もいない所で父の文句を言っていた。
「吉野山で強くなって絶対親父の鼻を明かしてやる。」
鯉音は1人決意をしていた。
だったのだが、
「へぇ~誰の鼻を明かすって。」
「!?」
後ろを振り向くと1人の男性がいた。
「な、何で親父がこんな所にいるんだよ!!」
そこには奴良組三代目総大将奴良リクオがいた。この人こそが鯉音の父である。
「見送りついでに差し入れを持ってきたんだよ。」
「差し入れ?」
鯉音の言葉を聞いたリクオは1本の刀を差し出した。
「!? これは祢々切丸(ねねきりまる)じゃないか。」
「吉野山に行くのに必要だと思ってね。」
「サンキュー親父!!」
鯉音はリクオから祢々切丸を受け取った。
「いいかい鯉音、吉野山に行って力をつけるだけじゃ駄目なんだよ。」
「は? どうゆうことだよ?」
「行けばわかるよ。」
リクオその言葉を言い残し立ち去って行った。
鯉音はリクオに言われた言葉に疑問を持ち祢々切丸を腰に下げ吉野山に向かって走り出した。
リクオをと別れてか数時間がたった。
「ちょっくら、休憩にするか。」
鯉音は休憩がてらに歩いていた。
「にしても遠いなこれでまだ半分くらいかよ。」
鯉音は地図を見ながらつぶやいていた。
そこに桜の花びらが地図の上に降ってきた。それにきずいた鯉音は降ってきた桜のほうを見た。そこには桜の木が並び立つ1本の道があった。
「お~これは絶景だな。」
鯉音は桜の木が並び立つ道を歩いていた。
「ここで花見をするのも悪くないな。」
鯉音は来年みんなで花見をしようと思っていた。
そこに桜の花びらとともに舞った1枚の封書が鯉音の前に舞い降りた。
「・・・・なんだこれ?」
地面に降りた封書には達筆でこう書かれていた。『奴良鯉音殿へ』と。
鯉音は自分の名前が書いてあることに気づき封書を手に取り封を切った。そこに書かれていた文章を読んだ。
『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。その才能を試すことを望むならば、己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、我らの“箱庭”に来られたし』
鯉音は文章の意味を考えていると一瞬で目の前が
見たことのない景色へと変わった。
読んでいただきありがとうございます。
こうゆうのって少し恥ずかしいですし投稿するのは勇気がいりますね。
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では、また次回も読んでみてください。
少し手直しをしました