ソードアート・オンライン~とある疾風な日々~   作:ルッツ

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お久しぶりです。


第六話 始まる世界

サイド;風雅

 

あれから幾月かたって、ついに待ちに待ったSAOの製品版がでた。もちろん言うまでもないと思うが、俺と華奈の分は買ってある。サービス開始まであと三十分。俺はパソコンでSAOを求め、店へ集う人々の様子を生放送で見ていた。

 

「いやーすごい行列だ...俺たちがSAOを買って、もう三十分は経つだろうになぁ...」

 

いや、本当。まさかここまでとは思わなかった。こりゃあβテストを当ててくれた華奈に感謝しないとなぁ...今度何か欲しいもん買ってやるかな。

 

「じゃあ、お兄ちゃんが欲しい!」

 

そうか、お兄ちゃんか。それはさすがに売ってな...ん!?

 

「華奈!?いつからそこに!?」

 

勢い良く振り向くと、そこにはドアップの華奈の顔が、ってちょ!近!

...しかし、いつから我が妹は気配遮断スキルを手に入れたのだろうか?(錯乱

何それ。俺も欲しい。

 

「いつからって...お兄ちゃんと私は生まれる前から一緒って決まってるからね!」テレッ

 

え、可愛い顔して何はっちゃけたことを言っているのだろうか。だが、可愛いから許す!可愛いはせい(ry

 

「で、何のようだ?」

 

「何の用って、お兄ちゃんと一緒に居たらダメ?」

 

上目遣い....だと...

 

「可愛...んん!いや、いいぞ。」

 

危ないところだった...もう少しで俺がシスコンだと華奈にバレルところだった...はっ!?い、いや、シスコンじゃない!...はず。いや、しかし...

 

「やったー!!お兄ちゃん大好き!!」

 

それにしてもこの妹、ノリノリである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、どうしたんだ?」

 

「どうしたって?」

 

「もうすぐSAOの正式サービス始まるってのに、何で俺の部屋にってこと。」

 

そう。もうあと10分程である。

 

「あー、そうそう。お兄ちゃん言いたいことがあったんだった。」

 

言いたいこと?

 

「SAOの世界に入ったら、楽しみにしといてね!」

 

「...つまりどういうことだ?意味不明なんだか。」

 

「つまりー...お楽しみってことだね!あっ!私のことなら今すぐにも食べてもらいt「おっと、それ以上はいけない。」えー...お兄ちゃんの意地悪。」

 

なんだろう。本当に今日はテンション高いな。聞いてみるか。

 

「なぁ華奈。何でそんなにテンション高いんだ?」

 

「そりゃーもちろんSAOが楽しみだからだよ!いや本当楽しみだなー。おっと涎が。」(結婚的な意味で。)

 

「なる程な。確かに楽しみだな。」(ゲーム的な意味で)

 

楽しみは楽しみなんだが、なんか華奈の楽しみと噛み合っていない気がするな...涎垂らすってなんだよ。一体、ゲームにナニを想像しているのか。ん?今ナニの変換がおかしかった気がするな...

 

「じゃあそろそろ部屋に戻るね!またねお兄ちゃん。」

 

「おう。また10分後になー。」

 

さて、俺も準備するか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そろそろいいかな?

よし!リンクスタート!

 

〜何かしらの起動画面〜

 

さて、アバターはどうするかな。おや?どうやらβテストの時のアバターを使えるみたいだな....これでいっか。

 

welcome to sword art online!

 

そして、俺はSAOの世界に降り立った。

 

「お!変わってないな。まぁ、そりゃあそうか。」

 

今俺がいるのはよくゲームの初期にでてくる最初の街、始まりの街だ。この街は全体的に建物がヨーロッパ風の造りになっており、何と言うかまぁとてつもなく広い。迷うかもしれないと心配するほどだ。おっと、こんなことしている前に、華奈..じやなかった。アルゴを探さなくてわ。何処にいるかねぇ...

 

「ジン。」

 

ん?この声はアルゴかな?

 

「おーアル..ゴ...か?」

 

振り返って見ると、そこには華奈が好きなあのキャラクターが居た。いや、流石に服装は違うが。

 

「何だイ?ニーチャン。まさか、オレっちの顔を忘れちまったのかイ?」

 

「...ん?いやごめん。誰?」

 

「エー!本気かヨ?.......華奈だヨ。」

 

!?なん....だと....。そんなバカな...まさか、まさか華奈が...痛い子だったなんて!

 

「おーい。どうしたんだヨ。ニーチャン。」

 

いや、よく考えろ俺!華奈はそんな子じゃ無かったはずだ!

 

「....ニーチャン?....無視?.....っぐす....ニーチャン...」

 

だが現実として、今...ここは現実じゃないか。そうか。そうなんだ。

 

「....うぅ...お兄ちゃん....返事してよぅ....」

 

「はっ!ごめんアルゴ!ちょっと考え事してたんだ。」

 

「ふぇ?...んん!何だヨ!それならそうと言いなヨ!...良かった(ボソッ」

 

なんだ今の声は。

 

「で、もう一度聞いとくが...華奈でいいんだよな?」

 

「そうだヨ。ニーチャンの愛しき妹の華奈だヨ。」

 

「そうか...なら聞くがその話し方は何だ?」

 

「良いだロ。別に知り合いはニーチャンしか居ない訳だしヨ。ちょっとぐらいはナ。

 

「...まぁいいか。」

 

いいのだが...恥ずかしくは無いのだろうか...ものすごく充実した顔をしているから、それはないか。

 

「ヨシ!じゃあ早速イロイロ買いに行こうナ!オレっち短剣が欲しいナ。」

 

「ならあそこに行ってみるか。」

 

あそことは、そう。俺たちがβテストの時に行ったあの店である。

 

「彼処か....チョット憂鬱になっちまうナ...」

 

 

〜歩くこと3分〜

 

「あったあった。さて、あの店主はまだいるかな。」

 

「あわよくば、居て欲しくないナ。」

 

哀れ店主。居て欲しくないとは、相当嫌われてるな。アルゴの顔もクラスで一番嫌いな奴の事を話す時の様な顔をしている。まぁしょうがないとは思うが。

 

「あ、居る。すげぇダガー磨いてる。」

 

店に居たのはあのおっさん。短剣の中でもダガーだけを愛する変態。今もダガーを手に、嬉しそうな顔をしている。

 

「エー...行きたくないケド、彼処の短剣の性能良かったからナ...ヨシ!気合入れて行こうゼ!ニーチャン!」

 

「ああ!」

 

...余談だが、この時の俺たちの目はまるで死地へ行く兵士のようであった。

 

 

 

 

〜15分後〜

 

「やっと終わったヨ.....」

 

「...話が長くなったと思ったのは俺だけか?」

 

「それオレっちも思ったナ。しかも話を聞くクエストになってたナ。」

 

そう。そうなのである。何故かは分からないが、あの店主の話を聞く事がクエストになっていた。ちなみに報酬はダガー+1と『ダガーたんを愛でる会』会員証で、変わっていなかった。...報酬も増やしてくれよ。

 

「次防具買っテ、バトルしようゼ!」

 

アルゴは手をぐっと握ってそう言った。一つ言いたい。ポ◯モンかよ。

 

 

 

 

 

 

さぁ!やってきました草原!

 

「嬉しそうだナ。ニーチャン。」

 

なんと!いつの間にアルゴは読心術を覚えたのだろうか?アルゴの事だから、愛の力だヨ。とか言いそうだか。

 

(愛の力だヨ。)

 

!?こいつ...直接脳内に...!!

 

「遊んでないデ、早く行こうナ。ニーチャン。」ニッコリ

 

そう言って、アルゴは俺に微笑む。普通なら可愛い笑顔となる。だが、今のアルゴには怒りしか感じられない...!(ガクブルガクブル

ちなみに今のは脳内で行われていました。

 

「オ!そこに猪みたいなのがいるから倒してみようゼ!」

 

そう言って、アルゴはダガーを構え、猪(フレンジーボア)へ近づく。そしてそのまま振りかぶり、フレンジーボアを縦に斬りつける。

 

「ヨ!...あんまりダメージ無さそうだナ...。」

 

アルゴはそう言うとフレンジーボアの周りを回りながら二三度斬りつけた後、後ろへ飛び、新たな構えをとる。ダガーを左手に持ち、腰を深くおとす。すると手に持つダガーが光り出す。その姿はまるで...

 

「牙突・壱式!」

 

新撰組三番隊組長の様だった....

 

*そんなスキルは有りません。

 

 

 

 

 

 

 




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