ワンピの世界にチート人間   作:おでんつゆかけ

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第4話不幸はぶっ飛ばすに限る

 

カリファと出会ってからもうすぐ2年。

あっという間の2年だった。

カリファから修行をつけてくれと頼まれたので、色々鍛え上げた。

生命帰還で髪の毛がウニョニョニョニョってできるようにもなった。

俺は短髪だからそこは極められなかったけど、カリファはいつか極めるんじゃないかと思う。

六式はどう教えたらいいかわからなかったから自分なりに解釈して教えたんだけど、あっさりとコツを掴んだ。

特に嵐脚・剃・月歩・紙絵がすごい。

逆に鉄塊は苦手っぽい。

カリファ曰くまあ当たらなければどうということはないですね。ということらしい。

武装色と見聞色もしっかり取得した。

覇王色は取得できなかったのは残念がっていたけどこればっかりはしょうがない。

 

カリファに教えていて、これが本来この世界に住まうものの凄さなのかとちょっと羨ましかった。

でも、そうじゃなかった。

たった2年でここまで強化できたのはカリファの才能が素晴らしいというのもあると思うけど、一番の要因はカリファの意思の強さ。

理不尽な暴力から大事な人を守りたいという意思。

チート化してウェイウェイしていた自分があんなに恥ずかしいと思った瞬間はなかった。

俺もケジメという意味も込めて、カリファが自分の過去を話してくれた時に、俺も自分のことをすべて話した。

自分が別の世界から来たこと。

昔の自分。

自分の強さの秘密。

自分の能力の全て。

 

ただ黙って俺の話を聞いてから笑顔で、それがどうしたんですか?だって。

それでもライに会えて良かった。だって。

そう言ってから、俺がカリファの過去を聞いた時にしたように頭を撫でてきた。

俺がした時はセクハラですよ。なんて言ってたのに。

話してくれてありがとうって言ってさ。

今度生まれ変わるときは私も連れて行ってねって言われてさ。

惚れちゃったじゃないかチクショウ。

この笑顔を絶対に守ってやると誓った。

もちろん男女の仲にはなっていない。

俺が18歳で、カリファは15歳だからね。

後3年はしょうがないね。

それでも確実に俺達の距離が近づいた。

 

 

今日はココヤシ村で物々交換の日。

いつもは暖かい空気を漂わせている村。

しかし今日は様子がおかしい。

船はカリファに任せて、六式を魔改造して自分なりに完成させた虚空瞬動で島に急いだ。

島につくとシャーク・スパーブ号と書かれた見慣れない船が停泊している。

近くにいる魚人を見て、ココヤシ村に起こった悲劇を思い出した。

でも様子がおかしい。

タコ人間が他の魚人軍団に袋叩きにあっている。

 

「ニュ~~~~~」

「馬鹿が…。下等な人間ごときを庇おうとするとはトチ狂ったか」

「アーロンが人間を嫌う気持ちは俺だってわかる。ああいうことがあったんだ。…でも、それでも悪いのは暗殺した人間だけだ! こいつらは悪くねエ!!!悪くねエんだ!!!!」

「そうか……お前はもう魚人じゃねえ。人間も人間どもをかばう奴も皆殺しだ。クロオビ、チュウ殺れ」

「ハチ……おれの魚人空手で終わりにしてやる」

「りょーかいだっチュッ」

 

そこに空からズドンと俺登場。

ココヤシ村の皆からも魚人からも注目が集まる。

 

「ベルメールさん大丈夫か?」

「ライか。ちょうどいいところに来た。私は少し殴られただけだし大丈夫だよ。後で説明するからあのタコを助けて他の奴らを追っ払ってくれないかい?」

「わかった」

 

とりあえず、周囲を確認して安否確認。

皆の音はちゃんと聞こえる。

安心したところでハチを殺そうとしていた二人をちょいちょいっとぶっ倒す。

 

「何だ貴様。下等な人間ごときがおれの仲間に手を出してタダですまさんぞ。この人数でいたぶりながら殺してやるよ。シャハハハハハハハ!!!」

「悪いけど俺はお前には何もしないよ」

「…どういうことだ?」

「こういうことだ。カリファ!!!!!!」

 

空からズドンとカリファ登場。

…俺と似てきたかな。

 

「ハア…。ライが速すぎて追いつくのがやっとなのですが状況は把握しています。これも修行の賜物ですね」

「俺は雑魚を全滅させるから、カリファはあの棘鼻魚人を」

「終わりました」

「早えなおい!」

「そういうライももう全滅させているでしょ」

「まあそうなんだけど、お前の修行には全くならなかったなと思ってな」

「ライとの実践組手に比べれば何の歯ごたえもないに決まっています」

「それもそうか」

 

カリファはロープを取り出して魚人軍団全員を縛り上げた。

俺は村に居た医者のナコーさんにボコボコにされていたタコを診てもらった。

ベルメールさんやゲンゾウさんは命に別状はなく、すぐに意識が戻るだけと聞いて安心した。

魚人の治療はしたことないけどタコも大丈夫だろうとのこと。

タコ以外の治療?

そんなの知ったこっちゃねーよ。

唾でもつけとけ。

まあ動けないだろうけど。

 

それから俺は魚人たちのた船にタコ以外を載せて海軍に連れて行って、引き渡した。

カリファは海軍の所に行きたがらなかったから、ベルメールさんに許可をとってナミを連れて行った。

ネズミ顔のおっさんは信用できなかったから、別の隊の堅物そうな人に任せた。

ネズミは聞こえてきた声が気持ち悪すぎる。

ナミ見てハアハア興奮してたし。

これはカリファ連れてこなくて正解だったわ。

 

賞金もらった。

2500万円…じゃなくてベリーゲット。

カリファが欲しがっていた黒い手袋を買って帰ったら、抱きついて喜んでくれた。

恥ずかしくなったのか、セクハラですよだってさ。

自分から抱きついてきたのにね。

村の皆がカリファのことを優しい目で見ていた。

カリファのことをちゃんとわかってるからしょうがないね。

 

あっさり終わったけど、ココヤシ村に大した被害がなくてよかった。

ルフィには申し訳ないことをしたかもしれないけど、手の届く範囲の不幸はぶっ飛ばすに限るよね?

お世話になった村の皆が泣いているところなんて見たくないし。

デカ魚牛とタコはどうしようかな。

まあどうにでもなるか。

というか名前が思い出せない。

流れとかある程度はメモしてるけど、細かいところはお手上げだわ。

これもなんとかなるか。

とりあえず寝よ寝よ。

嬉しそうに手袋を抱きしめながら寝てるカリファが可愛い。

買ってよかったよ。




ONE PIECEであってONE PIECEでなくなってる気がしますね。

それでもいいという方はこれからもよろしくお願いいたします。
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