実質二話目で楽様はじめてのお勤め
最初からかなり変えてしまいましたね...
多分こんなことはこれからもおこると思います
さてなるべくかっこよくしたお仕事モードの楽様をお楽しみください
新任保護監視員 一条楽
春...はじまりの季節
ものごとのはじまりは誰も彼もが心踊る しかし反面緊張などもついてくる
それはどこの誰でも同じだろう
高校生活が始まる彼...一条楽もそうだ
しかし彼はもう1つ始まりがあった
「時間には余裕で間に合うな」
一条楽はある高層マンションの前にいる
彼はある任務を受けるためここを訪れていた
もっとも...その任務は本来集英組の敵になるはずだった組織のトップからのものだが...
楽は緊張した面持ちでマンションの前まで行くと一人の女性がマンションの前で立っていた
「...本田さん」
「一条様...そろそろ来るころだと思いました 相変わらずの正確さですね」
「申し訳ありません 待たせてしまいましたでしょうか」
「いえそんなことは ではいきましょうか」
楽は本田と呼ぶ女性とともにマンションの一室に案内された
マンション最上階
「一条様 こちらの1フロアがお嬢様の家です」
「こんな高層マンションの...すごいですね」
「そんなことはないですよ さて雑談はこれくらいにして...お嬢様が準備が終わる前に任務の確認をしたいのですが」
「はい よろしくお願いします」
今まで緊張しながらも和やかだった楽の態度に真剣味が帯びる
一条楽に課せられた任務 それは古くからの旧友の一人・橘万里花の護衛及び監視また万が一の時の救命処置だ
一条楽には何人か幼少のころからの旧友がおり彼はその中の一人とある約束をしている 彼自身忘れているところがけっこうあるがその時もらった錠のあるペンダントがその約束を確かなものにしていた
橘万里花はそのころの旧友の一人だ 病弱な彼女が高校生活を過ごすにあたり同じ教室からクラスメイトとして支援が出来るようにするため楽に保護監視員を頼みたいということだった
「貴方の任務は主に学校内での監視などです 期間は今日の高校入学から三年間の高校卒業まで 先日お渡しした薬の情報などは...」
「はい しっかり覚えてきました」
「それは頼もしいです 薬といっしょに入っているブザーは貴方と同じ任務を掛け持ちして行っている警察機動隊を呼び出せることができます お嬢様も同じものを持っていますが危険を感じたら迷わず使ってください」
「はい よろしくお願いします」
「それとクラスのことですが学校には事情を話して一条様とお嬢様...それに加え一条様の部下である舞子様と五井様にも同じクラスに振り分けてもらいました」
「彼らは部下ではないですよ...同じ立場の親友です」
「それは失礼しました...それで振り分けられたクラスですが...」
「いえ...それは内密に こう見えてもけっこう楽しみにしているので」
「そうですか...では最後に...」
「まってくれ」
二人の話に入ってきたのは今回の依頼主で警視総監でもある橘万里花の父親だった
「これは...ご無沙汰しております」
「いよいよ今日か... 本田あの事はいったか?」
「はい 今回の依頼は一条様には集英組の一条楽様ではなく警察の組織の一人として受けてもらいます 流石にただのヤクザの跡取りの立場の人に依頼するのは不都合が生じるので 名前のほうは表に出てくることはない組織に所属しているとのことなので安心してください」
「はい わかりました 橘様からはなにか...」
「あぁ 今回の任務では立場など少しややこしいところもある 君の手腕は信頼出来るがマリーの前ではその堅苦しい態度はあまりせずに今は親友のように接してくれ」
「重ね重ねすみません 心得ておきます」
「あの事は気にしなくてよか...全部あのくそやろうが悪いのだからな...」ゴゴゴ
「...本当に父がすみません...」
「それでは一条楽 これからお前を橘万里花の保護監視員に任命する! 娘をよろしく頼むぞ!」
「はい 了解しました」
「ではあとは若いのに任せるかな マリーを呼んでくる」
大人二人が出ていき終わったことを確認すると楽は体の力を抜き一人でリラックスモードに入っていた
「ふぅ 朝から疲れたな...体も固まってる 少しほぐしておくか」
座り続けて固まった体をほぐしながらこれからのことを彼は考えていた
彼は知っていた これからの高校生活は今まで以上に波乱万丈なものになるだろうと
そしてそれはこの任務と同時に始まるだろうと
ドタドタ
廊下から疾走する足音を聴くと楽はドアの前で身構えた...すると...
「らぁぁっくっさまーーー!!」
勢いよくドアが開き女の子が楽に飛び付いた
この女の子こそが楽が三年間守り抜く相手 橘万里花であるが...
実は彼女は父親同士の約束により楽を許嫁として慕っているのだが自分の父親はそれを忘れて全然伝えてないなどの厄介な状況下になってしまってる
楽としてはあまり積極的に来られると色々気恥ずかしさなどでどうしたらいいかわからなくなってしまう 相手が万里花のような容姿端麗な女の子なら尚更だ
その上楽は人一倍のフェニミストでもあり女性を邪険にはあまり扱えない...その結果
「あーその...マリー? あまり時間もないしそういうのは今...」
「すみません楽様との再会に感極まってしまって...はしたないかもしれませんがもう少しこのままでもいいですか?」
「あぁ...わかったよマリー」
あまりよくないと思いつつも今まで離れていたあの頃の旧友とこれから同じ高校に通う楽しみもありついつい甘やかしてしまうのだ
一抹の不安も覚えながらもこうして一条楽は橘万里花の保護監視員に就任した
方言使うキャラはむずかしいですね...
この話をやる時かなり5巻を見直したんですが...今回は独断で感情の起伏が出た時に使うということにしました (一回しかありませんが)
さてあとは楽様に何をやらせるか....
次回はテストがあるので期間が長くなると思います