みなさんの一番好きであろうキャラが少し崩壊します
反応怖いですね...
噂の広まり方が異常だ
これが楽が最初に高校に入り感じた違和感だ
教室に入った後どことなく落ち着かず少し廊下を歩きたくなった彼は橘を二人に任せトイレにいくことにした
その時の廊下でも例の噂はたびたび聞こえた
多少のおびれなどはともかくだいたい内容としては自分たちを指していることはわかりきっていた 数人は楽にに目線を向けて話しているところもあった
ならそれはなぜだ?
朝のたった一分の出来事がなぜか知らない人はいないと言うほど広まっていることを楽は疑問に思っていた
あの事件を見た人がすべて三人くらいに話したと仮定してもさすがに全校まではいかないはずだ
それに特徴が具体的過ぎる 自分たちも決してあの場所に長居したつもりはないはずだ、髪型くらいしか目立ったところはないはずなのに何故にこうもこんな小さな髪どめまで知っている人が多いのだろう
といったところで彼は考えるのをやめた
実質的に実害はない 多少独特の居づらさは感じてもそんなことはあっと言う間に記憶には消されるだろうと
そう思いつつももともと目立つのは好きではない彼は居づらさを感じながら歩いていった
「ちょっと! そんなに急ぐと転ぶわよ!」
「だってッ! 一条君がケガしてたりしてたら....一刻も早くッッ!!」
宮本るりは階段をかけ上がる親友小野寺小咲に注意を促す
原因は...彼女にとってはわかりきってた上に毎度お馴染みの
小野寺は普段運動があまりできないはずなのにここぞというときには超人的な力を発揮することは彼女の頭の片隅にあったがどれくらいの速さで走ってるのか差は広がる一方、落ちている肌色のバンソーコにも目もくれない
ガラッ
「一条くんッ...いない!!」
1ーCのドアを勢いよく開けたのにも関わらずものの数秒で閉めそのまま廊下を走り出していった これではもう追い付けないだろう
今まで通った道を足跡のように落ちてるバンソーコで振り返りその道のりに思いを馳せるのであった
「あっ♪ るーりちゃーーん♪ ひっさしぶ...」
「ハアァッ!」ドスゥゥ
突如現れた
「りゃぁぁあぁぁ!?」
「....宮本...まぁなんだ 今までの経験から気持ちはわかるが今は勘弁してやってくれ」
「そんな私はたった今あなたたちの起こした事件で早朝全力ランニングするはめになったんだけど」
「ん? あっ あーなるほどな」
「え~と...五井さん 彼女は?」
「宮本るり、俺らとは中学からの仲だ 宮本、彼女は橘万里花 楽の幼馴染の一人...なのか?」
「いえ!私は楽さまの婚約者です!」
普段ポーカーフェイスの宮本の動揺を察した五井は事前にやっかいにならないよう説明する
ボソッ『いつもの家の事情って奴だ あまりつっこまないでくれ』
コソッ『まぁ あいつは進んで女の子とかかわらないからね...わかってるわ』
「るっ!りちゃーーん! 五井とだけじゃなく俺ともこそこそ話しよーよー」
「シッッ!」バン
宮本はゾンビのように復活した舞子に今度は顔面狙ってオーバーヘッドキックが叩き込まれた
「ぐぴゃ...」
「むぅ...宮本のキレのあるオーバーヘッドキックもすごいが眼鏡のないのにも関わらず女子の位置を察知する舞子には何かしらの未知の力を感じる」
「そこは呆れるところよ五井君」
「なるほど...女好きが舞子さんで少し天然なのが五井さん...私完全に二人の顔と名前が一致しましたわ!」
「なっ!...俺が天然...だ...と」
「適切な評価ね...あと五井君? あなたってもしかして中二病じゃないの?」
「あうっ...そんな...ことは...」
橘の評価を宮本が肯定すると五井は驚愕した
「まぁ ドンマイ五井♪ これから挽回すればい...」ギリッ
「舞子君はなんで五井君を励ます時に私の肩を叩くのか説明しなさい」
「アあっ.. これるりちゃんだったのか...眼鏡がないからわからなッ...」
「あなた二回も私目掛けて来てたわよねぇ...」ギリギリギリッッ
「るりちゃん! ギブ! ギブ!」ボキッ!!バタッ
五井を励ますのになぜか宮本の肩に触れた舞子の手はそのまま締め上げられ不穏な音とともに崩れ落ちた
「それはそうと宮本...と小野寺二人がなんであの事件のことを知ってるんだ? 噂で知ったといってもそれがなんで頭が関わっているってことがわかったんだ?」
「噂って言うか...わかっているでしょ あいつが勝手な思い込みで問題があるたびに首を突っ込んでなにがなんでも解決させる癖みたいなものがあるところ
小咲にはインプットされているのよ...何かしら問題がある時は一条君がかならず苦しみながら立ち向かっているって」
「...まぁだがだ...そんな頭だからこそ今の慕われている集英組があるし小野寺だって救われた...それに俺や舞子だって全力でサポートしてそんな最悪なことになんねぇようにしてるんだ」
「ふん全く..あぶないところを助けてもらったなんて惚れるきっかけとしては最高ね そんな一条君は確かに最高の男かもしれないけど...そんな男に惚れた小咲にはちょっと同情を覚えるわ」
「恋は盲目って言うからな、小野寺自身は苦なんて感じないだろう」
「五井君ってそんなこと言うのね...やっぱりあなた中二...」
「いや! 今のはラノベの受け売りだ!」
「いやアンタがラノベ読んでるのも充分意外よ! それとね五井君...今朝急遽新二年生の新聞部が速報で新聞出したんたけど...」
「なるほどな...噂の正確さと速さの犯人は奴らか...」
一条楽自身は善人だ
彼自身経歴は一般ではないがそのうちに宿る善の心は一般人よりちょっと強いくらいだ
しかし彼はある感情から多少自分の身体を捨てても過剰に物事を好転させることにこだわっている
そんな彼が傷つくことなど日常茶飯事なわけで彼と親しいものから見ればあまりいい光景ではない...それが...
(一条くんッ!一条君ッ!一条君ッ!)
彼に恋い焦がれるものならなおさらだ
そして彼女はその瞳に彼の姿を捉えその一点に向けて走っていく、いやどちらかといえば突進に近いかもしれない
ドスゥゥ「ゴフッ! お...小野寺か? 久し...「大丈夫!?」...え」
「一条君どこケガしたの!? ヒザ!?ヒジ!?顔!? 鼻血とか出てない!? どこか気持ち悪くない?!」
バンソーコを手に取ったままプルプルと震える小野寺を前に‘やってしまった’という文字が浮かぶ
中学時代 組を替えようと積極的に動いていた楽にとっては決して平穏とはいえない時代だった中、小野寺とは少し話す仲だった
正直楽自身将来のヤクザの自分と関わることはあまり良いことには思えないがフェミニストである彼には友人としての彼女を邪険に扱うことはできずあることをきっかけにここまでの仲になってしまった
「小野寺、まずは落ち着いてくれ 俺自身はどこもケガはしていないし特に異常もないぞ」
「あっ...じゃあ本当に大丈夫なの? どこか隠したり我慢したりしてないよね?」
「あぁ今回はそんなことないぞ 信用してくれ」
「....わかった でも一条君! 嘘ついちゃダメだからね!」
「わかった すまん小野寺」
(確かに小野寺の応急処置は目を見張るものがある 最初にケガを隠してたのがバレたのにはかなり驚かされたし小野寺には看護師とか向いているのかも)
楽は感心しながら頭を下げる
楽は何回か前科があるから疑われるのも無理はないし善意でやってくれていると思う小野寺に向けてやめてくれなんて口が裂けてもいえない
とはいっても小野寺がわかるのは楽のケガだけな上動く感情も善意などという不特定多数のものではないが....
「さて小野寺、もう時間だ いっしょに教室に行こう」
「うん そうだね...」
小野寺が落ち着き力が抜けた楽は特にどうとも思わず教室に向かっていった
キーンコーン
凡矢理高校・最初のHR 開始
謎の奇襲飛びげり事件から数々の二次災害(主に一条楽限定の受難)によって気力を消耗した彼は
(ようやく始まったな...もうこれで流石になにかが起こるなんてことはないだろう)
一条楽は完全に気をぬいていた
もちろん突然の奇襲などがあったら即座に対応することは可能だがそんなこと流石にこの教室で起こることはないだろう
「というわけで今日からこのクラスの担任になるキョーコだ みんなよろしくな」
―先生可愛いな
―おっぱいでかーい いいなー
―俺告白しちゃおうかな...
「はーい そこ静かにするー」
教師の挨拶にクラスメイトが口々にしゃべるのを止め次の話題に入る
「あと今日は転校生を紹介したいと思う、入ってー桐崎さん」
教室に再びざわついた声が聞こえ始め転校生を迎える空気ができた
その中を金髪碧眼の女子が入っていく...その姿をとらえた楽は一瞬で嫌な予感を察知した
「初めまして! アメリカから来ました桐崎千棘です よろしくお願いします!!」
―かわいいー
―スタイルいいな!
―スゲー人形みてー!
なかなか好印象な最初の挨拶で一部のクラスメイトのテンションはかなり上がったしかし
―金髪碧眼...
―まさかあの子が?
またある一部のクラスメイト噂の飛びげり犯の疑いの目を彼女にかけている所もあった、流石に表立って聴く勇者はいなかったが...
「じゃあ席は空いてる後ろの方に座ってくれ」
「はい ...ん?あなたたちってさっきの...」
「あ...えっと..「まさかこんなに早く会えるなんて思いもしませんでした あの事件の容疑者...いや犯人に!」...ちょっマリー...落ち着いてくれ」
完全に予想通りの展開だ...まさか同じクラスのクラスメイトになること以外は...
「ちょっ!事件?何のことよ? それも容疑者って!?」
「しらばっくれても無駄です あなたは知りませんでしたの?その事件が新聞の速報になっていたのにも関わらず?」
「だからそもそもその事件に見に覚えがないんだけど!」
「あなたが校庭での飛びげりしてきたことです!」
「あれならちゃんと謝ったじゃない!!」
「謝罪で済むのなら警察なんて必要ありません あなたのやったことは傷害罪に当てはまる可能性があります!」
「くっ...完全にお互いがお互いのことしか見てない...」
「ある意味当然の結果だ...きっと互いの気がすむまで止まらないだろう どちらか手を出すまでは怒りがおさまるまで待つことをすすめるぜ」
女同士の口喧嘩になかなか入ってこれない楽...どうせなら様子を見てから対処しようとする五井...しかしこの場には一人の勇者がいた
「ちょ~~っと待ったぁーーー!!」
「集!?」 「舞子?」
ナチュラルに二人の胸をおし二人の間にわって入る、しかし火中の栗を拾う彼の風当たりは強かった
「なんで止めるんですか? 舞子さんあなたは被害者なんですよ!?」
「今更何のようよ! さっきの事件を蒸し返しに来たの?」
「まぁ聞いてくれお嬢ちゃんたち...確かに俺は桐崎さんのヒザげりを顔面に受けた...でも...
」
舞子の次のセリフに注目が集まる...
「俺は決して嫌じゃなかった!! これほどかわいい子のヒザげりならいつだって俺は大歓迎だ!!」
―えっ? つまり同意の上?
―あの舞子って奴ドM?
―おいおい学校でかよ
―俺も舞子に賛成だ!
「...舞子...マジかよ...」
「.....」
舞子の言葉に固まる五井と楽...
桐崎のドS容疑
舞子のドM確定などetc.
さまざまな事柄が発覚した波乱のHRは幕を閉じた
HR終了後...
桐崎に呼び出された当事者四人が廊下に出た後宮本は小野寺に話しかける
「あのー小咲? その...大丈夫なの...?」
「っえ? なにが?」
「なんかその...ちょっと不機嫌そうだったけど...桐崎さんのこととか...」
「あっ うん大丈夫だよ! 一条君は特に何ともないからきっと大丈夫だと思うよ...」
「...まぁあなたが大丈夫っていうなら...」
そんな楽を基準にする小野寺にちょっとした執着を感じる宮本であった...
キャラ設定
小野寺小咲
みんな大好き和菓子のおのでらの長女
店は原作よりも人気で儲かっている (言わずもがな裏では...)
優秀な家庭教師が料理を教えているので少なくとも倒れることはない
さまざまな恩がある楽に好意を寄せている(これは原作通り)
ちょっとだけ楽に執着?(いや依存?)してる...かもしれない
楽から見て小野寺は優しいが少し自分のことを心配してくれ欲しい心配な人
この楽は組のことやその他諸々で原作より恋とは少し距離を置いている