ほんとーに久しぶり…
これからもマイペースにやってくから、
よろしく!
嫌いにならないでね!
楽しんでってね!
『体は小さくても性的な頭脳は大人!
盗撮ばかりの超犯人!名犯人ウェイ!!』
「あーやっぱ名犯人ウェイは面白いなぁ。
特に探偵ジョーンズとビーンズが
ウェイを突き止めたけどウェイによってチョークスリーパーを
決められた時とかまじで興奮したな…」
トントン
「はい、どうぞー。」
「失礼します。司令。」
「お、ぬいぬいじゃないか。どうしたんだ?」
入ってきたのはぬいぬいこと不知火。しらぬいと読む
「司令…そのあだ名やめてくれますか?潰しますよ…?」
そう言って不知火の視線が俺の下半身に来る。
「やめて!俺子孫残せくなっちゃう!」
不知火はなかなかの堅物だ。冗談も通じねえや。
「で、何しに来たん?」
「はい…その事なんですが…」
不知火がもじもじしながら言う。
「私と…一緒にプールに行きませんか…?」
「え…?」
プール?今プールと言ったか? そんなまさかフハハハハン
「おいおい不知火…」
不知火の肩をつかんで言う。
「今日はエイプリルフールじゃないぞ?」
最高の笑顔で言い放つ。
ガン!!
「痛い!」
殴った!今この子殴りましたよ!
「私がプールに誘ったらおかしいですか…!」
不知火が頬を赤らめている。
そうか、恥ずかしいのを我慢して言ったのに、俺は…
「よし!わかった!」
「…!本当ですか!」
「ああ!そんじょそこらのプールではなくて、
もっとでかいところに行こう!」
「…!!」
不知火が顔をキラキラさせてこちらを見ている。
うんうん。これが俺に出来るお詫びだ。
「屋内プールにするか?それとも屋外?」
「この際はどちらでもいいです。」
「わかった。」
雨降ったら嫌だし、屋内にするか。
「そうと決まれば、今行くか!」
「今…ですか?」
「ああ!だから早く用意をしてこい!」
「わっ、わかりました!」
そう言って駆け足で部屋を出ていく。
「さて…準備っと。あっ、その前に名犯人ウェイ録画しとかなきゃ。」
「よし。準備できたか。」
「はい。不知火に落ち度はありません。」
「その言葉を待っていた!」
不知火の口癖。実は俺、この言葉がめちゃくちゃ好きなのだ。
「さて、移動手段だが…あ。」
とんでもない事に気付いた。
「車ねぇ。」
「え…」
車がないとすると…移動手段は…
「バイクか…」
倉庫にバイクがある。それで行くか。
プールも少し近いし。
「よし、不知火、バイクで行くぞ。」
「はい…幸先悪いですね…」
「う…うっさいやい!」
不知火がジト目でこちらを見てくる。
「取り敢えず倉庫に向かうぞ!」
「はい。」
「ライド!オォォォン!!!」
「普通に乗ってください。」
ひどい(;´Д`)
でもよかった。ちゃんと動く。
「よし!行くぞ!しっかり掴まってろよ!」
「はい!」
いやぁ久々にバイクに乗ったな。
風が気持ちいい…
俺たちが向かうプールは少し近く。
『快適!スコッチイプール』である。
「そう言えばぬいぬい。」
「その呼び方はやめてって…まあ、いいです。
で、なんですか?」
「なんでいきなりプールに行きたいなんて?」
「…っ!そ、それは…」
不知火が顔を赤くしながら言う。
「それは、陽炎が『あなたも本ばっか読んでないで、
だれか遊びにでも誘ったら?例えば…提督とか…?』などと言うものですから…」
ああ。そうか。陽炎か。
「まあ、でも確かにお前は最近インドア過ぎるから
たまには思い切り遊んでストレス解消しないと死ぬぞ?」
「死ぬんですか!?」
うん。的確なツッコミだ。
「ああ。死ぬ。」
「プールに行こうと思って正解でした…!」
まじで信じちゃってるよ…ま、これが不知火の可愛いところだな。
「おっ。そろそろつくぞ!」
「おぉぉ…」
かなり巨大な屋内プール場、『快適!スコッチイプール』についた。
「さて、バイクを停めて…よし、行こうかぬいぬい。」
「はい!」
自動ドアをくぐりプールの受け付け広場に来る。
ここの独特な香り好きなのよなぁ…
「いらっしゃいませ。お二人様ですか?」
「えぇ。大人1人と子供1人で…」
ビシッ!
叩かれた!ケツ叩かれた!
「大人2人でお願いします。」
「かしこまりました。」
そう言って受付のお嬢さんがチケットを渡してくれる。
「ごゆっくりお楽しみくださいませ。」
「ありがとうございます。」
「ぬいぬい行くぞ。」
男子更衣室と女子更衣室の前に来る。
「じゃあ、更衣室抜けた入口で待ち合わせな。」
「わかりました。」
そう言って不知火と別れた。
男子更衣室。
「まさかこんなんなるなんてなぁ。」
意外だった。不知火が誘ってきたことが。
もう少しこういう事に関しては奥手だと思ったが。
まあ、不知火とはもっと信頼を深めたいし、
いい機会だ。陽炎に感謝しなきゃな。
「お兄さんお兄さん。」
おじいさんが話しかけてきた。
「なんですか?」
「さっきの若い子は彼女かい?」
「なっ!?ちっ、違いますよ!あの子はえーとえーと…
同居人です!!」
あっ。
「そうかいそうかいお熱いねぇ〜」
「ちっ違いますよ!?誤解です誤解!!
今のはそういう意味じゃなくて…!」
「いいんだよいいんだよ、気にしないで。
お兄さん。」
「…なんです?」
「がんばってね。」
おじいさんがにっこりという。
「だからちがうってぇ~!!!」
「あ、司令遅いですよ。」
「すまない。遅れた。」
不知火の水着はピンクの可愛らしい水着だ。
スカート部分にフリフリもついててさらに可愛い。
「なんですか?提督。」
「いや、可愛いなーと思って。」
「なっ!!何言ってるんですか!早く行きますよ! 」
…こんな不知火初めて見た…
まっ、楽しんでくれればいいか。
「おーい待ってくれよー!」
俺は不知火の後を付いていく。
「司令!あれ乗りましょう!あれ!」
不知火が指さしていたのは、
スコッチイプール一番のアトラクション、
『死の世界に行けるウォータースライダー』という
アトラクションだ。
絶叫系は苦手だから噂しか聴いたことないが、
なんでもあまりの速さとコースの複雑さで
走馬灯が見えるとか。
「あれ、乗るの…?まじで…?」
先程も言ったとおり、俺は絶叫系が大の苦手だ。
多分乗ったら死ぬ。
「当たり前じゃないですか。早く行きますよ。」
「待ってぇ!俺はまだ死にたくない!」
俺の抵抗は虚しく、首根っこを掴まれて連れてかれた。
「次のお方どーぞー」
「はい…」
ついに順番が回ってきてしまった…
「司令、ファイトです。」
「おう。死んでくる…」
ちなみにこのスライダー、壁があって
叫んでもうるさくないように、防音対策がしてある。
この結果から得られることは、それほど叫ぶということだ。
「どうぞ行ってくださーい。」
「よっしゃ行ったるでぇ…!うおおぉぉおぉ!!!」
「目が覚めましたか。司令。」
「あれ、不知火、俺は一体何を…」
「司令、あまりの恐怖に気絶してしまったんですよ。」
「え…まじで…?」
「まじです。」
なにそれ、すげぇかっこ悪い。
「お前は大丈夫だったのか?」
「はい。一応こういうのは少し慣れていまして。」
「そうだったのか。」
グゥゥゥ…
「あ、お腹がなっちまったよ。そろそろ夕方か?」
「そうですね。」
窓を見ると夕日がでている。
「…腹減ったな…」
「そこら辺に食事をする場所がありましたよ。」
「そうか。そこで食うか?」
「そうですね。私も疲れてお腹がすいてしまいました…」
不知火がお腹をさする。
「そこで飯食うか。不知火は何食いたい?」
「私は麺類が食べたいです。」
「俺もだなぁ。」
「ちょうど近くに蕎麦屋があります。行きましょう。」
「そうだな。」
蕎麦屋に来た。屋内プールの中にある店だ。
「いらっしゃいませー!」
「えーと。2人で。」
「では、こちらの席でお待ち下せぇ!」
店長だろうか。とても気さくな人だ。
「不知火はなににする?」
「そうですね…私は天ぷらそばにしましょうか。」
「そうか。じゃあ、俺はつけ麺にしようかな。」
そういってテーブルの脇にあるベルを鳴らす。
「お呼びでしょうかい?」
「えーと、天ぷらそばを1つと、つけ麺を1つ
あと、麦茶を二つずつお願いします。」
「かしこまりやした!」
そういって店員が厨房に入っていく。
「それにしても今日は楽しかったですね。」
「疲れもしたがな。」
「ふふふ。そうですね。」
不知火が微笑しながら言う。
「でもまあ、俺とお前でいい気分転換になったんじゃないか?」
「そうですね。あの提督?」
「どうした?不知火。」
「また、提督に暇がある時は、こうしてまた、
誘ってもいいですか?」
不知火が顔を赤くしていう。
そんな顔されたら答えは1つに決まってるじゃないか…
「いいぞ。俺なんかで良かったらな。」
「…!ありがとうございます!」
「また、こうして遊ぼうな。」
「はい!」
厨房からさっきの店員が出てくる。
「お待たせしやした、天ぷらそば1つと、つけ麺1つに麦茶2つでごぜぇやす。それと…」
俺と不知火の間に、天ぷらが置かれた。
「あれ?頼んで無いですけど…」
「気にしないでくだせぇ、お二人様の為にサービスでさぁ…」
「お二人様のためって…」
「だって、デートでございやしょ?」
「「違います!!」」
帰り、とても気まずかった。
どうでしたか、17話!
かなり頑張った。
超犯人ウェイは友人が考えたネタです。
使わせてくれてありがとう…
それじゃ、みんな、さようならー!