潮と鈴山滉大先輩が仲良くなる話です。
今回はほのぼの...なのかな?
ちょっと微妙ですが。
温かい目で見てくれるとありがたいです。
あっそれと、今回は鈴山先輩視点です。
それでは、ごゆっくり~
「ここが鹿山クンの鎮守府か~」
俺の名前は鈴山滉大。こうだいじゃないよ?
こうただよ?
今ちょっと訳あって俺の後輩、鹿山名無クンの鎮守府に
来てんだー。
訳?訳っていうのはね...ちょっと何時間か前に遡るけど...
~何時間か前~
「うぃーっす。鈴山でーす。」
「入れ。」
ガチャッ
「いきなり呼び出してすまんな。」
「いえいえ滅相もないっす。」
彼は井頭泰三さんだ。容姿は髪は白髪、
真っ白な髭を生やしていて、身体は少しごつい。
腰に刀をつけている危ないよね~
ここでは元帥をやってんだ。
「それで、いきなり何の用っすか?」
「ああ、鹿山は知っているな。」
「鹿山クンの事?勿論、知らない訳無いじゃないっすか。」
泰三元帥が鹿山クンの事について用があるなんて
珍しい。
「実は鹿山に会ってきて欲しいのだ。」
「はぁ、鹿山クンにっすか...」
何故俺?
「今、何故俺?と思ったろ?」
「グッ」
バレてる...
「それは、お前があいつと親しいからだ。」
「そういうもんなんすか?」
「そういうもんだ。
という訳で、お前には3日間鹿山の鎮守府に、行ってもらう!」
~そして今~
コンコン
「はぁーい」
ガチャッ
扉を開けて出てきたのは、外見は幼いが、
胸が幼くない子だった。
「あ、あの何か用でしょうか...」
「ああ、ごめんごめん、君、バストのサイズなに?」
「えっ...?」
「うおぉおぉおおぉ!!」
ガンッ!!
「ぐはぁっ!?」
「あんたは玄関入るなり早々何言ってんだ!?」
「おっ鹿山クンおっひさー!」
「おっひさー!じゃねぇよ!!」
「なーに怒ってんの。乳酸菌とってるぅ?」
「そんなことよりあんた何しに来たんだ。」
そうそう。目的忘れてたわ。いっけねー。
「泰三元帥から3日間鹿山クンの鎮守府に監視を付けるように
言われたんだけど...」
「?ああもうそんな時期だったっけ。」
時期なんてあったんだね...
「取り敢えず上がってくr...下さい。」
「今、上がってくれって言おうとしたよね。」
「そんなことはどうでもいい!」
執務室にて。
「それにしても、そのかわい子ちゃんは?」
「?この娘か?この娘は潮、駆逐艦だ。」
「その子が噂の艦娘かぁ~。」
「はっ...初めまして...」
「すまない。この娘は人見知りがひどくてね。」
「大丈夫!この3日間で仲良くなってやるさ!」
よし、これで今回の目標ができた。
「まあ、今日は遅いから寝てくれ。
寝床は用意しよう。」
「おう、頼んだZE★」
「うざい。」
「酷くね!?」
そ、そんなことよりも、明日から潮ちゃんに
近づけるように頑張るぞい!
2日後...
全然だめだ。
避けられるし、まるで、俺の砲撃が避けられてるみたい...
俺が黄昏ていると、
しばらくして放送が入った。
《これより、戦闘に突入する。第一艦隊は至急、
執務室に来るように。》
おっ、この艦隊の実力が見れる時が来たぞ!
執務室にて
「よし、それでは出撃だ!」
こうして鹿山クンの艦隊は出撃するのかぁ。
それにしても、潮ちゃんが出てるのは驚いたなぁ...
「どうしたんすか?先輩。」
「あんな内気な潮ちゃんもしっかり出来んのかね...」
「ははは...ウチの艦隊をなめないでくださいよ。」
「それは失敬!余計なこと聞いちゃったかな?」
~2時間後~
《艦隊が帰投しました!》
お、作戦が終わったか。
「ご苦労だった。戦果を報告しろ。」
確か旗艦は、長門...さん?だったっけ。
「了解しました、敵は全て撃沈させ、
任務は遂行致しました!」
おお!流石、と言ったところかね。
「しかし...」
しかし?
「駆逐艦潮が大破してしまいました。
すいません...私の指揮がなっていなかった為に...」
「そうか、心配だな...あいつ一人で抱え込むから...」
「!?」
俺は即座に走り出した。
潮ちゃんを探しに行くために。
「おい!どこ行くんだ!先輩!」
「提督、あの人は...」
「ん?ああ、まだ言ってなかったっけ。
あの人は俺の先輩...と言ったところかな。
馬鹿で偶にいいセリフを言う先輩だ。」
何処だ?何処にいる?
潮ちゃん、一体何処に?
「潮ちゃーん!どこにいるんだー!?」
俺は中を探し外を探したが潮ちゃんは見当たらなかった。
あとは...
「ここか...」
工廠、か。鹿山クンに教えてもらった。ここで、
不要になった艦娘を、「解体」する。と。
ギィィイ...
少し重い鉄製のドアを開けると、そこに目に映ったのは、
自らを解体しようとする、潮ちゃんだった。
「なにをやってんの!潮ちゃん!」
「滉大...さん?」
潮ちゃんは泣きながらこちらを見てこう言い放った。
「私...もう要らないんです...この艦隊の足手まといなんです...!」
「そんなことないよ!君はできる子なんだ。昨日だって、
君の強さを演習で見せてくれただろ?」
「あんなの偶々です...」
「自分の実力を否定するな!!」
「私は否定なんかしていません!!!」
俺の言葉を上回る声量でそう泣き叫び否定する。
工廠内に、俺と潮ちゃんの言葉が反響する。
ガシッ...
俺は潮ちゃんを落ち着かせる為に抱きしめて
こう言い放つ。
「偶々だっていいじゃないか...
運だっていいじゃないか...
俺は艦娘の事はあまり知らない...
だけども、艦娘と人間は共通して、今日失敗したら
明日頑張って成功させれば
いいんだ。その事が今日、分かった。」
「ですけど...」
「いいじゃないか。それに鹿山クンだって君が居なくなったら
きっと悲しむよ...」
「司令官が...?」
「ああ...そうなんだ。それに今日失敗して、明日頑張って
成功させるには
1つやる事があるんだ。」
「...?」
俺は潮ちゃんの頭を撫でながら笑顔でこう言う。
「沢山涙を流して、泣くことなんだ。」
「うっ...うぅぅう...」
潮ちゃんから大粒の涙がこぼれ落ちた。
「うわぁあぁぁあぁん!!!」
俺は撫でてやることしか出来ないや...
数時間後
「おっ、潮ちゃん。入渠おつかれさん!」
「はいっ!とってもさっぱりしました!」
なんか、潮ちゃんと仲良くなっちゃった。
やったぜ。
「ほほーう先輩、潮となかよくなるなんて
相当なもんだな~」
鹿山クンが冷やかしてくる。
「はっはっは!それ程でもあるけどねぇ~」
流石O★RE★完璧な返しだ。
「でも、滉大さんのおかげで抱えてた物が
すっきりした気がします!」
「そいつはありがたい言葉だねぇ。」
滉大さんのおかげかぁ。大したことしてないような...
ま、いっか!
プルルルル...
「先輩の携帯じゃないっすか?」
「ほんとだ。もしもし?」
『おい、鈴山、今日帰って来る予定だよな?』
「おろ?泰三元帥じゃないっすか。今日帰るって?」
『もう3日目が経ってるんだが...』
「......あっーーー!!」
ブチッ。
驚いて思わずブチ切りしてしまった!
後で元帥に謝らんと!
「鹿山クン、すぐ帰りの支度して帰るよ俺!」
「そう言えば3日間って言ってましたっけ。」
「滉大さん、帰っちゃうんですか?
私、もうちょっと...お話したかったです...」
「潮ちゃんその事なら心配御無用さ!この海は繋がってるんだ。
俺が会いたい、と思えばすぐ来れるよ!」
「ホントですか...?」
我ながらくさい言葉言っちゃったかな?
「ああそうさ。それじゃっ!」
「待って下さい!」
潮ちゃんに呼び止められた。
「どしたの?」
「すぐ来てくれるって...指切り...してください。」
ああ、それなら...
「勿論!」
「「ゆーびきーりげーんまーん...」」
「ははは...もうあんな仲良くなっちゃって...」
鹿山クンがこっちを、にこにこしながら見てる...
ちょっとキモいなー...
「それじゃ今度こそ!またね!」
「ういっす。さいなら先輩!」
「さよならです!」
「また会おう!さらばだ!」
俺はその場からダッシュで駆ける。
また会おうな。潮ちゃん!鹿山クン!
いかがでしたか?鈴山滉大の過去話。
いやー滉大先輩株価上がっちゃうんじゃないですかねぇ。
今回出てきた井頭泰三さんは元帥で、
違う話にも出てくるかも...?
キャーコウタサンカッコイイー!などの感想、待ってまーす!(笑)