バトルスピリッツ激震の勇者   作:ブラスト

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第2話『爆進!剣龍皇エクスキャリバス』

「おぉ!これがバトルフィールドか~!」

 

大迫力のステージに立ち、興奮気味の和人。

 

「感動してるとこ悪いけど、早速始めないか?」

 

「あっ!はい!行きますよ、おじさん!」

 

先行は和人からで、試合は始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

────第1ターン、和人side。

 

「スタートステップ!」

 

 

和人の言葉に反応するかのように台座が光る。

 

 

[Rereve]4個。

 

「コアステップ!」

 

[Hand]4枚→5枚。

 

 

「行くぜ!メインステップ!ディノニクソーをLv.2で召喚!」

 

コスト1のディノニクソーに3コアを乗せて台座に置くと、ルビーの宝石がどこからか現れ、それが砕けると小さな恐竜、ディノニクソーが現れる。

 

「ウォーッ!すっげ!!すっげ!!ディノニクソーがこんな目の前に!」

 

「そうか、君は確かスピリットを間近で見るのは初めてだよね?初のスピリット召喚の感動は確かに分かるよ」

 

「はい!こんなにリアルなディノニクソーを見れて感激です!」

 

「はは、その気持ち確かに分かるよ。さぁまだ君のターンだ。続けてくれ」

 

「えぇ~と、俺はこれでターンエンドです」

 

 

 

 

 

 

 

 

────第2ターン、アフローヌside。

 

「さぁ、今度は俺の番だね。スタートステップ! まずはコアステップ!」

 

[Reserve]4個→5個。

 

「そしてドローステップ!」

 

[Hand]4枚→5枚。

 

「メインステップ!さぁ今度は俺の番だ。リュザードを二体召喚!内一体はLv.2だ」

 

さっきディノニクソーが現れた時と同じ要領で、ルビーの宝石が二つ出現し、それが砕けると二体のリュザードが出現する。

 

「行くぜ、アタックステップ!Lv.2のリュザードでアタック!ここでリュザードのアタック時効果発動!」

 

・リュザードLv.2のアタック時効果。

自分の赤のスピリット一体につき、BP+1000。

 

「俺の場には二体の赤スピリット、よってBP+2000で4000だ」

 

リュザードの周りに赤い波動が集まり、リュザードのパワーが高まり、そのまま和人へと突っ込んでいく。

 

「(BP4000じゃ、ディノニクソーでブロックしても相討ち。無闇にディノニクソーを破壊される訳にはいかない。ここは……)」

 

「さぁ、この攻撃はどうする?」

 

「ライフで受けます!」

 

和人の周りにバリアが展開され、そのバリアにリュザードが真正面から突進し、そのバリアを砕く。

 

”パリーンッ!”

 

「痛ぁッ!!」

 

和人side。

[Life]5→4。

 

ライフで受けるとそれなりの衝撃がプレイヤーを襲い、後ろに後退させられる。

 

「大丈夫かい?」

 

「つっ……まだまだ!この痛みが次のチャンスにつながるんですから!」

 

和人の言葉と共に、リザーブにさっきライフで受けたコア一つが置かれる。

 

「OK、中々いい気合だ!まだまだ勝負はこれからだね!」

 

「はい!」

 

「じゃぁ、俺はこれでターンエンド」

 

 

 

 

 

 

 

 

────第3ターン、和人side。

 

[Reserve]2個→3個。

[Hand]4枚→5枚。

[Field]ディノニクソーLv.2(3)BP4000。

 

「メインステップ!ディノニクソーをレベルダウン!」

 

ディノニクソーからコアを二個リザーブに戻し、それによりディノニクソーはLv.1となりBPは1000と、パワーダウンする。

 

「さぁ一気に行きますよ!レイニードル!アンキラーザウルスを召喚!」

 

レイニードルとアンキラーザウルスどちらにもコアを二個ずつ置いた後、二つのルビーが出現し、それが砕けると、レイニドールは突如現れた雷雲から、アンキラ-ザウルスは地面を突き破るようにして現れる。

 

””ガアアアアアアァァァァァ────ッ!””

 

レイニードルとアンキラーザウルスの二体の咆哮がフィールド中に広がる。

 

「うぅっ!レイニードル、アンキラーザウルス!やっぱかっこいい!」

 

新たな二体のスピリットを見て、さらにテンションが上がる和人。

 

「低コストスピリットを並べて場を固くする。中々いい戦い方だよ」

 

「はい!それじゃ行きますよ!アタックステップ!さっきのお返しにレイニードルとアンキラーザウルスでアタック!」

 

アタック宣言と共にアンキラーザウルスとレイニードル、二体の龍がアフローヌに突っ込んでいく。

 

「ふっ、どちらもライフで受けるよ」

 

アンキラーザウルスは尻尾のドリルを回転させて起こったトルネードを、レイニドールは口を大きく開いて光線をそれぞれアフローヌに放ち、周りに展開されたバリアを簡単に砕く。

 

”パリーンッ!”

 

「ッ!中々効くね」

 

アフローヌside。

[Life]5→3。

 

 

痛みを喰らいつつも、笑みを浮かべるアフローヌ。二体のアタックをライフで受けた事によってライフは3に減ったが、コアは7個に増える。

 

「俺はこれでターンエンドです」

 

 

 

 

 

 

 

 

────第4ターン、アフローヌside。

 

[Reserve]4個→5個。

[Hand]3枚→4枚。

[Field]リュザードLv.1(1)BP1000、リュザードLv.2(2)BP2000。

 

「リフレッシュステップでリュザードを回復。さて、メインステップ。こっから俺のターンと行かしてもらうよ」

 

「はい!」

 

「カグヅチドラグーンをLv.2で召喚!」

 

炎に包まれた竜、カグヅチドラグーンが姿を現し、力強い咆哮を上げる。

 

「さぁ行くよ!」

 

「!」

 

「アタックステップ、カグヅチドラグーンでアタック!」

 

アタック宣言をすると、カグヅチドラグーンは翼を羽ばたかせ、和人へと迫っていく。

 

「(次のターンを考えると、ライフで受けた方がいいな)ここはライフで──」

 

「いや、君は必ずブロックしないといけない」

 

「えっ?」

 

「カグヅチドラグーンは【激突】の効果を持ってるからね」

 

「しまッ!」

 

・【激突】効果説明

このスピリットのアタック時、相手は可能ならば必ずブロックしなければならない。

 

「さらにカグヅチドラグーンのアタック時効果で俺は1ドロー」

 

「くっ、アタックはディノニクソーで受けます」

 

[Battle]ディノニクソーLv.2(3)BP4000vsカグヅチドラグーンLv.2(3)BP6000。

 

 

”ギャオオオオオオォォォォォ────ッ!”

 

カグヅチドラグーンは咆哮を上げながら、ディノニクソーに向かって火炎放射を放ち、ディノニクソーも自分の火炎放射で迎え撃つが、BPは圧倒的な差で、すぐにカグヅチドラグーンの火炎放射に押されて、火炎放射を浴び、ディノニクソーは倒れてしまう。

 

「!」

 

「さらにリュザードLv.2でアタック!」

 

「ライフで受けます!」

 

「ふっ、フラッシュタイミング!マジック、フレイムダンスを使用!」

 

相手がライフで受けるのを宣言したと同時にフラッシュタイミングでカードを使用。

 

「マジックカード!?」

 

・フレイムダンス効果説明

相手のBP4000以下のスピリットを一体破壊。

 

「不足分のコストはカグヅチドラグーンをLv.1にして確保。そしてマジックの効果でアンキラーザウルスを指定する」

 

「そんな!?」

 

アンキラーザウルスの足元に炎が現れ、その炎でアンキラーザウルスを破壊されてしまう。

 

「そしてリュザードのメインアタック!」

 

リュザードが突っ込み、ライフを砕けれ、後ろに弾かれる。

 

和人side。

[Life]4→3。

 

「うぐっ!」

 

痛みが和人を襲うも、コアは7個に増える。

 

「うっ……」

 

「俺はこれでターンエンド」

 

 

 

 

 

 

 

 

────第5ターン、和人side。

 

「強い!だけど、このほうが俺はテンション上げ上げだぁ!」

 

「へぇ~、君みたいな子、どこかで見た気がするよ」

 

「ん?」

 

「嫌、何でもない。続けてくれ」

 

「はい!」

 

[Reserve]5個→6個。

[Hand]3枚→4枚。

[Field]レイニードルLv.2(2)BP3000。

 

「行きますよ、オヴィラプトとサーベカウラスをLv.2で召喚!」

 

再び二つのルビーが出現と同時に砕けると、オヴィラプトとサーベカウラスが現れる。

 

「さらにマジック! エクストラドローを使用、不足コストはオヴィラプトとレイニードルから確保してオヴィラプトを破壊」

 

「手札増強系マジックか」

 

・エクストラドロー効果説明

デッキから二枚引いた後、三枚目をオープンして赤のスピリットカードなら手札に加える。

 

二枚引いた後、一瞬和人の眼が変わり、それをアフローヌは見逃さなかった。

 

 

「(あの内の二枚カード、一体?)」

 

そしてその後三枚目をオープン、しかし来たカードはマジックカードのドラゴンズラッシュのため、手札に加えられない。

 

「これでターンエンド」

 

「あれ?何もしないのかい?」

 

「今は守りを固めるのが優先ですから」

 

「さっきの戦いと一緒じゃないのかい?」

 

「鎌掛けようとしても無駄ですよ。状況判断して俺が選んだ結果です」

 

「なるほど、いい目だ。じゃぁ君が選んだ結果がどうなるのか俺のターンで分かる」

 

 

 

 

 

 

 

 

────第6ターン、アフローヌside。

 

[Reserve]4個→5個。

[Hand]3枚→4枚。

[Field]カグヅチドラグーンLV.1(1)BP3000、リュザードLv.2(2)BP2000、リュザードLv.1(1)BP1000。

 

「(さてここからだが、相手のスピリットはレイニドール、サーベカウラスLv.2が一体ずつ。だが注目すべきところはあの子の手札にある)」

 

アフローヌは和人の手札を睨む。

 

「(さっきのエクストラードローで引いた二枚のカード、その内一枚はキ―カードとなりうる高コストスピリットと見た。だから次に引くカードであるドラゴンズラッシュと組み合わせてのコンボを狙う。ならばその前にこのターンで決着をつけなければ)」

 

自分の手札を見て、アフローヌは笑みを浮かべる。

 

「メインステップ! カグヅチドラグーンをLv.2に、リュザードをレベルダウン。さらにオードランを召喚」

 

二体の龍のレベル変化後、コスト0のオードランが小さな翼をはばたかせながら地面に降り立つ。

 

「さぁ行くよ!こっからが本番、覇龍ヴァンダライザーを召喚!」

 

「!?」

 

大きめのルビーが出現し、それが砕けると地面を突き破るように覇龍ヴァンダライザーが現れる。

 

「不足コストはオードランから確保」

 

オードランから一個は取り除かれ、そのコアは直接ヴィンダライザーへと移され、オードランが消滅するも、代わりにヴィンダライザーが出現する。

 

「さぁ、覇龍ヴィダンライザーの召喚時効果発動!」

 

・覇龍ヴィダンライザーLv.1、2、召喚時効果。

このスピリットの召喚時、相手のBP3000以下のスピリットを全て破壊する。

 

「つ、つまり!」

 

「そう、君のレイニードルは破壊だ」

 

”グオオオオオオォォォォォ────ッ!”

 

覇龍ヴァンダライザーは炎を纏わせた腕を地面に叩きつけ、レイニードルの足元に火柱が立ち、それにより破壊されてしまう。

 

「!」

 

「これで君のブロッカーはサーベカウラスだけ。行くよ、アタックステップ!覇龍ヴィダンライザーとリュザードでアタック!」

 

「!、ライフで受けます」

 

和人side。

[Life]3→1。

 

 

リュザードの突進とヴァダンライザーの拳が決まり、残りライフは1つとなる。

 

「まだまだ行くよ!カグヅチドラグーンでアタック!効果で一枚ドロー、さらに【激突】発動!」

 

「サーベカウラスでブロック」

 

サーベカウラスは受けて立つ素振りを見せ、こちらに向かって来るカグヅチドラグーンを見る。

 

[Battle]サーベカウラスLv.2(3)BP4000vsカグヅチドラグーンLv.2(3)BP6000。

 

 

「フラッシュタイミング!グレートリンクを使用!」

 

「!?」

 

・グレートリンク効果説明。

自分のトラッシュにあるコアすべてを、【覚醒】を持つ自分のスピリット一体の上に置く。

 

「コストはリザーブから確保し、このマジックで使用した2コアを、さらに第7ターンで使用した4コア、計6コアをサーベカウラスの上に置いてLv.3にアップ!」

 

「! これじゃぁカグヅチドラグーンは返り討ちか」

 

カグヅチドラグーンの放った炎をサーベカウラスはジャンプで交わすと、カグヅチドラグーンに取り付き、爪をカグヅチドラグーンに突きたて、爆発が起こり、サーベカウラスはその爆風から飛び出して、和人のフィールドに戻る。

 

「だが、まだ俺のアタックは終了してない。リュザード! 行け!」

 

「こっちもまだだ! フラッシュタイミング! フレイムサイクロンを使用! コストはサーベカウラスから使用!」

 

・フレイムサイクロン効果説明

BP5000以下の相手スピリットを一体破壊する。

 

「これによりリュザードを破壊!」

 

「!、まさかこの攻撃にカウンターをぶつけてくるなんてね」

 

「へっへ!どんなもんですか」

 

炎の竜巻にリュザードは呑まれて破壊され、これ以上は何もできないため、アフローヌはターンエンド。

 

 

 

 

 

 

 

 

────第7ターン、和人side。

 

「行くぜ!」

 

[Reserve]4個→5個。

[Hand]1枚→2枚。

[Field]サーベカウラスLv.3(7)BP7000。

 

「サーベカウラスをLv.1にダウン!」

 

「相手の手札は二枚、それでどうする気だい?」

 

「まだまだ! マジック、エクストラドローを使用!」

 

「! 手札増強系マジック、まだ仕込んでいたとは」

 

「二枚引いて、三枚目をオープン! そのカードは……」

 

捲ったカードを見て、和人は笑みを浮かべる。

 

「三枚目は剣龍王エクスキャリバス!」

 

「!? ここで来たか……君にとって運命の一枚」

 

「このターンで決めて見せます! レイニードル、ロクケラトプスを召喚! そして、サーベカウラスを【転召】!」

 

・【転召】効果説明。

条件を満たしたスピリットのコアを指定場所に置いて、召喚できるスピリットの事。

 

サーベカウラスが赤い炎に包まれ、その炎の中に一つの影が……。

 

「炎纏いし龍の皇! 剣龍皇エクスキャリバスを召喚!」

 

その影は炎を振り払い、火の粉でその身を輝かしながら力強い咆哮を上げる。

 

「うぉぉぉーーーーッ! 出たぜ! 出たぜ! 俺の運命のカード!エクスキャリバス!」

 

”グオオオオオオォォォォォ─────ッ!”

 

「なるほど、確かにかっこいいドラゴンだな」

 

「さぁ、まずはこいつの召喚時効果!」

 

・剣皇龍エクスキャリバスLv.1、2召喚時効果。

このスピリットの召喚時、BP合計6000分になるよう相手スピリットを好きなだけ破壊する。

 

「これにより、おじさんの場に居るヴァンダライザーBP4000とリュザードBP1000の二体を破壊!」

 

”グオオオオオオォォォォォ────ッ!”

 

翼を羽ばたかせ空へと舞い、そのまま回転して自身の体に炎を纏わせてリュザードとヴィンダライザーに突っ込み、破壊する。

 

「!」

 

「そしてアタックステップ!剣皇龍エクスキャリバスでアタック!」

 

ヴィンダライザーとリュザードを破壊し、相手の場を一掃しただけでなく、このターンでエクスキャリバス、レイニードル、ロクケラトプスでアタックすれば和人の勝利が確定する。もう目の前にある勝利を確信し、和人は笑みを浮かべる。だが、アフローヌの実力はまだそんなに甘いものではなかった。

 

「フラッシュタイミング!」

 

「!?」

 

「マジック、ヴィクトリーファイアーを使用!」

 

「そ、そのマジックって!?」

 

・ヴィクトリーファイアー効果説明。

BP3000以下の相手スピリット、二体を破壊。

 

「これにより君のレイニードル、ロクケラトプスを破壊する!」

 

フィールドに突如Vの形をした炎が現れると、その炎はエクスキャリバスのすぐ隣を突き抜け、後方に居るロクケラトプスとレイニードルを破壊する。

 

「嘘!?」

 

「エクスキャリバスはライフで受ける」

 

アフローヌside。

[Life]3→2。

 

 

エクスキャリバスの炎を喰らい、残りライフは2つ。

 

「お、俺はこれでターンエンド」

 

第8ターンのカウンターをまさかのカウンターで返されてしまった和人。これによりただ勝利を逃してしまっただけでなく、ブロッカーさえも残せなくなってしまったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

────第8ターン、アフローヌside。

 

「じゃぁ俺のターン」

 

[Reserve]11個→12個。

[Hand]2枚→3枚。

[Field]なし。

 

コアステップ、ドローステップを行った後、自分の手札を見る。

 

「どうする?まだ続ける?」

 

「当り前じゃないですか!フィールドに立ったら最後まで戦います!」

 

「よく行った。それじゃぁ続けようか」

 

手札の内、一枚に手を掛ける。

 

「君の相棒を見せてもらった礼に、俺も相棒を見せてあげよう」

 

「!」

 

「燃え上がれ赤き龍! 熱く! 激しく! 魂の雄たけびを今ここに!! 覇王(ヒーロー)Xレア、龍の覇王ジークヤマトフリードを召喚!」

 

突如雷雲が現れ、その雷雲に穴が開いたかと思うとそこから一体の龍が舞い降り、赤き炎に包まれた剣を握りしめ、後ろの雷鳴をバックに唸りを上げる。

 

”グオオオオオオォォォォォ────ッ!”

 

「こ、これが……龍の、覇王」

 

「終わりにしよう、アタックステップ、ジークヤマトフリード! 決着をつけるぞ!」

 

「! ……ラ、ライフで受けます!」

 

最後のライフをヤマトは赤き剣を振り下ろして砕き、ライフが0になったため、勝負がつく。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

「いい勝負だったよ、運命の一枚に出会って君のデッキも進化したようだね」

 

「はい!ありがとうございます!」

 

試合を終え、バトルフィールドから出てくる二人。そしてそんな二人の試合を見て観戦者達は、祝福の声を二人に送る。

 

「でも惜しい事を言うと、君はドラゴンズラッシュを使えずにいたね」

 

「え、えぇ」

 

「まだまだ君のデッキも君自身も成長する。もっともっと頑張るんだよ」

 

「はい!」

 

「よし!じゃぁ君の成長を記念して、これを送ろう」

 

「?」

 

アフローヌから一枚のカードを渡され、それを見ると、それはさっきの試合で使っていたヴィダンライザーだった。

 

「!? いいんですか? Mレアなのに!?」

 

「いいんだよ。僕より君の方がそいつを存分に力を引き出せるし、なにより君のキースピリット、エクスキャリバスと相性がいいはずだ。ぜひこれからも頑張ってよ!」

 

「はい! ありがとうございます!」

 

「よし、それじゃそろそろおじさんも行かないとな。今日は君みたいな強い子にもたくさん会えたし、またちょくちょくここに遊びに来るからその時はよろしくね」

 

「「「はーい!」」」

 

その場に居た全員アフローヌに返事をすると、アフローヌは笑顔でその場を後にした。

 

「よかったね。和人! 強力なスピリットが手に入って」

 

「あぁ! ヴィダンライザーが手に入ったのも嬉しいけど、何より俺の運命のカード! エクスキャリバスと出会えたのが一番嬉しいぜ!」

 

「じゃぁもっともっと強くならないとね!」

 

「あぁ、今日は負けたけど、今後はもっとこいつの力を引き出して絶対勝つぞーーッ!」

 

次こそ絶対に勝つという意思表示をしながら、その店を後にする和人と木野であった。

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