光に包まれ、バトルフィールドに現れるリクトと和人。
「やっぱバトルフィールドだと、ものすごくテンションが高くなる」
「まっ、俺もお前もスピリットを間近で見たいと小さい時から思ってたっけな」
「あぁ、その思いが実現できて!ホント幸せだ」
「ふ、余韻に浸るのはいいけど、さっさと始めようか?」
「そうだよな。じゃぁ俺からの先行で!」
「構わない」
*
────第1ターン、和人side。
「それじゃぁ、スタートステップ!」
和人からの先行で始まり、バトルが開始される。
「ドローステップ!、そしてメインステップ!」
[Reserve]4個。
[Hand]4枚→5枚。
手札のカードの内一枚に手を掛ける。
「ネクサス! 千識の渓谷を配置!」
「ネクサスカード?随分珍しい」
「へへ! 俺だってネクサスを配置するさ」
和人の後ろに千識の渓谷がまるで城のように現れる。
「へぇ~、ネクサスってこんな出方するんだ」
「おいおい、んな事は後だろ?」
「おっと、そうだった。俺はこれでターンエンド」
*
────第2ターン、リクトside。
「俺のターン、スタートステップ、コアステップ、ドローステップ」
[Reserve]4個→5個。
[Hand]4枚→5枚。
コア、手札共に5つに増え、そしてリクトはそのままメインステップに入る。
「ノーザンベアードを召喚、Lv.2」
白いダイヤモンドが砕け、ノーザンベアードが現れる。
「俺はこれでターンエンド」
「あれ、何もしないの?」
「?、ノーザンベアードは守りに適したスピリット。ブロッカーとして残すのが普通だろ?」
「あっ、そういやそうだな」
「お前、まさか守り重視じゃなくなったからって、極端に攻めてばかりいるんじゃないだろうな?」
「……まぁね」
軽く頬を掻きながら、リクトに応え、少しあきれた様子だった。
「状況によっては、例え攻めに適した赤でもブロッカーに残せよ?」
「と、とにかく!これでターンエンドだよな」
「あぁ」
*
────第3ターン、和人side。
「行くぜ!スタートステップ!」
[Reserve]4個→5個。
[Hand]4枚→5枚。
[Field]千識の渓谷Lv.1(0)。
「レイニードルを召喚!」
レイニードルにコアが一つ置かれ、Lv.1でフィールドに出現する。
「そしてネクサス、千識の渓谷をもう一枚配置!」
「またネクサスか」
「そしてマジック! エクストラドローを使用!」
「!」
「このマジックはデッキから二枚ドローした後、三枚目をオープンしてそれが赤のスピリットなら手札に加える」
マジックの効果に従い、二枚をドローをした後、三枚目をドローする。そしてその三枚目は”龍皇ジークフリード”なので、手札に加えられる。
「まだまだ行くぜ! バーストをセット!」
「!」
・バースト説明
裏向けのまま、専用場所にセットし、発動条件が満たされるまでそのままの状態のカード。
バーストがセットされ、リクトの目付きが変わる。
「俺はこれでターンエンド」
*
────第4ターン、リクトside。
(やっぱり和人、成長してるな。面白くなりそうだが、あまり長勝負をする訳にはいかない)
ある事がリクトの脳裏を横切りつつも、スタートステップを行い、メインステップまでの準備を終えていく。
[Reserve]3個→4個。
[Hand]4枚→5枚。
[Field]ノーザンベアードLv.2(2)BP5000。
「ノーザンベアードをレベルダウンさせて、神機レーヴァテインとミブロックソルジャーを召喚!」
ノザーンベアードからコア一個を取り除き、レベルがダウンするも、レーヴァテインとミブロックバラガンが新たに現れ、リクトのスピリットは計3体。
「ミブロックソルジャー召喚時効果発揮!」
・『ミブロックソルジャーLv.1、2召喚時効果』
相手スピリット一体を手札に戻す。
「つまりレイニードルを手札に戻す」
「!」
ミブロックソルジャーの刃から放たれた斬撃破がレイニードルに直撃し、レイニードルはその場から消え、手札となって和人の元へ戻る。しかし、それを見て和人には笑みが。
「待ってたぜ!」
「何!?」
「バースト発動!マジック、双翼乱舞!!」
・双翼乱舞『効果説明』
バースト発動時、自分はデッキから二枚ドローする事が出来る。
「これで俺は二枚ドロー!」
「随分と手札を揃えていくんだな」
「まぁ、手札あってこその戦略だし」
「へぇ~、でもまだ俺のターン。続けるぞ、アタックステップ!」
「!」
「レーヴァテイン、ミブロックソルジャー、行け!」
「ラ、ライフで受ける!」
和人side。
[Life]5→3。
レーヴァテインとミブロックソルジャー、二体のスピリットが振り下ろす刃がプレイヤーに展開されたバリアを砕き、ライフで受ける痛みと共に残りライフが3まで削られる。
「ターンエンド」
*
────第5ターン、和人side。
[Reserve]7個→8個。
[Hand]6枚→7枚。
[Field]千識の渓谷Lv.1(0)、千識の渓谷Lv.1(0)
「手札もコアも揃ってきたし、どういう戦略で行く?」
「さぁな、メインステップ!レイニードルを再び、そして龍皇ジークフリードを召喚!」
コアが置かれ、雷雲からレイニードールが、そして地面から噴き上げた火柱の中からジークフリードが出現する。
「1コア追加でジークをLv.2に!2コア追加でレイニードルをLv.3!そしてアタックステップ!ジークフリードでアタック!」
「ノーザンベアードでブロック! ブロック時効果発動」
・ノーザンベアードLv.1、2のブロック時効果。
ブロック時、ボイドからコアを一つ、このスピリットの上に置く。
[Battle]龍皇ジークフリードLv.2(2)BP6000vsノーザンベアードLv.2(2)BP5000。
その特殊効果により、BPは5000になるも、龍皇はそれ以上のBPを誇り、勝負は目に見えている。予想通りジークフリードは向かってきたノーザンベアードを軽々と持ち上げると、そのまま投げ飛ばし、ノーザンベアードを倒す。
「俺のターン、エンド」
「もう終わりか?」
「戦略だよ。それにお前だってさっき言ったろ?『攻めに適した赤でも時には守りに残せ』って」
「ふっ、覚えてたか」
「とにかく俺はこれでターンエンド!」
────第6ターン、リクトside。
[Reserve]5個→6個。
[Hand]3枚→4枚。
[Field]神機レーヴァテインLv.1(1)BP2000、ミブロックソルジャーLv.(1)BP3000。
「ここまではほぼ互角。でも俺の元にようやくお気に入りの一枚が来た」
「! キースピリット!?」
「あぁ、覚悟はいいか?」
「来い!」
「メインステップ、これが俺のキーカード! 月光龍ストライクジークヴルムを召喚!」
白い月がフィールドを照らし、ストライクジークヴルムが姿を現す。
”ギャオオオオオオォォォォォ────ッ!”
「!、ストライクジークヴルム!かっこいい!!」
「あぁ。こいつを手に入れて、いつか間近でこのスピリットを見てみたいと心の底から思ってたからな」
「それ分かる!俺も今場にいるジークフリードとか、エクスキャリバスを間近で見てみたいと思ったしな!」
「ふっ、やっぱり和人は和人だな」
「?」
「何でもない。続けるぞ、レーヴァテインとミブロックソルジャーから全てのコアを外す」
二体のスピリットはコアを外したため、消滅。
「そしてそのコアを使って、鳳凰龍フェニックキャノンを
翼を羽ばたかせながらフェニックキャノンが出現し、それが砲台のような姿に変わると、ストライクジークヴルムと合体する。
「! すげ~!
「いちいち興奮しすぎだろ?」
「はは、テンションが高くなって」
「続けるぞ、フェニックキャノン召喚時効果でレイニドールと片方のネクサスを破壊」
ストライクジークヴルムから火球弾が放たれ、ネクサスとレイニードルが破壊される。
「!」
「アタックステップ、行け!合体スピリット!!」
「ラ、ライフで受ける!」
合体スピリットは翼を羽ばたかせ、空中を舞うと、強烈な荷電粒子砲が放たれ、展開されたバリアを簡単に砕き、破壊する。
和人side。
[Life]3→2。
「ターンエンド」
────第7ターン、和人side。
[Reserve]7個→8個。
[Hand]5枚→6枚。
[Field]龍皇ジークフリードLv.2(2)BP6000、千識の渓谷Lv.1(0)。
「メインステップ! ディノニクソーをLv.2で召喚、続けてネクサス焔龍の城塞都市を配置! そしてジークフリードに3コア追加でLv.3にして、ターンエンド」
「守りを固めたな」
────第8ターン、リクトside。
「だが守りを固めるなら、こっちが攻め破るまでだ。スタートステップ」
[Reserve]7個→8個。
[Hand]2枚→3枚。
[Field]月光龍ストライクジークヴルム×砲凰竜フェニックキャノンLv.1(1)BP7000。
「メインステップ、レーヴァテインを召喚。そして、フェニックキャノンを分離させて、セイバーシャークを召喚」
フェニックキャノンがストライクと分離し、今度はセイバーシャークとレーヴァテインが出現する。
「そしてセイバーシャークと合体!」
「今度は白のブレイヴか!」
セイバーシャークの形状が変わり、ストライクと合体すると粒子でできた刃のような物が出現する。
「そしてフェニックキャノンからコアを外して合体スピリットをLv.3にアップ」
フェニックキャノンが消滅するが、合体スピリットはレベル3となり、力強い咆哮を上げる。
「アタックステップ!合体スピリットでアタック」
「龍王ジークフリードでブロック!」
[Battle]龍皇ジークフリードLv.3(5)BP10000vs月光龍ストライクジークヴルム×セイバーシャークLv.3(5)BP13000。
翼を羽ばたかせ攻撃を仕掛ける合体スピリット。ジークフリードはそれを迎え撃とうと、翼を羽ばたかせ、合体スピリットに向かっていく。二度、三度とXレア同士はぶつかっていき、お互いに弾かれ、距離が離れた時、龍皇は強烈な火炎放射を放つが、合体スピリットは素早い動きで炎を避けながら、ジークに接近していき、粒子の刃でジークフリードを貫き、ジークは爆発四散する。
「勝負あり!」
「ぐっ!」
「そしてセイバーシャークの召喚時と合体時の能力を発動」
「!」
・セイバーシャーク召喚時効果。
自分のスピリット全ての『ブロック時効果』を『アタック時』に発揮させる。
・セイバーシャーク合体時効果。
ブロック時、相手のスピリットだけを破壊した時、相手のライフを一つリザーブに置く。
「つまりブロック時効果をアタック時に発揮するため、相手ライフを一つ削る」
「ぐっ、でもこっちだって龍皇の効果がある!」
・龍皇ジークフリードLv.3破壊時効果。
このスピリットが破壊された時、ボイドからコアを一つライフに置く。
合体スピリットによるライフ貫通効果とジークフリードにライフの回復効果により、実質プライマイゼロの為、ライフに変動はない。
「だがまだアタックステップは続いてる。セイバーシャークの効果により、ストライクジークヴルムの『ブロック時効果』も発揮! ディノニクソーを手札に戻す!」
「っ!!」
「これでブロッカーはいない! レーヴァテインでアタック」
「ライフで受ける!」
和人side。
[Life]2→1。
レーヴァテインの振り下ろした剣によってライフが減らされ、残りライフはあと一つと追い込まれてしまう。
「ターンエンド。絶体絶命だな」
────第9ターン、和人side。
「ライフは一つ。確かに絶体絶命だけど、最後の最後まであきらめないぜ!」
「フッ、その意気だ」
[Reserve]11個→12個。
[Hand]5枚→6枚。
[Field]千識の渓谷Lv.1(0)、焔龍の城塞都市Lv.1(0)。
「行くぜメインステップ! ディノニクソーを再び、さらにキングゴラドンを召喚!」
赤いルビーが砕け、再び現れるディノニクソー、そして怪獣とも呼べるような姿をしたキングゴラドンが出現する。
「さぁ、ここで行くぜ!炎を纏いし龍の皇!剣龍皇エクスキャリバスを召喚!」
キングゴラドンが炎に包まれ、その炎に影が浮かび上がったと思うと、炎を振り払い、火の粉で身を輝かせながらエクスキャリバスが地面に降り立つ。
「来た来た!エクスキャリバス!今日も頑張っていこうぜ!」
和人の言葉に応えるかのように、エクスキャリバスは咆哮を上げる。
「これがお前のキ―カード!」
「へへっ、続けて行くぜ!エクスキャリバス、召喚時の効果でレーヴァテインを破壊!」
エクスキャリバスは出現と同時に火炎放射を放ち、それによりレーヴァテインは破壊される。
「さらにリザドエッジを召喚!」
「来るか!」
「あぁ、アタックステップ!」
「来てみろ。だがここで合体スピリットの効果発動!」
・月光龍ストライクジークヴルムLv.3『合体時』相手のアタックステップ時効果。
ステップ開始時、相手スピリット一体を指定し、指定されたスピリットはこのターン、必ずアタックしなければならない。
「指定するスピリットはエクスキャリバス」
「指定されようが関係ない! 端からアタックするつもりだ! 行け、エクスキャリバス!!」
「迎え撃て、合体スピリット!」
[Battle]剣龍皇エクスキャリバスLv.2(3)BP8000vs月光龍ストライクジークヴルム×セイバーシャークLv.3(5)BP13000。
相手スピリットのアタックによってストライクは回復し、エクスキャリバスと激突する。エクスキャリバスと合体スピリットの翼が何度もぶつかり、激しい火花を散らす。
「フラッシュタイミング!マジック、バスターランス使用!これによりエクスキャリバスのBPを3000プラスして、BP、11000」
「無駄だ。こっちのBPは13000だ!」
「まだだ!フラッシュタイミング、双光気弾を使用!」
「何!?」
「こいつの効果は、相手ネクサス、または合体スピリットのブレイヴを破壊する効果。よって、セイバーシャークを破壊!」
「しまった!」
一気に粒子の刃で切り裂こうとするストライク、しかし双光気弾によって、セイバーシャークが破壊され、BPは10000にダウンする。
「こ、こんな事が!」
「決めろ!エクスキャリバス!!」
エクスキャリバスはその身に炎を纏わせ、そのまま炎を纏わせた突進をストライクに直撃させ、ストライクは破壊される。
「そ、そんな!」
「そしてディノニクソー、リザドエッジでアタック!」
「フラッシュタイミング!ミストカーテンを使用! 対象はディノニクソー! この効果によりディノニクソーのアタックではライフが減らない!」
・ミストカーテン効果。
相手のスピリット1体を指定し、このターン、そのスピリットのアタックでは、自分のライフは減ない。
「だけど、リザードエッジのアタックは止められないぜ!」
「ぐっ……」
リザドエッジは飛び上がり回転しながらの体当たりでライフを砕く。
リクトside。
[Life]5→4。
「随分手痛いぜ、ライフを削らせる気はなかったのにな」
「へへっ、ターンエンド」
────第10ターン、リクトside。
[Reserve]9個→10個。
(さて、さっきのマジックで手札は使い切ったが、相手のスピリットは全て疲労、そして手札は0。ライフは一つ。このターンのドローでスピリットカードが引ければ俺の勝ちだ)
「何が来る!」
山札から一枚ドロー、そしてそのドローしたカードを確認すると、それはガドファントだった。
[Hand]0枚→1枚。
[Field]なし。
「俺の勝ちだ。メインステップ!ガドファントをLv.2で召喚!」
白のダイヤモンドが砕け、ガドファントが出現する。
「アタックステップ!ガドファントでアタック!これで決まりだ!!」
「いや、まだだ!フラッシュタイミング、フレイムダンスを使用!」
「!?」
「不足コスト確保でエクスキャリバスをLv.1に、フレイムダンスの効果はBP4000以下の相手スピリット一体を破壊。よってガドファントを破壊だ!」
炎を竜巻によって、ガドファントは破壊されてしまう。
「何でだ? さっきターンで手札全て使用したんじゃ?」
「俺のネクサス、焔竜の城塞都市の効果は自分のアタックステップ時、相手スピリットを破壊すれば一枚ドロー出来るんだ。だから前のターンのストライクの破壊で、一枚ドロー出来たって訳」
「ネクサスを見落としていたか、しかしたった1枚引いただけでマジックを引き当てるとは」
「へへっ! ここ一番の引きには自信があるぜ、どうする?」
「……仕方ない。ターンエンドだ」
────第11ターン、和人side。
「行くぜ!スタートステップ!」
[Reserve]12個→13個。
「今度は俺が引く番か」
「そうだな」
「そっちは手札もスピリットも0、こっちはスピリット三体。スピリットを引ければ俺の勝ちだ」
「あぁ続けろ! 俺も最後まであきらめない」
「あぁ行くぜ!ドローステップ!」
山札から一枚引き、そのカードを確認する。
「さぁ、何が来たんだ?」
リクトの方を向き、和人は笑顔をリクトに向ける。
「行くぜ! 覇龍ヴァンダライザーを召喚!」
「!」
「今度は俺が言う番だ。これで俺の勝ち! アタックステップ! ディノニクソー、リザドエッジ! 行け!!」
リザドエッジは回転しながら背中の刃を、ディノニクソーは火炎放射をリクトにぶつけ、ライフを砕く。
「ぐっ!!」
「これで決める! ヴァンダライザー! エクスキャリバス! その炎で幕を下ろせ!」
覇龍と剣龍皇、拳とその身に自身の豪火を纏わせると、残り二つのライフを目掛けて、拳と頭部の件がライフを破壊する。
「ぐわぁッ!!」
リクトside。
[Life]4→0。
ライフが0となり、勝負が決まる。
***
『うおおお、すげーバトル!』
『やっぱすごいな、二人とも』
観戦者達はフィールドから戻ってきたリクトと和人を尊敬するように見る。
「やったね和人!見事に勝ったじゃない!」
咲は拍手をしながら和人に言う。
「あぁ!」
「ふ~、前あった時とは比べ物にならないほど強くなったな」
「へっ!カードバトラーは日々成長していくもんだぜ!」
「まぁ、まだまだ俺のデッキ改善する余地ありか」
そう言いながら、その場を立ち去ろうとする。
「どこ行くんだ?」
「うん?実は明日とある奴とバトルするんだ。だからそのためのデッキ改造だ」
「誰と?」
「川村劉」
「「「!?」」」
その言葉を聞いて、その場にいた全員驚いた様子だった。
『川村劉って、チャンピオンシップに出てたやつだよな?』
『そんな奴とバトルするのかよ?』
『おい、それよりあのリクトって人、チャンピオンシップ一回戦で川村と戦ってなかったか?』
「えっ!」
ある一人の声から、全員「確かに」と言った様子でリクトを見る。
「まぁそうなるな、けど俺はまだガンスリンガーをパス出来るハイランカーパスを持ってないし、実力としては全然だけどな」
「そう言う事じゃなくて、川村って奴とのバトルって事はリベンジ戦って事か?」
和人の質問にリクトは頷く。
「ちょっと待って!、和人ってリクトさんほどの人物に勝利できたの?」
「まぁ、和人も相当な実力だし、今回は力及ばずってことだな」
リクトは笑いながら言う。
「んなことねぇよ!俺は今回、運が良かっただけ。もしもう一回すれば俺が負けるかもしれない」
「おいおい、あまり謙遜するなよ。まぁともかく今回はお前の勝ち、ただそれだけだ。まぁ長話してる場合じゃないし、そろそろ行こうかな」
「リクト!その川村って奴との試合!頑張れよ!!」
立ち去ろうとするリクトに言うとリクトは足を止める。
「まぁ力を全部出し切るさ。試合場所はここ何だが、もしよかったら見に来てくれよな」
「あぁ、絶対行くぜ!」
リクトは笑みを浮かべると、その場から立ち去っていく。
「明日、川村って人とリクト君、どっちが勝つんだろうね?」
「さぁな、どっちもチャンピオンシップに出場してるほどの実力だろ?すごい試合が期待出来るぜ!」
「じゃぁ私はそろそろこの辺で」
「お、おぉ!」
咲もバトスピショップを後にし、その場を立ち去っていく。
「リクトと川村って奴の勝負ぜひ見てみたい!それに川村って奴とぜひバトルしたいぜ!」
自分のデッキを見ながら、ただもっと強敵とバトルがしたいという願いを込めながら、ひたすらバトルに打ち解ける和人であった。