バトルスピリッツ激震の勇者   作:ブラスト

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第5話『青デッキの使い手、激突!青vs白!!』

 

 

「じゃ!行ってきまーす!」

 

軽く手を振り、挨拶を済ませると家を飛び出しその場を駆け抜けていく和人。彼が朝早くから駆けだすのは勿論理由がある。昨日リクトが言っていた川村との試合があるからだ。リクトも川村もチャンピオンシップに出場してるほどの実力。そんな実力を持つ二人のバトル、和人としては何が何でも見逃す訳にはいかなかった。

 

「和人ーッ!」

 

「?」

 

突然の声に振り替えると、そこには息を切らしながら駆け寄って来る咲の姿が……。

 

「ハァ……ハァ……」

 

「随分息切らしてどうしたんだ?」

 

「どうしたって?和人も見に行くんでしょ?リクト君の試合」

 

「あぁ!あれだけ強いリクトとその川村って人とのバトル、何が何でも見逃せないからな!」

 

「私も同じ、よかったら一緒に行こうよ?」

 

「おぉ、良いぜ!でも全速力で行くから、追いつけるか?」

 

「えぇー!?まだ時間的には大丈夫でしょ?ゆっくり行こうよ?」

 

「仕方ないな」

 

そんなやり取りをしながら二人は試合場所である、バトスピショップへと向かうのであった。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

────バトスピショップ。

 

「いらっしゃい♪」

 

舞台は変わりバトスピセンター、店内にまた一人と入店者が入っていく。客も増え、店長である村井はかなり陽気な様子。今現在店内にはかなりの客が来ている。いや、大半は和人達と同じリクトとか川村の試合を見に来た観戦者と言っていいだろう。既にたくさんの人が来ているなんて事も知らず、遅れて和人と咲も入店してくるのだが……。

 

「いらっしゃーい♪……って、和人君と咲ちゃんじゃない?随分遅かったね」

 

「随分ってそんなに遅かったですか?」

 

「まぁ、他の人たちはとっくに来てるよ」

 

咲の言葉に村井は言うと、既にほかの客達がたくさん来てる事に和人達は気づく。

 

「うわぁ~、随分人で一杯。やっぱり早く来るべきだったよ」

 

「ごめんね」

 

額から流れる冷や汗を拭きながら言う咲。

 

『お~い!和人!咲!』

 

「「リクト!?」」

 

振り向いた咲には、観戦者達を押しのけ、こっちに向かって来るリクトの姿が……。

 

「やっぱり見に来てくれたんだな」

 

「当然!お前の試合楽しみにしてるんだからな!」

 

「サンキュー」

 

和人の言葉に、リクトは笑いながら礼を言う。

 

「リクト君、随分自信があるみたいね?」

 

「当然!この日のために、デッキ構築は完璧に済ませたからな」

 

「へぇ~……」

 

「まっ、とは言っても気が抜けない試合になりそうだがな」

 

「とにかく頑張ってね」

 

「おぉ。じゃぁ俺、戻る。相手もそろそろ来る頃だしな」

 

「リクト!」

 

咲に言うと、リクトは戻ろうとするが、和人はそれを呼び止める。

 

「絶対勝てよ!俺、応援してるから!」

 

「ありがとな、力の限りつくしてやる」

 

軽くサムズアップを決めて和人に言うと、リクトは和人達の元を後にする。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

「いらっしゃ────」

 

お客さんかと思い挨拶をしようとする知恵、だが店内に入ってきた人物を見て一瞬言葉を詰まらせる。そして他の観戦者達も気づいたのか、その人物を見た瞬間、一気にざわめきがなくなる。まさしくその人物こそ、これからリクトと戦う相手である川村劉だった。

 

「(あれが、前のチャンピオンシップでリクトと戦った川村って奴か)」

 

和人達は川村の姿を見て、すぐに川村が強者であることを感じ取る。川村は、つかつかとリクトの前まで歩み寄っていく。

 

「随分待たせて悪かったね」

 

「いや大丈夫。それより役者はそろったし、始めようか?」

 

「あぁ。少なくとも前のバトルよりかは楽しませてよね?」

 

お互いデッキを取り出し、互いの対戦者を睨む。

 

「始めるぞ!」

 

「あぁ、いつでも」

 

「「ゲートオープン解放!」」

 

二人の言葉と共に、光に包まれ、リアルバトルフィールドへと舞台を移す。

 

 

 

 

 

 

 

 

『チャンピオンシップ出場者同士のバトル、どっちが勝つんだろう?』

 

『やっぱリクトじゃない?ストライクとセイバーシャークの合体アタックで一気に勝負を決めるさ』

 

『いや、川村かな?あいつのTV試合を見たけど、オリハルコンやアレクサンダーを使ってのデッキ破壊は強烈だぜ?』

 

観戦者達はモニターでリクトと川村の様子を見ながら試合結果を予想する。それを聞いてたのか、咲達も……。

 

「ねぇ和人はどっちが勝つと思う?」

 

「う~ん、青のデッキ破壊は強力だけど、白はそれに対抗できるカードとかもあるからな。どっちが勝ってもおかしくない、すごい試合が期待できるぜ!」

 

 

 

 

 

「それじゃぁ、俺からの先行で始めるぜ?」

 

「構わないよ」

 

一方のバトルでリクトの先行でスタートを切ると、第1ターンはフレスヴェルガーを召喚してターンエンド。第2ターン、川村はネクサス、崩壊する戦線を配置してターンエンド。続く第3ターン、ノーザンベアードを召喚して、フレスヴェルガーをLv.2にし、アタックステップへ。

 

「行け、フレスヴェルガー!」

 

「ライフで受けるよ」

 

先手はリクト。フレスヴェルガーは翼を羽ばたかせ、川村に接近し、手に持っている銃を連射し、何発もの銃弾が展開されたバリアを撃ち抜いていく。

 

「ぐっ!」

 

後ろに後退させられるほどの衝撃と共に、ライフが破壊される。

 

川村side

[Life]5→4。。

 

「俺はこれでターンエンド」

 

 

 

 

────第4ターン、川村side。

 

 

「ふん、まだまだこんなもんじゃ押しきれないよ? スタートステップ!」

 

[Reserve]6個→7個。

[Hand]4枚→5枚。

[Field]崩壊する戦線Lv.1(0)。

 

「メインステップ。リペアリングセーラスと、レチクルアームズを召喚! レチクルアームズの召喚時効果で相手デッキを三枚破壊!」

 

青いサファイアが二つ砕け、そこからリペアリングセーラスとレチクルアームズが出現し、さらにレチクルアームズの効果で和人のデッキから三枚のカードが破棄される。

 

「デッキ破壊、始まったか」

 

「まだまだ行くよ、ラッコセルアを召喚して、バーストをセット!」

 

「(!)」

 

リクトはそれを何かを警戒してるかのように眉間に皺を寄せる。

 

「行くよ、レチクルアームズとリぺリングセーラスを合体(ブレイヴ)!」

 

レチクルアームズとリペアリングセーラスが合体し、レベルも2となり、BPは6000とパワーアップする。

 

「アタックステップ! 合体スピリットでアタック! レチクルアームズの合体時効果で粉砕を発動! さらに崩壊する戦線の効果で粉砕で破棄する枚数を2枚追加」

 

・【粉砕】効果説明。

【粉砕】を持つスピリットのアタック時、そのスピリットのレベルと同じ枚数デッキを破棄する。

 

「粉砕を得ているリペアリングセーラスのレベルは2、よって二枚デッキを破棄、さらにリペアリングセーラスのアタック時効果でデッキを一枚破棄! バーストをセットしてるため、コアを一つをリペアリングセーラスに追加」

 

リペアリングセーラスはそのままリクトに向かって駆け出すと、青い波動を放ち、それにより再びデッキから合計5枚のカードが破棄され、破棄されたカードの内、3枚はメガロックとフィアラル、レーヴァテインのカード。

 

「ラッコセルアの能力発動、自分の粉砕を持つスピリットのアタックでスピリットカードを破棄した場合、コアを一つ追加する事ができる、よってリペアリングセーラスにコアを追加」

 

「攻撃はノーザンベアードでブロック。ブロック時効果でコアを一つノーザンベアードに追加、よってレベルアップ!」

 

[Battle]リペアリングセーラス×レチクルアームズ(4)BP6000vsノーザンベアードLv.2(2)BP5000。

 

向かって来る合体したリペアリングセーラスをノーザンベアードが迎え撃つが、BPはリペアリングセーラスが上で、そのままリペアリングセーラスのドリルに貫かれ、破壊されてしまう。

 

「これでターンエンド」

 

 

 

 

***

 

 

 

 

”わあああああっ!”

 

まだ序盤の内から、白熱した試合の展開に観戦者達は盛り上がっていた。

 

「すごいぜ、どっちも!」

 

「うん、それにリクト君や川村って人も、ノーザンベアードやリペアリングセーラスを使ってコアを積極的に増やしてるね」

 

「よく見てるな咲!」

 

「まぁね」

 

「でも、一件川村が有利に見えてるけど、このターンで手札を4枚も使用したのは痛いぜ? 対するリクトは手札を十分に所持してるし、まだまだ巻き返せるさ」

 

そんな事を言いながら二人は真剣に、モニターから行われる二人の試合を見る。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

────第5ターン、リクトside。

 

「スタートステップ!」

 

[Reserve]4個→5個。

[Hand]4枚→5枚。

[Field]鳥人機フレスヴェルガーLv.2(2)BP4000。

 

 

「メインステップ、俺はフレスヴェルガーをLv.3にアップこれでターンエンドだ」

 

「もう終わり?」

 

「作戦だよ、作戦」

 

 

 

 

────第6ターン、川村side。

 

[Reserve]4個→5個。

[Hand]1枚→2枚。

[Field]リペアリングセーラス×レチクルアームズLv.2(4)BP6000、ラッコルセアLv.1(1)BP2000、崩壊する戦線Lv.1(0)。

 

「ふん、でも動かないのなら逆にそれを利用させてもらうよ?」

 

「?」

 

「合体スピリットのコア2個をリザーブに移動。そしてネクサス、柱岩の海上都市を配置、そしてマジック、ハンドリバースを使用!」

 

「緑マジック!?」

 

・ハンドリバース『効果説明』。

メインの効果、自分の手札を破棄し、その後、相手の手札と同じ枚数になるまでドロー。

 

「こっちの手札はハンドリバースを使用して0になってるから、破棄する手札はない。そしてそっちの手札5枚と同じになるよう、こちらも手札を5枚ドロー」

 

手札0から一気に5枚となり、それにはリクトも驚く。

 

「ハンドリバースも仕込んでいたなんてな」

 

「まぁ青は手札消費が激しいからね、十分大切な一枚となってる。まぁ続けようか」

 

5枚となった手札を見ながら川村は考え込む。

 

「それじゃぁ、アタックステップ!リペアリングセーラスを再びLv.2して、アタック!」

 

リペアリングセーラスは川村の攻撃宣言と共に駆け出し、再びアタック時効果で合計5枚のカードが破棄され、コアが一つリペアリングセーラスに追加、さらに破棄したカードにスピリットカードがあるため、もう一つコアがラッコセルアに追加される。

 

「ライフで受ける!だが、フラッシュタイミング!デストラクションバリアを使用!」

 

「!」

 

「効果は前にも使った事があるから知ってるよな?転召を持たない、リペアリングセーラスのアタックでライフが減った時、リペアリングセーラスを破壊する」

 

リペアリングセーラスのドリルが展開されたバリアに直撃する。

 

「ぐあっ!」

 

リクトside

[Life]5→4。

 

衝撃と共に痛みがリクトを襲い、残りライフは4つとなる。しかしデストラクションバリアの効果でリペアリングセーラスは破壊され、分離したレチクルアームズが場に残る。

 

「これでターンエンド」

 

 

 

 

────第7ターン、リクトside。

 

[Reserve]4個→5個。

[Hand]4枚→5枚。

[Field]鳥人機フレスヴェルガーLv.3(4)BP6000。

 

リクトはメインステップまでの準備を進め、コア、ドローステップを行った後、コアは9個、手札は5枚となる。

 

「メインステップ!フレスヴェルガーをLv.1にして侵されざる聖域を配置!」

 

フレスヴェルガーはレベルは1となるが、代わりにリクトの場にネクサスが展開される。

 

「そっちもネクサスか」

 

「さぁて、掃除の時間と行くか!鳳凰龍フェニックキャノンを召喚!召喚時効果で、レチクルアームズとラッコセルアを破壊する!」

 

赤いルビーが砕け、フェニックキャノンが出現し、出現と同時に空を舞い、地上にいるラッコセルアとレチクルアームズに火球弾を放っていき、破壊する。

 

「そしてガドファントをLv.2で召喚して、ターンエンド!」

 

白いダイヤモンドが砕け、鳴き声を上げながらガドファントが出現する。

 

 

 

 

 

────第8ターン、川村side。

 

[Reserve]12個→13個。

[Hand]5枚→6枚。

[Field]柱岩の海上都市Lv.1(0)、崩壊する戦線Lv.1(0)。

 

「メインステップ! じゃあそろそろ行こうか! ロックゴレムを召喚! ネクサス柱岩の海上都市の効果で、粉砕を持つロックゴレムの召喚でデッキを二枚破棄」

 

再びリクトのデッキから二枚のカードが破棄され、ここまでで計15枚のカードが破棄されている。

 

「行くよ! 天を貫く一本槍を使い、世界を揺るがす皇しき巨人!巨人大帝アレクサンダーをLv.2で召喚!」

 

突如光の柱が天から降り注いだかと思うと、大地を揺らす程の大きさを誇るXレア、巨人大帝アレクサンダーが出現する。

 

「さすがXレア、しかも巨人大帝ともなるとさらに大きく感じるな」

 

「まぁ続けよう、アタックステップ! 巨人大帝アレクサンダーでアタック! さらに強襲発動!」

 

・【強襲】効果説明。

アタック時、ネクサス一つを疲労させる事でこのスピリットは回復する。

 

「ネクサス、崩壊する戦線を疲労してアレクサンダーを回復! さらにLv.2、アタック時効果でコスト4以下のスピリットを一体破壊する!

 

「ちっ!」

 

アレクサンダーは駆けだしながら槍を構え、それを勢いよく投げつけると、槍はフレスヴェルガーを貫き破壊する。

 

「さらにこの効果で破棄したスピリットのコストと同じ枚数破棄、フレスヴェルガーのコストは3。よって3枚!」

 

リクトのデッキから再び三枚のカードが破棄される。

 

「そしてメインのアタック!」

 

「ガドファントでブロック!」

 

アレクサンダーはそのまま向かって来るガドファントを踏みつけ、破壊する。

 

「まだアレクサンダーは止まらない!もう一度行け!そして再び強襲の効果、柱岩の海上都市を疲労させてアレクサンダーを回復!」

 

「ライフで受ける」

 

アレクサンダーは止まる事なく駆け出すと、そのまま槍を突き出し、展開されたバリアを突き刺し、リクトのバリアを砕く。

 

「ッ!」

 

リクトside。

[Life]4→3。

 

「ターンエンド」

 

 

 

 

────第9ターン、リクトside。

 

[Reserve]10個→11個。

[Hand]2枚→3枚。

[Field]侵されざる聖域Lv.1(0)。

 

「さて、まさかここまで長期戦になるとはね」

 

「まぁ、お互いここまでは場を固める戦術で動いてるからね」

 

「でも今は互いにコアも手札も貯まってる」

 

「あぁ、だからここからが本番だね」

 

「その通り、お前がアレクサンダーを呼んだように、俺もこのバトルで選んだキースピリットを呼び出す」

 

「へぇ~、ストライクジークヴルムでも呼び出す気?」

 

「違う、言ったろ? このバトルで選んだキースピリットってな!」

 

3枚の内の一枚に手を掛け、リクトは笑みを浮かべる。

 

「さて、俺も決め台詞って奴、決めてみるか」

 

「よほどすごいものが出そうだね」

 

「行くぞ! 白き鎧を身に纏い、この地に光をもたらせ! 水瓶座の光より、宝瓶神機アクアエリシオンをここに!!」

 

「!、十二宮Xレアか」

 

突然空に水瓶座が浮かび上がり、その水瓶座から水流が現れ、その水流から光る眼が出現したかと思うと、水流を打ち払い、アクアエリシオンが水飛沫を浴びながら姿を現す。

 

「アクアエリシオンはLv,2で、そしてネクサスもLv.2にして俺はこれでターンエンド」

 

「? そこまでのスピリットを出しておきながら何もしないのか?」

 

「今アタックしても、アレクサンダーに阻まれる」

 

「ふん、臆したとみていいか?」

 

「さぁな、ともかくターンエンドだ」

 

 

 

 

────第10ターン、川村side。

 

[Reserve]7個→8個。

[Hand]4枚→5枚。

[Field]巨人大帝アレクサンダーLv.2(5)BP10000、ロックゴレムLv.1(1)BP3000、崩壊する戦線Lv.1(0)、柱岩の海上都市Lv.1(0)。

 

「リフレッシュステップ、疲労状態のネクサスとアレクサンダーを回復させる」

 

「いや、ネクサスは回復できないぜ?」

 

「!」

 

「アクアエリシオンの効果、リフレッシュステップ時、お互いスピリットは一体しか回復できず、ネクサス全ては回復できないって効果だ」

 

「チィッ!」

 

「まぁ俺のデッキはネクサスが回復できなくても困らないが、そのアレクサンダーみたいに【強襲】を持ったスピリットを入れてるデッキには致命的だな?」

 

「ふん、ネクサスは疲労していても効果は持続するし、それにネクサスをまた出せば問題ない」

 

「(切り替えが早い、あまり動揺は誘えないか)」

 

「続けるよ、メインステップ! ネクサス造兵工房を配置し、ライノセーラスを召喚」

 

再びネクサスが配置され、さらにライノセーラスが出現する。

 

「さぁ行くよ、青き巨人、爪を振るいて全てを壊せ! 神造巨兵オリハルコンゴレムを召喚!」

 

青のサファイアが砕けると、突如地割れが起き、その地割れからオリハルコンゴレムが唸りと共に出現し、ネクサスの効果が発動。粉砕を持つスピリットの召喚でまた二枚のカードがデッキから破棄される。

 

「そしてアレクサンダーをLv.1にさせて、ライノセーラスにコア3個、オリハルコンゴレムに1コア追加して二体をLv.2に!」

 

コアが追加され、アレクサンダーは力が抜けるも、二体はレベルアップする。

 

「二体目のキ―カードが揃ったな」

 

「ふん、アレクサンダーとオリハルコンゴレムをフィールドで揃えられるなんてほんと久々だよ。二体のXレアを呼び出させるだなんて、随分成長したみたいだね」

 

「俺の成長はんなもんじゃない。お前に勝つ事だ」

 

「それは無理、だって前の時と同じように、オリハルコンゴレムでジエンドだからね。アタックステップ。オリハルコンゴレムでアタック!」

 

オリハルコンゴレムは目を光らせ、リクトに迫ると同時にその力を発動する。

 

「オリハルコンゴレムは粉砕で二枚、さらに青のシンボル一つにつきデッキを一つ破棄する効果、今青のシンボルはネクサスが3枚、スピリットは自身を含め4体、さらに崩壊する戦線で二枚追加して合計11枚破棄、さらに強襲でオリハルコンゴレムは回復するから、ライフにしてもデッキにしてもこのターンで終わり!」

 

「いや、まだだぜ」

 

「?」

 

「侵されざる聖域の効果をこの瞬間に発揮する!」

 

「! 忘れてたよ。青のメタカードだね」

 

「そ、お前対策その二だ。俺のデッキは1ターンに5枚までしか破棄されない。だからネクサスでつまり2枚破棄され、オリハルコンゴレムの効果でももう俺のデッキは3枚しか破棄できないし、これ以上のアタックを仕掛けてもデッキ破棄はできない!」

 

「! だけどオリハルコンゴレムのアタックは継続中!」

 

「ライフだ」

 

オリハルコンゴレムの振り下ろした爪がリクトのライフを砕く。

 

「ッ!」

 

「このターンで決める!ロックゴレムでアタック!」

 

「それもライフで受ける!」

 

さらに今度はロックゴレムの剛腕がライフを砕く。

 

「がぁっ!」

 

[Life]2→1。

 

「行け! ライノセーラス!!」

 

ライノセーラスは頭部のドリルを回転させながら駆けだし、リクトへと迫る。

 

「アクアエリシオンでブロック」

 

だがライノセーラスがドリルをリクトに突き刺す前に、アクアエリシオンは刃でドリルを受け止める。

 

[Battle]宝瓶神機アクアエリシオンLv.2(3)BP8000vsライノセーラスLv.2(4)BP5000。

 

「フラッシュタイミング、サイレントロックを使用」

 

「!?」

 

「合体していないスピリットのバトル終了時、相手のアタックステップを強制終了させる」

 

「ここまで追い詰めたのに……!」

 

拳を握りしめながら、サイレントロックを恨めしそうに睨む。バトルの方では、BPが低いライノセーラスが不利で、アクアエリシオンの刃に切り裂かれ、ライノセーラスは爆発四散する。

 

「ネクサスの効果でライノセーラスの効果は不発。ターンエンドか?」

 

「あぁ」

 

 

 

 

────第11ターン、リクトside。

 

「さぁて、そろそろ終わらせようか!!」

 

[Reserve]8個→9個。

[Hand]2枚→3枚。

[Field]宝瓶神機アクアエリシオンLv.2(3)BP8000、侵されざる聖域Lv.2(2)。

 

「こっから大逆転と行かしてもらうぜ!」

 

自分の場のアクアエリシオンは回復し、リクトは逆転宣言をし、勝利を確信するのだった。

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