「撒きました…。言峰綺礼は、貴方を狙っているようです。」
「あぁ、そのようだね。ありがとう、舞弥撤退してくれ。」
「わかりました。」
交信を切りトランシーバーを仕舞って拠点へと歩を進める。
その時、
───────凶れ。
とっさに殺気を感じ右に飛ぶ。
足元のコンクリートがはじけ飛ぶ。
「くっ…。」
間髪入れずサブマシンガンでの応戦を試みる。
「やめて…私に殺させないで…
─────凶って…。」
サブマシンガンが、絞られるように歪み、飛散する。
「アーチャーっ!!!!!」
そういうと、アーチャーが現れ、こう叫んだ。
「この女は任せろ!マスターは相手マスターを!」
答えはなく切嗣は走り抜ける。
「私にあなたを殺させないで…。」
────投影開始。
干将・莫耶を投影し、投擲する。
そして、さらにもう二振りを投影し斬りかかる。
「やめて…、凶れぇぇぇぇえ!!!!!」
目の前の剣2本が四散する。
これを見越しての第二波…行くぞ…と心で覚悟を決める。
そのとき、闇夜に紛れ声が響く。
「令呪を持って命ずる…、殺戮に飢え狂いたまえバーサーカー。」
「ああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
バーサーカーが倒れ込む。
「わたシはわるクなイ!!おまエらがわるインだァ!!!!!」
周りのものが一気に弾ける。
アーチャーは切嗣の元に走る。
「やつの宝具がわかった。」
なんだと…と切嗣は思案する。
「返事をしないのはかまわんが聞いてくれ。まずはあのビルの上に向かってくれ。そして、あるものを狙撃して欲しい…。やつの宝具は…目と私は見ている。破壊するものを視認しなくては破壊できなさそうだ1回刃を交えた時、私がコンテナの裏に行った場合コンテナを破壊した。そして、飛び道具でないとすると魔眼の類いだと考えるのが妥当だろう…。気は私が引き寄せる頼んだ…。」
それを聞いて切嗣は口を開いた。
「カウント!!…5,4,3,2,1,0…行くぞ!」
そう言って走り出す。
「投影開始!」
干将・莫耶を投影し、バーサーカーに投げる。
「じゃマだァぁぁあああ!!」
そのようなものは無駄であるかのように消し去る。
「数が増えればどうかな。」
空に大量の剣が現れる。
「投影開始…全掃射…凍結解除!」
雨のようにバーサーカーに飛散する。
バーサーカーは目を見開き剣を砕いていく。
紅く濁った瞳がこちらを覗く。
「切嗣今だ!!!!!」
銃声が響く。
弾丸は左目を抉り、右を掠らせた。
「ウウアアアアアエアウアアアアアアアアッ !!!!!」
「今度こそはもらうぞ!!!」
─────骨子は捻れ狂う…。
────────偽・螺旋剣Ⅱ!!
当たるか否かのところでバーサーカーが消え去る。
「いい連携だったよ…衛宮切嗣…。」
「───ケイネス・アーチボルト・エルメロイ…っ!」
正面のビルの屋上からやつは飛び降りてきた。
「私が死んだとでも?あの時私は即座に召喚術を用いて。こいつを呼び出した…。こいつなら簡単に衝撃を和らげられる…。そして、君たちを見つけアタックってわけである。ここに誓おう…私は正々堂々…貴様を打ち砕き…聖杯を手に入れる。」
そう言って背を向け歩き出した。
「助かった…アーチャー」
そう語りかける。
「いや、私もあの狙撃がなければ死んでいただろう。」
確かにあの目は正面に捉えた物質を全部砕くような代物だ…。
「戻ろうではないか…マスター。」
そういってアーチャーは消える。
「少しは…使えるようだな…この弓兵は…。」