fate/type moon   作:裂紅夜

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コメントありがとうございます。

返信は100%やっていこうと思いますので。

たくさんのコメントを待っています。


4 儚き恋と絶望

自分の愛する人が別の男の場所。

 

つまり、結婚をしたら諸君はどう思うだろうか。

 

あるものは絶望し、はたまたあるものはそれを守ろうと考えるだろう。

 

この好青年間桐雁夜は後者であった。

 

「雁夜くんどうしたの?」

 

横にいる柔らかな雰囲気を持つ、『遠坂』葵が訪ねる。

 

「いいや、なにもないよ」

 

微笑みながら雁夜は答える。

 

「あっ!雁夜おじさんだっ!」

 

無邪気な声が響く。

 

遠坂葵の娘、遠坂凜だ。

 

「凜ちゃんか!」

 

雁夜は彼女を抱きかかえる。

 

抱きかかえたとき、異変に気づく。

 

「あれ?桜ちゃんは?」

 

それを聞き二人は暗い顔をする。

 

葵が口を開く。

 

「桜は間桐の家にいったの、間桐が桜をほしがる理由あなたにはわかるでしょう?」

 

~間桐邸~

 

俺は憤怒していた。

 

あの妖怪のような爺。

 

臓硯。

 

そしてこの家にだ。

 

俺の家は魔術の家系だ。魔術の世界では御三家と呼ばれ優秀な家柄らしい。

 

だがそれも過去の話、魔術師としての才は代を重ねるごとに劣化し、俺は普通の魔術師並みの魔術回路しかもっていない。兄貴は魔術回路を持ってすらいない。

 

それを打開するために...。桜ちゃんは...。

 

そんなこと許さない。

 

俺が桜ちゃんを救う。

 

その決意を胸に蔵顕を問いただす。

 

蔵顕の答えはこうだった。

 

「貴様が聖杯を持ち帰れば開放する」

 

それを承諾し俺は間桐蔵顕の訓練という名の拷問を受けた。

 

 

~間桐邸蔵の中~

 

 

雁夜と蔵顕は薄暗い部屋に二人だけでいた。

 

 

「始めるぞ。雁夜」

 

蔵顕は雁夜に言う

 

雁夜は魔方陣の前に立つ。

 

「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。

 

  降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」

 

 

 

 「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。

  繰り返すつどに五度。

  ただ、満たされる刻を破却する」

 

 

一節を唱えるたびに蟲がうごめき、体を蝕む。

 

 

 「―――――Anfang」

 

 「――――――告げる」

 

 「――――告げる。

  汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

  聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」

 

 「誓いを此処に。

  我は常世総ての善と成る者、

  我は常世総ての悪を敷く者。」

 

体から血液が噴き出す。しかし、雁夜は気力で詠唱を続ける。

 

 「汝三大の言霊を纏う七天、

  抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

 

光に包まれる。意識が遠のく...が雁夜は踏ん張る。

 

「あなたがわたしのマスター?」

 

赤い髪を持ち、Tシャツにジーパンといういかにもな若者な恰好をしたじょせいがあらわれた。

 

蔵顕は彼女を見ていった。

 

「なぜ...。なぜあの女が...。」

 

雁夜は彼女に行った

 

「おまえは何という名前でクラスは何だ?」

 

「おまえ?あなたごときの魔術師がわたしにお前呼ばわり?...まぁいいわサーヴァントは使い魔みたいなもんなんだし。」

 

そういって彼女は俺に触れた。

 

痛みが引いていく..。なぜだまるで

 

詠唱をする前の『時間』に戻ったようだ。

 

「私の名前は蒼崎 青子。クラスはキャスターそこにいる爺は気づいたみたいだけど第5魔法継承者。よろしくね。」

 

そう彼女は言った。

 

魔法..?

 

世界に5人しかいないといわれている魔法使いが俺のサーヴァント?

 

これならいける。

 

ざまぁみろ蔵顕。

 

その考えを読んだのか蔵顕が口を開く。

 

「はっはっは!運が良いのぉ雁夜。魔法使いをあてるなんて、だが忘れるなよ。お前の体は魔力を使えば使うほど蟲に食われていくのを」

 

侮蔑するように笑いながら蔵顕は部屋を出た。

 

 

たしかに魔力を使えば俺の体は刻印蟲に食われていく。

 

だけど死ねないんだ。

 

─────桜ちゃんをたすけるまでは。

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