「では、君はアイリと行動してくれわかったね?」
切嗣にそう命じられた。
基本的には護衛のことらしい。
アイリスフィールの運転で移動する。
「君はどこの英霊なの?」
アイリスフィールが問う。
「すまんな、今は答えられない直にこたえる。」
士郎はそう答えるしかなかった。
言えるはずがない。
『あなたの義理の息子』だなんて。
しかしイリヤの姿が見当たらない。
アインツベルン城にいるのか・・・。
そんなことを思案していると。
「いる・・・。」
アイリスフィールが口を開いた。
そういわれてみればサーヴァントの魔力を感じる。
「向かってくれ。」
アイリスフィールに頼む。
「・・・わかったわ。」
進行方向を変え、魔力源へ進出する。
到着するとめぼしい人物はいない。
しかし濃厚な魔力源は感じる。
「どこだ・・・?」
すると目の前に修道服を着たような少女が佇んでいる。
とりあえず避難をさせなくては。
「君!大丈夫かい?ここは危険だから移動しよう」
士郎が手を差出し促す。
「ごめんね────凶れ・・・。」
腕がねじられるように感じた瞬間後ろに跳んだ。
「くっ!!」
幸いねじ切られるほどのダメージはなかった。
こいつはサーヴァントだったのか・・・。
───干将・莫耶!!
武器を投影する。
「あなたアーチャーじゃないの?」
後ろでアイリスフィールが言う。
俺も初めてアーチャーにあったときはそう思ったさ。
地を蹴り。少女に向かい飛ぶ。
「させない・・・。」
彼女が手を伸ばした先の建物が倒壊する。
「何かを飛ばしているのか?」
それならと倉庫内部に侵入する。
少女もそれを追う。
コンテナがいともたやすく粉砕される。
やはりこっちは認知できないみたいだな。
これなら・・・。いけるか・・・?
コンテナの上に飛び乗る。
「――――I am the bone of my sword.」
「―――“偽・螺旋剣”」
少女の左腕を打ち抜く。
「凶れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええ!!!!!」
彼女は呻きながら叫んだ。
「あっしまっ!?」
右腕がねじ切られる。
そして建物全体が崩れ落ちる。
二人とも埋もれたようだ。
力を振り絞り地上へ出る。
「やつはどこに!?」
姿を見渡す。
────凶れ
後ろから響く声。
「くっ!!」
回避する。
そのころ切嗣ともう一人舞弥は上から様子をうかがっていた。
「切嗣、マスターを見つけました。」
舞弥からトランシーバで報告が入る。
スコープからのぞき込む。
ケイネス・アーチボルト・エルメロイ。
かなりの実力を持つ魔術師だ。
アーチャーもかなり苦戦している。
奴のサーヴァントは物質を曲げることができるのか?
そんな伝承を持つものは聞いたことがない。
─────凶れぇぇぇぇぇぇぇえええ!!!!!
少女は大きな声を上げると
アーチャーは血を吹きだして倒れた。
助けなくては・・。負ける。
奴のマスターに標準を合わせ、発砲した。
─────Fervor,mei Sanguis
光沢のある液体が出現しケイネスを取り囲み守った。
「アーチャーのマスター!」
ケイネスは叫ぶ。
「貴様と正々堂々と尋常に勝負したい!私は冬木ホテルの最上階にいる!よろしいな?」
大けがを負ったアーチャーを置いていったようだ。
奴はスライムのようなものにサーヴァントを乗せて消えた。
アーチャーがやられなかったのは幸いだ。
正々堂々なんて僕からしたら夢物語のようなものだ。
アーチャーを回収し対策を立てなくては。
これは二部構成にしたいと思います。
次回投稿を楽しみにしててください。
コメントいつもありがとうございます。