俺、エレメリアンになります。   作:月平

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男の娘編

修行を始めてからしばらくたちやっと、修行に慣れてきた時、俺は何時ものように山奥に来て居た。

 

 

「さぁーって、今日も頑張りますかぁ!」

 

そうして、俺が気合を入れ直していると

 

 

『龍二よ、今日は拙者が稽古をつけるでござる。入って来なさい。』

 

 

頭の中に静かな、しかしそれでいて芯の通った声が聞こえた。俺はその声に答えるように意識を集中させていく。そして、目を開けた時にはすでに精神世界に入っていた。しかし、入った精神世界は何時もと様子が違った。何時もなら、目を開ければ目の前にはドラグギルディさん達エレメリアンが居て、周りは無機質な真っ白い世界なのだが今日は違う。

 

 

まず、声の主であろう、アラクネギルディさんがいない。代わりにあるのは、和室などにある(ふすま)であった。すると襖の奥から声が聞こえた。

 

 

『入って来なさい。』

 

 

『しっ失礼します!』

 

 

俺は柄にもなく緊張してしまい、ガチガチの状態で部屋に入った。部屋の中は畳敷きになっていて、壁の掛け軸には見事な達筆で”男の娘”と書かれている。その部屋の奥で、一体のエレメリアンが正座をしていた。普段見慣れたドラグギルディさんやリヴァイアギルディさんとは違い、その身体はとても細く小柄であったが、その背からは、先端の鋭く尖った八本の脚が突き出ていた。一本一本が、彼の腕より太かった。そして何よりその小柄な身体からは想像出来ない圧倒的な存在感と闘気、それが、巨躯を誇る他のエレメリアン達にも劣らない大きさで立ち昇っていた。

 

 

『そこに座りなさい。』

 

俺は、自分が呆然と立ち尽くしていることに気づき慌ててアラクネギルディさんの前に座った。

 

『えっと……アラクネギルディさんに修行をしてもらうのは始めてですよね。どんな修行をするんですか?』

 

 

『それは、後で説明するで候、まずは拙者の属性である男の娘属性について説明するで候。龍一は男の娘をどういう者だと思っている?』

 

 

『えーっと、女の子の格好をした男の子じゃないんですか。』

 

 

『否、断じて違う。男の娘と女装は似て非なるものでござる。男の娘は男の身体でありながら時に清らかな乙女の心も分かる、いわば両の性を持った存在だ。拙者は男の娘とは人類を新たなる世界へと導く存在だと思っているでござる。』

 

 

『男の娘にそんな深い理由が有ったなんて……知らなかった!』

 

 

なんだか最近俺の考え方も変わってきたような気もするがきっと気のせいだろう!そんなことは気にしないぜ!

 

 

『アラクネギルディさん!俺に男の娘を教えて下さい!』

 

 

『いいだろう。まずは拙者の真似をするでござる。』

 

 

アラクネギルディさんは化粧箱を二つ取り出し一つを俺に差し出した。

 

 

『では、いくでござるよ……』

 

アラクネギルディさんは化粧箱からパフを取り出しそれを真似する様に俺もパフを取り出す

 

 

『一!』

 

 

その掛け声と共に剣で素振りをする様に、手に持ったパフで右頬を叩いた、

 

 

『二‼︎』

 

今度は、左頬。厳つい怪物とショタが、幼女がドレッサーに腰掛けてママの化粧道具をこっそり使ってみるように化粧をする光景は、他から見れば異常であったが、ここには変態紳士とその卵しかいないので誰もツッコミをいれる者はいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の成果、一人でも化粧が出来るようになった。いつかアラクネギルディさんのように上手く出来るようになりたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうだったでしょうか。

いやー、主人公も順調に変態紳士への道を進んでいますね(笑)これからも様々な属性を学びいつか最強のHENTAIになるでしょう。
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