いよいよ戦闘シーンです。
うわ~、誰か助けてくれ~!
真理と啓太郎の視線の先で、巧が死後に再生して得た姿・ウルフオルフェノクが二体のオルフェノクを相手に戦っていた。
自慢の俊敏性を活かし、素早く相手の後ろに回り込んでパンチやキックの連打をきめる。
「貴様何故邪魔をする!?せっかく取り戻した命を、無駄にするのか!?」
ウルフから多大なダメージを受けたエレファントオルフェノクが、ウルフに向かって言った。
しかし、その言葉をウルフは鼻で笑う。
「無駄?違うな。俺は・・・」
スティングフィッシュオルフェノクの溝落ちにパンチ。
スティングフィッシュの体から青白い炎が上がり、ボロボロと灰になって崩れてゆく。
「人間を守るために蘇ったんだ」
「ふざけるなあああああああっ!!!」
力強く言い放ったウルフに向かって、エレファントはその自慢の巨体で突進を仕掛ける。
しかしウルフは焦る様子をまったく見せずに敵の単純な攻撃を鼻で笑うと、突進を回避するために高く跳び上がった。
エレファントが急ブレーキをかけて宙を見上げたときには既に遅い。空中で体勢を整えていたウルフはキックを叩き込み、この排除に成功した。
「たく・・・み?」
よく聞き覚えのある声に振り向くウルフオルフェノク。
彼は本来の姿であるオルフェノクの姿から人間の姿、すなわち乾巧になった。
「よう」
二人から目をそらし、ぶっきらぼうに言ってみた。
すると、嬉しさに目を潤ませながら、友が駆け寄ってくる。
「死んじゃったと思ってたのに、今まで何処に行ってたんだよ!?」
「巧の馬鹿!心配させんじゃないわよ!」
「お、おい!お前ら、せっかく人が助けてやったのに!」
そのとき、三人の足元で火花が散った。
「何だ!?」
巧は二人を庇うように自分の後ろに下がらせると、前方に新たな敵を発見した。
四体のオルフェノクが立っていた。どれもさっきの二体より強者といった雰囲気を漂わせている。
「まだいやがったのか」
巧はウルフオルフェノクになろうと、顔に狼の模様を浮かべた。
「ちょっと待って!」
巧を真理が制止する。
真理は必死に守り抜いたファイズドライバーを、巧に差し出していた。
「こっちの方が巧らしいよ」
真理から受け取ったそれを黙って見つめる巧。きっと、彼なりの思い入れがあるのだろう。ある時は希望を、またある時は絶望を見せた品物だ。
決意を固めるように深呼吸をすると、巧はファイズドライバーを装着した。
ファイズフォンに変身コードを入力、待機音を鳴り響かせながら、握り締めたそれを高々と掲げた。
「変身!」
[Complete]
素早くバックルに装填されたファイズフォンは巧の変身を認可し、人工衛星からファイズのスーツデータを受信した。
体の上を深紅のフォトンストリームが流れ、超戦士ファイズが姿を現す。
その赤い輝きに、真理と啓太郎は顔を輝かせた。
まずはオルフェノク同士の戦闘シーン、そして再会してまもなくファイズに変身。
自分のイメージするめちゃめちゃカッコいいファイズを文章だけで、どうやって表現すればよいのか、考えましたがこんな感じになっちゃいました。
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