遂にファイズとしての戦闘シーンです。
もう、絶望的なくらいどう書けばいいのかわからない!でも書きたい!
だから書きます。
「だから見てて下さい。俺の・・・小説!!」
「かったりいなぁ」
ファイズに変身した巧は面倒くさそうにそう言いながら、四体のオルフェノクに向かって走り出した。多勢に無勢ではあるが、怯むどころか勇敢に立ち向かう。
獅子のごときライオンオルフェノクのパンチを頭を下げて回避すると、そのすぐ後ろにいた虎のごときタイガーオルフェノクにアッパーカットを食らわせ、その手首をスナップさせてから、真後ろのライオンに振り向きもせずに回し蹴りをきめる。
二体同時に襲いかかってくる、カブトムシのごときビートルオルフェノクとクワガタムシのごときスタッグオルフェノクにもまったく動じることなく、バックルからファイズフォンを引き抜くと、106のコードを入力する。
[Burst Mode]
一瞬にしてハンドガンへと早変わりさせたファイズフォトンブラスターで狙いを定めると、ファイズは宙の二体を順番に打ち落とした。
瞬間的な狙撃や冷静な様子から、彼が戦闘慣れしていることがよくわかる。
ファイズは打ち落とされた二体に向けて銃を連射し、着実に弱らせていった。
そのとき、ふと背後からタイガーがファイズに飛びかかった。ファイズはまだ気づいていない様子である。
「巧、後ろ!」
真理が咄嗟に出した警告によって背後に敵の存在を察知したファイズは後方にキックを放つ。突き出された足に腹部を直撃させたタイガーは地面に叩きつけられ、悶絶する。
「調子に乗るなよ!」
特攻が効かないことがこれまでの戦闘を見てもわからなかったのか、ライオンはまた正面から突っ込んできた。
「ハァ・・・」
仮面の下で巧は敵の頭の悪さに呆れて溜め息を吐くと、ベルトの左腰に取り付けられたデジタルカメラ型ツール・ファイズショットを手に取ると、ファイズフォンからミッションメモリーを外してそれにセットした。
[Ready]
変形したそれをメリケンサックのように右手に装着し、ファイズフォンのENTERキーを押す。
[Exceed Charge]
ベルトから右手までに流れるフォトンストリームが眩く輝き、準備は整う。
ファイズは目の前まで来ていたライオンの顔面に必殺パンチ・グランインパクトを放った。
「ああああああっ!!!」
ライオンは絶叫しながら数メートルはねとばされた。
しかし、オルフェノクの死を表す青白い炎が現れない。ギリギリで持ちこたえた、ということか。
「チッ!」
ファイズが舌打ちをする。ライオンを一撃で仕留められなかったことに苛立っているようだ。
「巧!」
そのとき、真理が腕時計型ツール・ファイズアクセルを投げた。これは10秒間だけ、ファイズを超高速で動くことが可能な姿・アクセルフォームへと変身させる強化アイテムだ。ちなみに、10秒を越えると大量のフォトンが暴走し、周囲一帯が汚染されてしまうとされているが、タイマーがある限り、その心配はない。
「ったく、あるなら早く言えよ」
ファイズはそれを左手首に装着すると、付属しているミッションメモリーを外し、バックルのファイズフォンにセットした。
[Complete]
ファイズの進化を認可する電子音と共にファイズの胸が展開し、大きな黄色の複眼がフォトンで赤く染まる。アクセルフォームの完成である。
「まとめて片付けてやるよ、10秒でな」
「フン、やれるものならやってみろ!」
ファイズの強気な勝利宣言に負けじとタイガーが言い返す。
まったく、ファイズギアを欲しがっているくせに、その力を理解していないのか。
ファイズは呆れながらスイッチを押した。
[Start Up]
その電子音が鳴り響いた瞬間、ファイズは超高速の世界に入った。
自分に向かって走ってくる敵も、自分を応援してくれている仲間も、風に揺れる木の葉も空を飛ぶ鳥のはばたきも、すべてがスローモーションのように見える。
ファイズは無防備同然のオルフェノクたちに高速の猛攻をお見舞いする。ファイズの力を知らしめるため、タイガーに対しては特に強く当たった。
そして10秒と待たず、ベルトの右腰に取り付けられた小型スコープ型のツール・ファイズポインターを手に取る。
ミッションメモリーをセットしてキックモードへと変形させ、右足に装着。力を抜いて腰を落とし、キックの準備を整える。最後に、グランインパクトのときと同じく、ファイズフォンのENTERキーを押す。
[Exceed Charge]
ベルトから右足へのフォトンストリームが強く輝き、エネルギーがたまっていくのがわかる。
ファイズは大きく息を吸って走り出すと、オルフェノク一体につき二回ずつロックオンした。
これでもう、逃がしはしない。まあそもそも、このアクセルフォームのスピードから逃げられる者はそうはいないだろうが。
ファイズはロックひとつひとつに順番に飛び込み、必殺キック・アクセルクリムゾンスマッシュを一体に二発ずつ叩き込んだ。
[Time Out]
制限時間の10秒が経過し、ファイズの超高速移動は終了する。
[Reformation]
アクセルフォームの開いた胸が閉じ、複眼の色も黄色へと戻った。
四体のオルフェノク全員が体から青白い炎を上げ、灰と化してボロボロと崩れていく最中だった。
きっと何が起こったのか、彼らはよく理解してはいないだろう。気づかないうちに殺されていた、といったところか。
変身を解除した巧は、仲間のもとへと歩み寄った。
「怪我はねえか?」
恥ずかしそうに目を合わせようとしないが、自分たちを気遣ってくれる巧の不器用な優しさが懐かしくて、二人は巧に抱きついた。
しかしこのとき、彼らはまだ知らなかった。
死んだはずのオルフェノクたちを復活させた、大いなる闇の存在に。
だが、彼らは何度でも立ち上がるだろう。
闇を切り裂き、世界に光をもたらす救世主・ファイズがいる限り。
いかがでしたか、この小説。
本当は戦闘シーンをもっとカッコよくして、登場人物の心情ももっと細かく書きたかったのに・・・。
まだまだ勉強が足りません(汗)
この作品は今回で最終回とさせていただきます。
まだまだこれからって感じですが、この先のことは私にもわかりません。
ただ言えるのは、なんだかんだでたっくんはやる男だってことですよ(笑)
これまでこの作品を読んでいただいたすべての方々に、心からお礼申し上げます。
まだ連載中の作品もありますし、これからも平成ライダーの作品を投稿するつもりです。
今後とも私のことを温かく見守って下さい。
ご意見・ご感想は随時受け付けております。悪い部分の指摘なども下さい。
それでは、閲覧有難うございました。