漢文わからんよ
ゆっくり見ていってね!
それは私の昔の話だ。兄さんも知っている通り、まだ私はここ、人里に住んでいた。霧雨の家は人里の中では裕福なところで、昔から寺子屋以上を施されていた私にとって、弾幕、空を飛ぶ、魔法使い…などは未知の領域だったんだ。今は隣り合わせなんだが、昔はすごく興味がなかった。そしてある時…兄さんがいなくなった異変が起こった…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「逃げろぉぉぉ!」
「なんだっ!?」
私はそのとき勉強をしていて、すぐに異変には気づかなかった…勉強というか勉強疲れで寝ていたが
「魔理沙!」
「んぅ…?…あれ、お兄様…?」
「早く逃げるんだ!」
「…なにが?」
私はゆっくり窓の方を見る。そこからは…
「っなにこれ!?」
妖怪たちの姿が見え、その妖怪たちはそこらへんの家をどんどん壊していく
「魔理沙!」
「っきゃぁ!?」
突如一匹の妖怪がこちらへ向かってくる。そして私の近くの窓を壊して中に入ってくる。あれは確か、吸血鬼…というものだったはず
「っ!?」
「魔理沙!」
「っお兄様!」
私はその伸ばされた手を掴み、引っ張られる限りに転げそうになりながらも走る。と、先程の妖怪が立ちふさがる。後ろは天井が抜け落ち通れず、逃げ場はなかった
「っ!どうしようっ…!?」
「…!」
私はふと、勉強をしていた内容を思い出す。
ー幻想郷の人間たちは窮地に立たされた時に能力が発覚することが多いー
もし今がその時ならば、どんなにちっぽけな能力でもいいから…お願い!…と願う
すると、手のひらのほうから何かの力が出てきて形になるようだった。何を言ってるかわからないと思うが私が一番わかっていなかったのだろう
「これはっ…!?」
私はよく見るために手を上にあげようとしたそのとき…その力は敵の方に飛んで当たる
「魔理沙!?今のは!?」
「わからない!けどっ…!」
当たってはいるが、あんまり痛くはないようだった
「っ!魔理沙!今から上に上げるからお前は逃げろ!」
「!?お兄様は!?」
「…大丈夫だ。そうだな…このピンと、ほおの傷…覚えとけ」
「どうして!?ねぇ!お兄様!」
お兄様は何も言わずに瓦礫の向こうへ私を渡し、私は先程のもののせいか、気を失った
気づいたらそこは瓦礫の近くの少し隠れたところだった
「…お兄様?」
「ごめんなさい。あなたのお兄様じゃないのよ…」
「っ妖怪っ!?」
「大丈夫よ。私は八雲紫…あなたの能力の解禁に来たわ」
「能力って、さっきの…」
「えぇ。あなたの能力は『魔法を使う程度の能力』といって、魔法を使うことができる能力なの」
「魔法を…?でも、私…」
「だから、明日…いえ、落ち着いた頃に博麗神社に行きなさい。そこにいい人がいるから…」
「えっ…?て、いない…」
八雲紫…覚えておこう。それが、私の運命なんだもの…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ここが、博麗神社…?」
私は長い道のりを歩いて、鳥居のところに来ていた
「お前があれかい?魔法を使う程度の能力っていうのは…」
「えっと、は、はい!霧雨、魔理沙、です…」
「私は魅魔っていうんだ。今日から私がきっちりと修行を叩き込んであげるからな」
「…はい!」
それはとても大変だった。親の目を盗んでは魔法の森に行き、魅魔様に修行を仕込んでもらった。だが、そこまで貫き通せるものではなかった
「お父様…」
「魔理沙、魔法の森なんぞに行きおって…勉強はどうなっているのだ!」
「…ごめんなさい…」
「そう思うならもう二度とあんなところには…!」
「それはできません!…私、魔法を使いたいんです!」
「魔法だと…?そんなことを考えるようになったのか…。そうか、やはり血は絶えないのか…」
「…?」
「…しょうがない。独学でやっていないのなら師匠がいるはずだ…」
「います…」
「…なら、そいつの元へ行け。…勘当だ!」
「…お父様…」
「早く出て行け!…倉庫からなんでも持って行け…あるはずだ。魔法使いに大切なものが…」
「っ!」
「…頑張れ。これも全ては…霧雨家の宿命だ」
言っている意味は…わからなかった…
だけど、応援してくれてるのは、わかった…
そして突然の終わり方←