東方幻想記録   作:最善策

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この異変で霊夢視点…初めてですよね
難しそう…
ですが!ゆっくり見ていってね!


第28話 博麗霊夢はどこに

「…ふぁ…よく寝た…」

 

私はいつもの布団、時間に目を覚ます。そして時計を見る

 

「…早く着替えないと魔理沙達が来ちゃうわね…」

 

私は体を引きずりながらタンスへ手をかけた…つもりだった。その手はタンスを掴まずにそれをすり抜け、畳に手をつく

 

「えぇ!?ちょ、はっ!?なに!?幽体離脱!?」

 

私は自分が寝ていた布団を見るが、ぬくもりもなにも、残っていない。自分の手を見つめると、心なしか透けている気がする。ふと境内のほうから声が聞こえて来て、そちらのほうに行ってみる

 

「っ!!」

 

そこには霧雨兄妹、紫…私に似た人がいる。聞き耳を立ててると、その私に似た人は博麗麗奈といい、博麗の巫女1代目だという。ということは私の先祖かな?

ふと紫と目が合う。紫は目を少し開けたあと、ウインクをする。しばらくして魔理沙達がどこかへ行った時、後ろのほうで隙間が開く

 

「霊夢」

「紫…これってどういうこと?」

「わからないわ…でも、幻想郷ができるきっかけだと私は思っているわ。…婢田阿求のところへ行くわ。ついてきて」

「えぇ」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「…そういうことですか」

「あるかしら?」

 

目の前には阿求。彼女は婢田家の跡取りで、幻想郷の全てを記録していると言われている

 

「…たしか、1代目の資料はここに…ありました」

 

そこには大量の本…これ全てが博麗麗奈の資料だというのか…

 

「…これは、どうしましょう…」

「わかりやすく年表に直したものがここにあります」

「先にそれを見て気になるところから手をつけましょう。阿求、手伝ってくれる?」

「はい。役に立てば良いのですが…」

 

私達はその年表を覗き込む

 

『×××× 博麗麗奈誕生

×××× 博麗神社活動開始

×××× 妖怪狂異変

×××× 博麗大結界で隔離

×××× 名前改名→幻想郷

×××× 博麗麗奈死亡』

 

「死ぬ…?」

「死ぬ前に幻想郷という名前になっているわね…」

「なにかこの異変と関係あるのかしら…」

「…ここらへんの資料ですね。読みますか?」

「えぇ。貸して…」

 

私は阿求から資料を受け取りざっと目を通す。そこには博麗麗奈という人間が記録してあった。なぜ生まれ、なぜ死んだのか…死亡要因はある魔法使いとの衝突による力の枯渇、彼女の娘が次期博麗の巫女となった…と書いてある。魔法使い、魅魔だろうか

 

「…幻想郷と改名したのは…死ぬ、直前か…」

「もしかしたらここでのことを生かしての幻想郷…そして、そのことについての口論か…」

「私にできるのはここまでです。ごめんなさい…」

「ううん。役にたったわ、ありがとう」

 

私達は婢田家を後にする。私は歩きながら口を開く

 

「紫、麗奈に会うわよ」

「わかっているわ」

 

紫は大きな隙間を開く。さて、あの子達に私の姿は見えるだろうか?私は躊躇せずにその隙間へ飛び込む。顔を博麗の巫女のそれにしながら…

 

ー視点、光ー

 

突如目の前に大きな隙間が開く。びっくりしているとそこからは紫さんと…ちょっと体が透けている霊夢が出てきた

 

「霊夢!無事だったのか!?」

「もちろん。ってゆーかそんな簡単にいなくなんないわよ。…と、ご挨拶が遅れたわね、私は博麗霊夢よ。あんたの子孫」

「初めまして、霊夢。私は博麗麗奈よ」

「…突然なんだけど、あんたの歴史、調べさせてもらったわ」

 

麗奈の表情が変わる。私はそれを見逃さず、一つの確信ができる

 

「ねぇ…あなた、自分の運命知ってるんじゃないの?」

「そうなのか?」

「…敵わないわね。未来の博麗の巫女は優秀優秀…。そうよ、知っているわ」

「能力がそういうの…とか?」

「能力、って言えば能力だけど…私の能力は『妖怪狂の未来を見る程度の能力』よ」

 

妖怪狂…のちの幻想郷と考えると、もしかして麗奈はこうなることも知っていたんじゃ…

 

「…魅魔と喧嘩してね。あまり力が残っていなかった私は1人の大妖怪に神社を任せ死んでいく…私の目にはそう見えているわ」

 

麗奈は悲しそうな目をして空を見つめる

 

「こうなることも、全部わかってたの…」

「全部?」

「…だろうとは思ったわ。なら、早く帰らないとこの未来が変わってしまう…あなたの記録の中に空白の3時間があったわ…もうそろそろ時間よ」

「…短かったわ…最後に、魅魔に会えないかしら?」

「おーい!魅魔様ー?」

 

魔理沙が麗奈の声を聞きそう叫ぶ。その声はあたりに響くがなにも起こらない

 

「…しょうがない奴…魅魔。あの時は悪かったわね、酷いこと言っちゃって…でも、あんたのことは、大好きよ?これだけは信じて…」

「準備はできているはずよ…この時空の移動であなたはほとんどの霊力を失う…それをあなたの娘が継いで…今ここに私がいる。感謝してるわ」

「礼を言われるほどのことはしてないから…あら、体が消えていくわ…」

 

本当だ。よく見ると足からどんどん透けてきている

 

「これでお別れね…」

「魅魔様にはちゃんと伝えておくぜ!」

「じゃあな、麗奈…」

「うふふ。三途の川まで迎えに行ってあげましょうか?」

「…それじゃ、さよなら。未来の幻想郷…」

 

その言葉を残し、麗奈は消えていった…

そのあとは魅魔を探したり、霊夢の体を直したり…と、大変だったが、これを俺らは忘れないだろう。これだけじゃない…幻想郷にあった出来事を思い出させるいい機会だった

 

 

 

 

 

 

 

 

博麗異変、これにて完結…




完結…かんけつ…間欠!←
毎回2000字越えることが目標です←
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