難しそう…
ですが!ゆっくり見ていってね!
「…ふぁ…よく寝た…」
私はいつもの布団、時間に目を覚ます。そして時計を見る
「…早く着替えないと魔理沙達が来ちゃうわね…」
私は体を引きずりながらタンスへ手をかけた…つもりだった。その手はタンスを掴まずにそれをすり抜け、畳に手をつく
「えぇ!?ちょ、はっ!?なに!?幽体離脱!?」
私は自分が寝ていた布団を見るが、ぬくもりもなにも、残っていない。自分の手を見つめると、心なしか透けている気がする。ふと境内のほうから声が聞こえて来て、そちらのほうに行ってみる
「っ!!」
そこには霧雨兄妹、紫…私に似た人がいる。聞き耳を立ててると、その私に似た人は博麗麗奈といい、博麗の巫女1代目だという。ということは私の先祖かな?
ふと紫と目が合う。紫は目を少し開けたあと、ウインクをする。しばらくして魔理沙達がどこかへ行った時、後ろのほうで隙間が開く
「霊夢」
「紫…これってどういうこと?」
「わからないわ…でも、幻想郷ができるきっかけだと私は思っているわ。…婢田阿求のところへ行くわ。ついてきて」
「えぇ」
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「…そういうことですか」
「あるかしら?」
目の前には阿求。彼女は婢田家の跡取りで、幻想郷の全てを記録していると言われている
「…たしか、1代目の資料はここに…ありました」
そこには大量の本…これ全てが博麗麗奈の資料だというのか…
「…これは、どうしましょう…」
「わかりやすく年表に直したものがここにあります」
「先にそれを見て気になるところから手をつけましょう。阿求、手伝ってくれる?」
「はい。役に立てば良いのですが…」
私達はその年表を覗き込む
『×××× 博麗麗奈誕生
×××× 博麗神社活動開始
×××× 妖怪狂異変
×××× 博麗大結界で隔離
×××× 名前改名→幻想郷
×××× 博麗麗奈死亡』
「死ぬ…?」
「死ぬ前に幻想郷という名前になっているわね…」
「なにかこの異変と関係あるのかしら…」
「…ここらへんの資料ですね。読みますか?」
「えぇ。貸して…」
私は阿求から資料を受け取りざっと目を通す。そこには博麗麗奈という人間が記録してあった。なぜ生まれ、なぜ死んだのか…死亡要因はある魔法使いとの衝突による力の枯渇、彼女の娘が次期博麗の巫女となった…と書いてある。魔法使い、魅魔だろうか
「…幻想郷と改名したのは…死ぬ、直前か…」
「もしかしたらここでのことを生かしての幻想郷…そして、そのことについての口論か…」
「私にできるのはここまでです。ごめんなさい…」
「ううん。役にたったわ、ありがとう」
私達は婢田家を後にする。私は歩きながら口を開く
「紫、麗奈に会うわよ」
「わかっているわ」
紫は大きな隙間を開く。さて、あの子達に私の姿は見えるだろうか?私は躊躇せずにその隙間へ飛び込む。顔を博麗の巫女のそれにしながら…
ー視点、光ー
突如目の前に大きな隙間が開く。びっくりしているとそこからは紫さんと…ちょっと体が透けている霊夢が出てきた
「霊夢!無事だったのか!?」
「もちろん。ってゆーかそんな簡単にいなくなんないわよ。…と、ご挨拶が遅れたわね、私は博麗霊夢よ。あんたの子孫」
「初めまして、霊夢。私は博麗麗奈よ」
「…突然なんだけど、あんたの歴史、調べさせてもらったわ」
麗奈の表情が変わる。私はそれを見逃さず、一つの確信ができる
「ねぇ…あなた、自分の運命知ってるんじゃないの?」
「そうなのか?」
「…敵わないわね。未来の博麗の巫女は優秀優秀…。そうよ、知っているわ」
「能力がそういうの…とか?」
「能力、って言えば能力だけど…私の能力は『妖怪狂の未来を見る程度の能力』よ」
妖怪狂…のちの幻想郷と考えると、もしかして麗奈はこうなることも知っていたんじゃ…
「…魅魔と喧嘩してね。あまり力が残っていなかった私は1人の大妖怪に神社を任せ死んでいく…私の目にはそう見えているわ」
麗奈は悲しそうな目をして空を見つめる
「こうなることも、全部わかってたの…」
「全部?」
「…だろうとは思ったわ。なら、早く帰らないとこの未来が変わってしまう…あなたの記録の中に空白の3時間があったわ…もうそろそろ時間よ」
「…短かったわ…最後に、魅魔に会えないかしら?」
「おーい!魅魔様ー?」
魔理沙が麗奈の声を聞きそう叫ぶ。その声はあたりに響くがなにも起こらない
「…しょうがない奴…魅魔。あの時は悪かったわね、酷いこと言っちゃって…でも、あんたのことは、大好きよ?これだけは信じて…」
「準備はできているはずよ…この時空の移動であなたはほとんどの霊力を失う…それをあなたの娘が継いで…今ここに私がいる。感謝してるわ」
「礼を言われるほどのことはしてないから…あら、体が消えていくわ…」
本当だ。よく見ると足からどんどん透けてきている
「これでお別れね…」
「魅魔様にはちゃんと伝えておくぜ!」
「じゃあな、麗奈…」
「うふふ。三途の川まで迎えに行ってあげましょうか?」
「…それじゃ、さよなら。未来の幻想郷…」
その言葉を残し、麗奈は消えていった…
そのあとは魅魔を探したり、霊夢の体を直したり…と、大変だったが、これを俺らは忘れないだろう。これだけじゃない…幻想郷にあった出来事を思い出させるいい機会だった
博麗異変、これにて完結…
完結…かんけつ…間欠!←
毎回2000字越えることが目標です←