ゆっくり見ていってね!
「帰って、きたのね…」
私はいつもの神社から妖怪狂を見下ろす。そういえば、行ってないところまだまだあったから少し後悔する
「…幻想郷…」
私はその名前を呟く。私のお母さんが必死になって掴もうとした世界…。そしてその想いが霊力になり、私を作った…
手を握ったり開いたりする。まだその手には微かな力が残り、光を生み出す
「っ麗奈!」
「あら?魅魔。こんにちは」
「こんにちは…じゃない!今までどこにいたんだい!」
「…幻想郷」
「幻想郷?どこだい?そこは…」
「妖怪狂の未来よ…」
私はポケットから幻想郷からとってきた桜を地面に落とす。そこからは不思議な光が現れ、あたりを、ついには妖怪狂自体を包み込む
「これは…」
「今から妖怪狂は幻想郷へと生まれ変わります…全ては妖怪狂、未来の幻想郷のため!」
私はそう宣言して手をかざす。私のありったけの想いを、力を込めた霊力…それは妖怪狂、いや幻想郷を包み込みやがては消えていく…私の手のひらには一つの巻き物。その巻き物の内容は…
「…『幻想郷 新ルール
・無闇な殺生は控える
・妖怪人間平等
・自らの能力を理解する
・異変は殺生をしない程度
・全てを判決するのは博麗の巫女と妖怪賢者』」
「それは…?」
「最初に言ったはず…幻想郷新ルール、よ」
「幻想郷!?…ここは妖怪狂だよ」
「いいえ。もう幻想郷なの」
私は魅魔を睨む。そして、一つの扉に向かって声をかける
「妖怪賢者!…跡取りのことは任せたわよ!」
そいつはわかったように音を立てると気配を消す
「…どういうつもりだい」
「どういうつもり?…そうね…力を使い果たした博麗は…必要ない」
「っ!!」
「それに今の私は生きるので精一杯なの!…さっきのが、私の最後の霊力。もうあんたと渡り合うことはできない」
幻想郷と、運命はともにできない
「っ…なら、どう死にたい…?」
「どう…そうね!あんたの魔法で死んでみたいわ!」
「魔法…」
「そう!なんだったけ?…魔法『千本の桜』!あの死に方は綺麗だったわ…」
「でも、本当に…」
「えぇ。殺しなさい!…これが私の運命なの!さあ!」
「麗奈…」
「大丈夫よ、魅魔…私はずっーーと!…ここにいる」
「っ…魔法…『千本の桜』!」
魅魔が私に杖を向け呪文を唱える。それを唱えられた瞬間、あたりに桜が舞う。それは私から出ているものだと思う。もうはっきりとは見えない。目が、霞んでしまって…
よく見れば、魅魔の体も消えていっているような…
「魅魔…?」
「死ぬときは、一緒さ。麗奈だろ?言ったのは…」
私は数年前の約束を思い出す。確か魅魔が怪我したとき、死ぬときは一緒!…って言ったんだっけ?全く…こんなのに付き合ってくれなくていいのに…
「ありがとう…」
「私だって」
手を握り合う
そして目を瞑る…
幻想郷__妖怪狂は1人の巫女によって収められた。新しい名前を与えられ、急激に進化した。2人の犠牲を出し、それでも歯車は止まらない。そこに博麗がいる限り止まることは許されない。それは1代目が決めた決定事項。全ては博麗のもとにあり…いつかにできた言葉だ
さて、彼女が作りたかったのは人間、妖怪が博麗に束縛される世界だっただろうか。博麗は孤独であり、冷酷な性格であり、退治をするのはいつだって博麗だ。しかしいつかの時代に、1人の介入者が現れた。霧雨の名を持つ魔法使いだ。1代目のそばにいた魔法使いの弟子にあたる娘を持った魔法使いである。霧雨は何度も何度も邪魔をし、博麗を翻弄する。それが博麗を変えた。それは何百年も前のあの2人の姿と重なる。時に争い、時に笑いあう…そんな2人の姿だ。それは幾度の博麗が成し遂げられなかったことである。だからこそ、博麗の巫女史上最強なのだろう。そんな博麗のしきたりからも縛られないのだから、1代目よりも凄いかもしれない。そんな博麗だからこそできたことなのだろう。やがて、彼女が作りたかったものは出来上がる__幸せという名のいつかの姿が…
そして謎の終わり方←
意味わかんないね←1代目どうして死んだんだっけ…忘れたよ!
最後の中に出てくる霧雨は魔理沙と光のお母さん、博麗は霊夢のお母さんです。お母さん…だよな?