東方幻想記録   作:最善策

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学校の階段…やべえ!
やべーぞこれ!




それでもゆっくり見ていってね!


第45話 手を伸ばしても振り払い…

「…紫様の話、ですよね」

 

藍はこちらに近づきながらそう言う

 

「…話して、くれるのか?」

「私は今の主を許せません」

 

藍は俺たちの前で立ち止まる

そして長い尻尾を揺らし、空を見上げる

 

「…紫様は、傷ついてしまった…」

「傷ついた…?」

「そうです。それは前代博麗の巫女の時代…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「紫様」

「藍…あら、あの子はどうしたの?」

「橙ですか?…まだ慣れないようで」

「そう…いつかあの子にも八雲の名をあげたいものね」

「そうですね…」

 

私は紫様の後ろにつく

そしてその前には博麗の巫女…

 

「…博麗。話があるのだけれど」

「わかってるわ。でもいきなり出てこないでくれるかしら?」

「ごめんなさい…急用だったから…」

 

急用…私も教えてもらっていないものだ

どんな話なのだろう…と紫様のほうに視線を向ける

 

「急用?…待ってて、お茶を淹れてくるわ」

「いいわ…すぐ済むから」

 

お茶を淹れに行こうとした巫女を紫様は止める

いつもなら向こうが何も言わずともお茶をねだるというのに…今日はどうしたのだろうか?

 

「…で、なに?」

「…あなたには博麗の座を降りてもらうわ」

「っ!?紫様!?どういうっ!」

「…今、何を言ったの?」

 

博麗の座を…降りる?

だとしたら今の博麗の巫女はいなくなる…幻想郷が壊れる!

 

「だから、博麗の座を降りてもらう…って言ったの」

「どうして…?私じゃ戦力不足?」

 

戦力不足…そんなわけはない

少なくとも前代の博麗の巫女よりかは強いはずだ…

 

「私もわかりません…紫様、どうしてですか?」

「…わからないのかしら?」

「わかるわけがございません…なぜ」

 

紫様は深くため息をつき、博麗の巫女に向き直る

 

「…あなた、持病が悪化してるでしょう?」

 

持病…?

そんなものを持っていたのか?博麗の巫女は…

 

「なんで、わかったの?」

「薬を見ればわかるわ…それにもう跡取りの件は大丈夫なのでしょう?」

「よくわかってらっしゃる…そうよ。里に霊力を持つ子供を見つけたわ」

「…そう」

「…でも、最後に大仕事をさせて?」

「大仕事…?」

「そう…お願いよ」

 

紫様は顔を伏せる…こんな態度を取っていても、紫様にとって今の博麗の巫女は特別な存在なのだ

 

「…わかったわ。ただし…」

「ただし?」

「なにかあっても困るわ…私もついていく」

「そんな心配いらないわよ…って言っても聞かないだろうし…いいわよ」

「ありがとう…」

 

紫様は大きな隙間を開き、その中に入っていく

私もそれを追いかけて一つお辞儀をしてから後をついていく

 

「紫様…」

「藍。あなたは博麗神社で待っててくれる?」

「なぜ…」

「あの子になにかあったら…私じゃ対処できないからよ」

 

紫様は歩みを止め、こちらを振り向く

その目には悲しみが見え、けれども決心がついている真面目な目だった

 

「…わかりました」

「…橙と一緒に待っていなさい」

 

紫様はそれだけ言うと、2つ隙間を開き、その一つに入っていく

私ももう一つのほうへ入る

 

 

 

そして今代博麗の巫女との約束の日…

 

 

 

「じゃあ行ってくるわね」

「行ってらっしゃいませ…」

「行ってらっしゃいませー!」

 

私の隣で橙が跳ねる

この子は私の式。そしていずれ八雲の当主になるであろう妖怪…

 

「うふふ…さ、博麗」

「待ってたわ。紫」

 

紫様は博麗の巫女と共に隙間の中に姿を隠した

それを見届けた私は橙の元に行き、声をかける

 

「橙!」

「な、なんですか?藍しゃま…」

「そんなにかしこまらなくてもいいんだよ?…まだ甘えててもいいよ」

「…でもでも!藍しゃまはしっかりしてるから橙もしっかりしないと!」

 

橙は気合を入れるかのように拳に力をこめる

 

「そうか…なら、主のどんな我儘でも聞かねばならないよ?特に紫様の命令は絶対だ」

「背いたら、どうなるんですか?」

 

背く…そんなことはしたことがないな

昔から私の主は紫様ただ一人だったから…

 

「わからない…けど、大切にしないといけないんだ」

「…じゃあ橙は藍しゃまも大切にするー!」

「っ…そうだね。大切にしておくれ」

「はい!藍しゃま!」

 

私は一つニコリと笑いかける__と、そこで嫌な予感がする

嫌な予感…背筋が震え、体が凍ってしまいそうなほど卑しい寒気…

__紫様になにか?

私は咄嗟に隙間が開いていた場所に目を向ける

そこにはボロボロの紫様と、その腕の中に博麗の巫女

 

「紫様!」

 

私は駆け寄る

 

「…藍」

「紫しゃま…?」

「橙…」

 

橙は心配そうに紫様の顔を覗き見る

 

「葬式の用意を、してちょうだい。私はこの子の身なりを整えるわ」

「…わかりました」

 

私は橙を連れて、静かにそこを離れる

後に残ったのは紫様の泣き声と…ひとかけらの妖怪特有の殺気だった…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「そんな、ことが…」

「これが紫様の歴史です」

 

1人の博麗の巫女が原因、か…

 

「…紫様のことをよろしくお願いします」

「任せろ!…異変解決は私たちの仕事だからな!」

「あぁ」

「…では私はこれで…橙が待っておりますので」

 

そう言うと藍は一瞬で姿を消した

それを見届けた後、もう一度考え込む

 

「…妖怪への憎しみ」

「あいつら、みたいだな」

 

あいつら…彼方たちのことか

確かにあいつらと同じような環境?だな…

 

「…なんとか、会わせられないのか?」

「彼方と黒王竜が会ったように…」

 

2人して考え込んでいると、七竈が声をあげる

 

「降霊なら、できるけど?」

 

ばっ…と七竈を見る

そして数秒頭の中で考え…

 

「「それだ!!」」

 

と声をあげた…




今回、なんか失敗した
八雲記録はクソになりそうやし…見たくなければ見なくても!
…アドバイス、貰えたら嬉しいです
なんかごめんなさい
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