東方幻想記録   作:最善策

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愛する

うふふ

おぉ

ゆっくり見ていってね!


第51話 とある闇には愛するものを

窓の外は暗く、外では里の人々が忙しく走り回っている

その様子を見ていると、空のほうからなにか赤いなにかが…

 

「?なんだ?あれ…」

「ん?…あ、あれは…」

 

魔理沙は窓を覗き込むと、苦い顔をする

 

「?」

「あら?…まぁまぁ…あれは」

「…今頃すぎるぜ…」

「…話の流れがわからないんだが…」

 

魔理沙はこちらをそのままの顔で振り向くとゆっくりと口を開く

 

「…霊夢だぜ」

「霊夢が?…なにもおかしなこと」

「あるぜ!ありありだぜ!…霊夢見たらわかるけどさ」

 

魔理沙は口をとんがらせると、ふいっと出入り口とは違う方向を向く

と、そこに霊夢が…

 

「待たせたわね!」

「れ、霊夢…?その、格好は…」

「…紫特性『きぐるみ』とかいうやつよ!」

 

それはその名の通りきぐるみ、のはずである

うさぎの片耳、クマの片耳、カエルの手足と…なんともかっこいいとは言えないようなものであった

思わず吹き出しそうになるがそこは堪える

__魔理沙のあの忠告はこれか…!

確かに笑ったら確実に夢想封印を喰らうな…魔理沙の体験談か

 

「…着替えたほうが動きやすいと思うぞ?」

「わかってるわよ。慧音!部屋借りるわよ〜」

 

家主は今里のために走り回っているため、いないがそこは博麗。躊躇はしない

霊夢はずかずかと足を踏み鳴らしものスゴイ音を立てて襖を閉めた

…さすが博麗

 

「あ、はは…」

「まったく…もう、霊夢ったら」

 

レミリアは顔に手を当てはぁ…とため息をつく

そしてちらっと咲夜を見て命令する

 

「咲夜!外に行くわよ!」

「お、お嬢様!?お体にさわりますわ!」

「…私に不可能があると思って?」

「…わかりました」

「うふふ…さあ、というわけで私たちは外に行くわ!ごめんあそばせ」

 

慣れない言葉を使い、レミリアと咲夜はその場を去っていく

 

「…あいつら」

「おっと…霊夢はどこに行った?」

 

レミリアたちとすれ違いで入ってきたのは春夜。そして霊夢を探すためにいろんなところを向く

 

「霊夢は今__「ただいま!」…帰ってきたぜ」

「いきなり飛び出すもんだから…」

「しょーがないわよ!…さてと」

 

霊夢はふざけた笑顔から急に真面目な顔になり窓の外を見る

 

「…これは、なに?」

「見ての通りだ」

「…そう…レミリアたちは?」

「外の様子を見に…」

「…よし!私たちも行くわよ!」

「わかってるぜ?」

「そう言うと思ってた」

「異変解決っていうのか?」

 

霊夢はお祓い棒を振るう

春夜は刀を構える

魔理沙は箒を構える

俺は…目の前の扉を見据える

 

「さあ…ショータイムの始まりだ」

 

いつか聞いたその言葉とともに俺たちは歩き出した…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そこにいたのは__ボロボロの咲夜だった

 

「咲夜!?」

「っ!…大事には至ってないようだ」

「なにがあったんだ?」

「…ぐっ…」

 

咲夜が手足を少し動かし、うっすらと目を開ける

 

「…お、お嬢様、が…たす、けて……!」

「お嬢様…レミリアか?」

「…」

「咲夜!…気を失ったようね」

「なにがあったんだ…レミリア」

 

と、そこに1つの大きな妖力

 

「私に…なにか用かしら?」

「…レミリア?一体なにがあったっていうのよ?」

 

霊夢が俺たちを代表して声を張り上げる

レミリアはそんな俺たちを見てからくくくと笑い、そしてこちらを向く

 

「…私が、咲夜を傷つけた」

「っ!?」

「どういう、ことだ?」

「闇とはいいものね…すごく心地がいい」

 

レミリアは右手をかざす

そこからは闇の霧が生み出されあたりを包む。その中でレミリアの目はあの紅色ではなく、真っ黒な目がらんらんと輝いている

 

「闇にでも染まった?」

「やれやれ、だぜ」

 

霊夢と魔理沙はそれだけ言うとそれぞれの武器を構える

 

「「なら私たちで倒すだけ!」」

「うふふ…さあ!始めましょう!暗き闇の中のパーティを!」

 

レミリアは羽を羽ばたかせ、両手を広げる

そして不気味な笑みを浮かべ、弾幕を放ってくる

 

「っ!」

「いつもより弾幕が濃いっ!?」

「闇の力ってか!?」

「まったく…厄介だ!」

 

俺たちは必死に避けるが、その中の1つが霊夢の前へ飛び出る

当たる…!と、思ったその時、それは霊夢の目の前で弾けた

 

「っ!?」

「これは…」

「お姉様!もうやめて!」

「…?…フランドールじゃない」

 

レミリアは不気味な笑みをやめ、つまらなそうな顔をする

 

「私の遊びの邪魔をしていいと思ってるの?フランドール」

「これは遊びじゃない!…傷つけちゃダメって教えてくれたのは…お姉様じゃない!」

「なんですって?フランドール…私に逆らうつもり?」

「今のお姉様は大っ嫌い!嫌い嫌いきらーい!」

「…もう怒ったわフランドール…お仕置きが必要のようね」

「お仕置き…?お仕置きが必要なのはお姉様のほうよ!」

 

なんか始まったぞおい

 

「ちょっフラン?」

「大丈夫…フランがお姉様を止める!」

「…頼んだぞ?フラン」

「任せて!…お姉様、覚悟してよね!」

「それはこっちのセリフ…」

「さあ…始めよ!…姉妹喧嘩を!」

 

 

 

闇は紅魔の主人を取り込んだ

それは妹、悪魔の妹には辛いものであったが、それを喧嘩で終結させようとするが…

世界の法則は揺るがない




やっと書き終えた…
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