東方幻想記録   作:最善策

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涼宮ハル◯の憂鬱的な?w
ゆっくり見ていってね!


番外編 第3話 魔理沙の憂鬱

「はぁ…」

 

私、霧雨魔理沙は今超絶悩んでいる

悩みの種は…

 

「それで…」

「あぁ。ならここは…」

 

目の前で香霖と話している私の兄、霧雨光である

 

「うーん…」

「どうしたの?魔理沙」

「ひっ!?…って霊夢かよ…」

 

いきなり冷たい手を私の服の隙間から入れてきたのはここ幻想郷の絶対主義である博麗霊夢…私の相棒だ

 

「光のほうばっか見て…どうしたの?」

「なっ!?そんなわけっ!」

「全部お見通しよ…で?どうしたの?」

 

こいつには敵わないな…

そう思い、私は椅子に座りなおし、足をぶらぶらさせながら重い口を開ける

 

「…この頃兄さんが構ってくれない」

「はぁ!?あんたそんなことだけで!?」

「っ!?そんなことって酷いぜ!」

 

霊夢が机をどん!と叩いたので、私も叩き返す

それを見て呆れたのか、霊夢は足を組み言い放つ

 

「なら甘えればいいじゃない」

「っ!?…それができてたら苦労しないぜ…」

「っていうか構ってくれないってどういうこと?あんたらいつも仲いいじゃない?」

「…香霖となんか話してるから…」

「…のが今日ってわけ…」

 

霊夢は兄さんたちの方向を見るが、先ほどの音にも気づかないほど集中していたのか、こちらを見向きもしない

 

「これは…あらあら…」

「だろ?」

「そうねぇ…パーティなんか開くのはどうかしら?」

「あら!いい提案じゃない!って…」

「ん?…今の声は…」

 

私たちではない誰か…

それは

 

「なら今日にするのがいいわね…パチェに作らせて…私たちは飾り付け…よし!また招待状を送るわ!そうね…」

「ちょっ!?なに勝手に話進んでるんだぜ!?」

「でも…そうね!レミリア!私たちちょっと早めに行くから魔理沙のドレスアップをしましょう!」

「いいわね!私のセンスとフランの華やかさ…いい物になりそうね!」

 

レミリアはそれだけを早口で言うとすぐに飛び去ってしまう

__なんか…早くね?

それだけをただただ思う

 

「魔理沙ー帰るぞー」

「あっ!おっ、おう!ま、待たな!霊夢!香霖!」

 

私は足早に出て行く兄さんに追いつくように走って出口まで行く

後からは霊夢のため息しか聞こえなかった

 

「なぁ…兄さん」

「ん?なんだ?」

 

家への帰り道…

私は兄さんに話しかけてみる

 

「いや…香霖と仲いいなって…」

「霖之助兄?…そうだな、意外に気が合うんだよ」

「…そっか」

「それがどうかしたか?」

「なっ、なんでもないぜ!」

 

私はちょっと早めに箒を走らせ、家の前に着地する

 

「ふぅ…って手紙??」

「なんだ?それ…」

 

予想はできるが私は封を切って目を通す

 

「あ…そういえば魔理沙。今日の夜はお前だけで飯食べることになったんだった…」

「ふぇ?」

 

いきなりだ…

1人でご飯…ということは兄さんは違う用事がある?

…なら、パーティなんか行かないよな…

 

「いや…霖之助兄と話し合わないといけないことがあって…」

「あっ、あぁ!だ、大丈夫だぜ!しかも今日は紅魔館に行くからご飯も心配ないんだぜ!」

「そうか…じゃあ家に入るか」

「…私、ちょっと幽香のとこに行かなきゃだから行ってくるぜ!」

「そうか…?なら行ってらっしゃい」

 

兄さんは笑って手を振る

私も不審がられないように笑って手を振る

そして箒に飛び乗り太陽の花畑のほうへと進路を向ける

そしてそのまま紅魔館に向かう

 

「あ!やっと来ましたよ!」

「待ったわよー?魔理沙ー」

 

私は箒から降り、霊夢たちのところへ行く

 

「…?どうかした?」

「えっ?」

「…なんでもいいけどね。さ!レミリアたち待ってるから早く行くわよ!」

「うえぇぇぇぇ!?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「は、恥ずかしい…」

「今さらなに恥ずかしがってんのよ?…なかなかに可愛いじゃないの?そのドレス」

 

私のドレスは黄色を基調とした明るめの色のドレスで、星の飾りなどがあって私としては気に入っている、が…

普段こんな格好などしないためすごく恥ずかしい

 

「フラン!やったわね!」

「やったー!」

 

レミリアとフランはハイタッチをしてからこっちをみる

 

「ねぇ…光はいつ来るの?」

「っ!」

「…やっぱり…あんた様子おかしかったんだもの。そんなことだろうと思ってた…だけど大丈夫よ?」

「ふぇ…?」

「霖之助さんにも言ってあるしなにより…」

 

霊夢は指を私の後ろに向ける

そこは参加者が続々と入ってきている出入り口で、よく目を凝らしてみる

 

「…っ!」

 

そこには息を切らした自分の兄がいた

 

「もう…きてるじゃない?ほら…行ってらっしゃいな」

 

霊夢に背中を押され、駆け足で兄さんに近づく

兄さんもこちらに気がついたのか、小走りで近づいてくる

 

「っ兄さん!」

「おっと…魔理沙」

 

私はその勢いに任せて兄さんに飛びつく

公然の目の前だがしょうがない…寂しかったんだから

 

「なんで、来てるの」

「霖之助兄に聞いてね」

「霊夢の奴…」

 

私は後ろにいるはずの霊夢に向かって眼を飛ばす

向こうで皿が割れた音がしたが気のせいだろう

 

「…ごめんな。魔理沙」

「?なにがだぜ?」

「…ま、今となっては…か」

 

兄さんはそれだけを言うとしゃがんで頭を撫でてくる

こんなんじゃ…もう悩んでなんかいられないじゃないか…兄さん…

 

 

 

 

__いつかの日常ここに在り




…霊夢は策士だと信じている
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