東方幻想記録   作:最善策

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間欠泉…地霊殿しかないでしょう
ゆっくり見ていってね!


Chapter11 東方地霊殿記録
第57話 間欠泉を誰が止める?


ばんっ!

扉が勢いよく開かれる

びっくりして見てみれば、そこにはびしょ濡れの魔理沙が

 

「?…どうした?魔理沙…」

「そ、外!外!」

「は?外?…なにが…って!?」

 

魔理沙にタオルを投げて渡すと同時に魔理沙が窓を指差す

そこから見てみれば…

湯気を立てる飛沫が空を舞っていた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「っくしゅん!!」

「大丈夫か?風邪とか…」

「大丈夫だぜ!それよりも温泉かぁ…誰が掘り当てたのやら…」

「さあな…やりそうな奴はいないが」

「それはそれは…お!向こうからだぜ!」

 

魔理沙に言われて俺は傘を傾け前を見る

そこからは水しぶきが上がっており、あそこが発生源だと見て取れる

ただあの飛沫…空中で凍ってないか?今は冬…帰ったらスープでも作って温めさせてやろう

 

「あれか…」

「ん?…あれは…」

 

魔理沙がよく見ようと箒から身を乗り出す

 

「んー?…あの紅は…霊夢か?」

「霊夢…だとしたら春夜もいるな」

「よっし!行ってみようぜ!兄さん!」

 

魔理沙は乗り出していた身を元に戻し、スピードを上げる

それに苦笑いをしながら俺も追いかける

着地したそこには随分と着込んだ霊夢とわりと薄手な春夜がいた

 

「随分と寒そうな格好してんな、春夜」

「…外の寒さに比べれば、だな」

「寒いところに住んでいたのか?」

「あぁ。おかげで慣れたっつーの」

 

春夜はやれやれと言いたそうに腕を上げる

それを笑ってから俺はあと2人の方を見る

 

「おぉ!あったかいな!霊夢も触ってみろよ!」

「嫌よ…そこから手を出したときものすごく寒いじゃない」

「あ、そうか」

「それより…あの穴はなに?」

 

霊夢が目を向けた先には噴射口とはまた違う穴がある

その穴は人が通るぶんには充分な広さを持っていた

 

「…さぁ?」

「まっ!謎ができたら解決!」

 

霊夢はお祓い棒を手に取りその穴に飛び込む

 

「っ!?れ、霊夢!待てよ!」

 

そう言いながらも魔理沙も飛び込む

 

「…あいつらバカじゃないのか?」

「それはなしで…じゃ、行くか」

「そうだな…異変解決というとこか」

 

そう言いながら俺らも飛び込む

あたりは暗く、なんとか人の姿が認識できるほどで先は見えない__と、なにか光る物がある

 

「ん?なによ…これ…」

「うーん…糸、か?」

「でもこんなところに糸なんざ蜘蛛ぐらいしかないだろ?」

 

と、春夜が言った途端、横から風を感じる

嫌な予感がして避けてみれば、その予感は的中していた

なにか桶に入った緑のツインテールの女の子が飛んでくる

 

「わっ!?」

「…当たんなかった〜?」

「そうみたい…」

 

また声がして上を見てみれば、そこには先ほどの女の子とあと一人…茶色を基調とした服を着ている女の子がいた

 

「誰だ…?」

「私?私はヤマメ!」

「私はキスメ…」

「ヤマメにキスメ…私は博麗霊夢よ」

「私は霧雨魔理沙だぜ!」

「俺は花筐春夜だ」

「俺は霧雨光…さて、お前らに聞こう…ここはどこだ?」

「ここ?」

「ここは…」

 

ヤマメは暗い中その手の中、光を照らす

その光はヤマメとキスメを照らし出し、怪しく輝く

 

「ここは地底…の入り口かな!」

「地底…?」

「そう!旧都はもうちょい下なんだけどここも立派な地底よ!」

 

ヤマメが光を消し去りそう言う

 

「ふーん…?なら、そこを通してもらおうかしら?」

「旧都に行くの…?やめといたほうがいいよ?」

「うん…やめといたほうがいい…と思う」

「…通しなさい」

「通さない」

「なら…」

 

と霊夢はスペルカードを構える

それを見たヤマメもスペルカードを構える

 

「「これで決着をつけましょう」」

「霊符『夢想封印』!」

「瘴気『原因不明の熱病』!」

 

このスペルカード…こちらはゴリ押しであるため、弾幕を消しながらも相手にダメージを与えるが、向こうは戦略的なため、押しに弱い…だからこの勝負で勝ったのは…

 

「博麗の巫女に刃向かうからこうなるのよ」

「ひぇ〜…」

「おっかね」

 

地面には倒れ伏すヤマメがいた

それを見た霊夢はすぐさま笑顔になり

 

「さ!行きましょう!」

 

と、言う…

本当にこいつが博麗の巫女でいいのか

ここにいる全員が思ったはずであろう…

 

「なにしてるの?早く行きましょう!」

「わ、わかったぜ…」

「まったく、だな」

「そう言いなさんな…我慢我慢」

 

俺たちは飛んで行った霊夢の後を追う

と、霊夢が突然止まる

なにかと周りを確かめてみれば…

 

「っ!?弾幕!」

「皆!避けて!」

 

霊夢に言われて一斉に散る

固まっていたら当たる確率が高いからだ

と、それを見て落胆したのか、弾幕は消えていく

その先には1つの橋…そして人がいた

 

「…この先に足は踏み入れてはいけないわ」

「開口一番それぇ〜?」

「名を名乗れ!だぜ!」

「私…私は橋姫の水橋パルシィよ」

「橋姫…?」

「そんなことはいいけど…ここから先には行かせないわ」

「先…あれを解決するにはここを通らないとダメそうね」

「…」

 

パルシィと名乗った奴は、こっちを睨みつけているが、ふと顔が柔らかくなる

 

「あらあら…嫉妬の妖怪である私のところに欲深い嫉妬を持つ人間が舞い込んだこと…そうだわ!」

 

そう言ってパルシィは消える

どこに行ったかと思うと、魔理沙のひっ…という声

 

「っ!魔理沙!」

「この子の嫉妬をくれるなら通してあげてもいいわよ?」

「っ!」

「ちょっと…離しなさいよ」

「むーり!…さぁ、先に行きなさい?この子の嫉妬…私が頂いたわ」

「…!そうはさせない!」

 

そう言うと霊夢はパルシィに向かって弾幕を撃つ

が、当たっていないようだ

 

「っ!?」

「…この子の嫉妬…あなたのらせいなのね?」

「っ!?」

「私、の…?」

「そう…あなたの天性の才能は私の努力じゃ越せない…誰にも勝てないって」

「天性の才能…?」

 

霊夢はそれだけを言うと俯く

パルシィは残酷な笑顔を浮かべながら魔理沙の頬を撫でる

魔理沙の顔からは恐怖が消えない

 

「…っだっれが才能よ!」

「っ!?」

「あんたの努力…私が認めてるんだから!…なら、私の上をいきなさいよ!あんたが負ける…?狂気に勝ったのになに言ってるのよ!?私はあんたがいなくなるの、嫌だから!ライバルが…相棒がいなくなるのは嫌だもの!」

「霊夢…!」

「あらそう…そこまで言うのならこの子を助けてごらんなさい。私を倒してね」

 

パルシィは魔理沙から離れ、弾幕で魔理沙を包み込む

そしてスペルカードを構える

 

「あら…いいわよ?私の得意なもので勝負を挑んでくるなんて…春夜、光…手を出さないでね」

 

霊夢がお祓い棒を持ってスペルカードを構える

俺たちは頷きそこを離れる

 

 

 

 

「行くわよ!嫉妬の妖怪橋姫…水橋パルシィ!」

 




霊夢と魔理沙の友情は永久不滅^ ^
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