東方幻想記録   作:最善策

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突き指って何日くらいで治んのかなー…
バスケしたくない最善策さんですはい←

ではゆっくり見ていってね!


第70話 それぞれの密かな想いは

そして十五夜前日…今日は博麗大結界を強化するらしい。

 

紫「調べたんだけどやっぱり全体的な綻びが目立つわ。特に博麗神社の真上」

 

霊夢「下界と1番近い所、なのよね…」

 

紫「ええ。とりあえずここを中心に幻想郷全体を囲うわ。結界の二重がけは後で頼んでおくから安心しなさい」

 

霊夢「わかったわ。魔理沙ー」

 

魔理沙「ん?」

 

霊夢は紫との話が一段落したのかこっちを向いて俺の隣に座っている魔理沙に声をかける。

 

霊夢「強化に努めたいから上まで乗せてくんない?」

 

魔理沙「おまかせあれ!だぜ!」

 

魔理沙は得意気に箒を取り出し霊夢の元へとかけていく。

自分も役に立てて嬉しいんだろう。

 

2人は少し会話した後真上に上がっていく。

そして霊夢が構えたのはいつものお祓い棒じゃなく何か長い棒。先端にジャラジャラつけてるから神具なんだろう。

 

霊夢「全てを覆う願いよ…もう1度ここを守りたまえ!博麗の願いを結界に!博麗大結界!」

 

霊夢がそう叫ぶとまるで博麗大結界が反応するかのように空が光り始める。

 

紫「…成功したようね」

 

光「紫さん…もしこの博麗大結界が壊れたらどうするんですか?」

 

紫「そうね…全ては最後に生き残った人にかけるわ。まあ…ここが廃墟と化すのは目に見えたことね」

 

春夜「うへぇ…ここが廃墟とか考えらんねえよなあ」

 

春夜は降りてくる霊夢達を見てそう言う。

俺らが今まで過ごしてきた世界を無くすわけにはいかないからな…。

 

 

魔理沙「大丈夫だぜ!だって私らが異変を解決すりゃいいんだから!」

 

霊夢「そうね、博麗霊夢にできないことはないわ!」

 

2人は胸を張ってそう言う。

こりゃ期待大だな。

 

本当にこの日々がずっと続けばいいのに、とか思ってしまうのはしょうがないことなんだろうな。

 

その日の夜、俺は魔理沙と2人でリビングで本を読んでいた。

毎日の日課であるためこれは欠かせない。

と、魔理沙が話しかけてくる。

 

魔理沙「なあ兄さん」

 

光「なんだ?魔理沙」

 

俺は本に目を通しながら返事をする。

向こうも読みながら話しているようでぺらっとページを捲る音がその場に響く。

 

魔理沙「兄さんが悩んでるなら私も力になってやりたい。何でも言っていいんだぜ?」

 

光「魔理沙…」

 

魔理沙「だって、兄妹なんだから」

 

魔理沙は読んでいた本を閉じ俺に笑顔を見せる。

それに微笑み返し魔理沙の頭に手を乗せる。

 

光「俺はもしかしたら幻想郷を壊すかもしれない。その時は…」

 

魔理沙「…!…わかった。私は人間の魔法使いだ。それくらいお安い御用だぜ!」

 

光「そうか…」

 

魔理沙の言葉を聞き俺は乗せていた手をのけて魔理沙を抱きしめる。魔理沙は驚いた声を出すが構わず抱きしめる。

 

魔理沙「わ!ちょ!兄さん!?」

 

光「この温もりだけは…壊したくない。壊されたくない…」

 

魔理沙「に、兄さん…?」

 

光「だからもし十五夜にやられたとしても__魔理沙。お前だけは死なせない。春夜に霊夢、幻想郷もだ!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

私は飲み干されたお茶を見て深くため息をつく。

そして犯人であろう後ろにいる春夜を見る。

 

霊夢「春夜!いくらいったらわかるの!?私のお茶は飲むな!」

 

春夜「今度からなー」

 

霊夢「全く…」

 

私は月を見上げる春夜の横顔を見る。

と、春夜がこっちを向く。

 

春夜「なあ霊夢」

 

霊夢「なっ、なによ」

 

春夜「俺でも覆せないことってあんのかな」

 

霊夢「…知らないわよ。てか試したことないし」

 

春夜「ははっ。そうだなあ…」

 

春夜はまた月に視線を戻す。

 

春夜「嫌な予感がするんだ…最悪の結末が見えるんだ」

 

霊夢「最悪の結末…?」

 

春夜「…いや、止めよう。言ったらホントになりそうだし」

 

最悪の未来…きっと幻想郷が崩壊して下界にまで…ということだろう。

私は入れ直したお茶を1口すする。

 

霊夢「…まあ、もしもの時はあんたも退治してあげるから安心なさい」

 

春夜「そんな薄情な」

 

霊夢「これが博麗の巫女よ!…たぶん、少し、少しだけ躊躇するかもしれないけどね」

 

私は両手をつき春夜と同じように月を見上げる。

日に日に近づいてきているそれは本当に手に触れる事が出来そうなほど近くて…。

と、手に暖かい感触。なにかと思って見てみれば春夜の手。

 

霊夢「えっ…と…どしたの?」

 

春夜「んー…なんとなく?」

 

霊夢「あ、あっそ…他意は無いのね」

 

春夜「いやまああるっちゃあるけど言わない」

 

霊夢「はあ?…まあそれでいいわよ」

 

暖かい…人肌で温め合うというのはこんな感触なのかしら。

…魔理沙や光、春夜に会うまでこんな感触知らなかったわ。感謝…しないとね。

 

春夜「霊夢」

 

霊夢「今度は何?」

 

春夜「絶対、絶対お前が大好きなこの幻想郷は壊させやしない…お前もあの馬鹿兄妹と幻想郷も__月にやられたって死なせてたまるか」




光と春夜の想いはね、はい!←

(`・ω・´)ふぉおぉおお
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