…では…
ゆっくり見ていってね!
「っやっと登りきったな」
「そうね。結構、長かったわね…」
「な、なんだぜ?あの桜…」
魔理沙が見る方向には美しい桜の木。だが、それからは異様な空気が滲みでていた
「魔理沙!見るな!」
「魔理沙!見ちゃダメ!」
二人で魔理沙に注意する。が、一歩遅かった
「うふふふ…。この子の魂は、私が貰ったわ」
そんな言葉が聞こえた直後、魔理沙からは花びらのようなものが舞い上がる。そしてそれは、誰かの手に納められた
倒れそうな魔理沙を支え、下に下ろす。そして、その人物を睨みつける
「…やっぱり、魂から桜を作るのが…一番綺麗よね〜」
「あんた…誰っ!?」
「私?私はここ、白玉楼の主…西行寺幽々子よ」
「幽々子…か。申し訳ないが、魔理沙の魂は返してもらおうか」
「嫌よ〜?だって、もう私のものなんだし」
「…返しなさい!」
口論を広げている…そこに1人の介入者
「やめなさい!幽々子!」
「あら…紫…。気付いちゃった?」
「…幽々子、目を、覚まして」
「なに?紫、こいつの知り合い?」
「…えぇ。友達、よ」
友達、か…。そういえば、里の友達はあの後無事だろうか…
「私は…この桜になにがあるか、知らなくちゃいけないような気がするの…。だから…ごめんね。紫…。亡舞『生者必滅の理 -死蝶-』!」
「なっ!?きゃぁぁ!」
「霊夢!…くっ!こいつは俺が相手をする!紫は霊夢をっ!」
「…頼んだわよ!光!」
隙間が霊夢を包み込む。その瞬間、俺の鞄にスペルカードの元になるカードが隙間から入れられた。それを見てから、俺は鞄の中に手を突っ込む
「どれだけ足掻いても…一緒よ!」
「それはどうかな!」
俺はハンドガンに妖力の弾を込め、打ち出す。なくなればまた入れ、警察はこんな感じだったんだろうか
「うふふふふ!あはははは!まだよ!まだまだぁ!」
「くっ!…狂っていやがる!」
「華霊『スワローテイルバタフライ』!!あはははは!」
何度か被弾する。そしてそのたび体制が崩れる。それに俺は危機感を覚え、スペルカードを取り出す
「…!妖砲『射抜かれし者』っ!」
ハンドガンを構えながら唱える。ハンドガンからは容量など関係なしに弾幕が放たれる。そして幽々子に当たっていく
「っ、、っ!幽曲『リポジトリ・オブ・ヒロカワ -神霊-』!」
「なんか、雑になってきている…?」
「うふふ…あははは!あはははははは!」
「くっそ!なら、こっちは武器をかえさせてもらう!」
そう言い放つと、ハンドガンを鞄に突っ込んでからまた何かを取り出す。それは…
「今度は…こいつだ!」
そこから取り出したもの、それは__アサルトライフル、と呼ばれるものだった。ちょっと銃身は長いものの、訓練した俺にとっては扱いやすい
「よっと…だぁぁぁ!」
妖力を込め、引き金を押すと弾が幽々子目掛けてすごい速さで向かっていく。それを受けているものの、幽々子は未だ平気そうだ
「…全く。これがあって助かったぜ。ありがとな、紫さん」
俺は鞄に入れられていたカードを取り出し、目を閉じ、力を込める。そして、目を開ける
「…さぁ。どんなのか…っ!…そうくるか…だとしたら、作戦は…」
「もういいかしら?さぁ!桜符『完全なる墨染の桜 -春眠-』!!」
「さぁ…ショータイムの始まりだ!銃符『妖力結界』!」
新しいスペルカードは、妖力で結界を作るものだった。その結界はアサルトライフルから出て、何度でも使えるものだった。これで守りに徹することができる。そして、あれを組み合わせれば…
また俺は鞄に手を突っ込み、また取り出す。それは、スナイパーライフルだ。それを固定させ、結界の間から容赦なく打つ
「どうだ!?」
「うっ…あぁぁぁ!」
「っ!?どうした!?」
突然苦しみだしたと思えば、どんどん姿が消え始める。困惑しているとそこに…
「光!」
「幽々子様!?どうされたんですかっ!?」
「体が消えて…!?」
「…まだ、まだ終わらせない!私はこの桜の満開が見たいの!」
幽々子の姿が完全に消えたとき、どこかでスペルカード詠唱の声が聞こえた
『「反魂蝶 -一分咲-」』
「これは幽々子様のっ!」
「やばいやつ!?」
「そうです!絶対に弾幕には当たらないでください!あとこれが…三回続きます!」
「くっそ!厄介な!」
次々と弾幕が出される。目標がいないから弾幕を撃っても無駄だ
『「反魂蝶 -参分咲-」』
「二回目!」
「ぐっ!」
「っ、斬れぬものなど…あんまりない!」
「弾幕を…斬っている!?」
剣士は弾幕を斬っている。その斬られた弾幕は消えていく。それは、桜が散るより綺麗で…
『「反魂蝶 -伍分咲-」』
「三回目!あと、一回!」
「弾幕は…消せる!」
「幽々子様!お止めください!」
俺はハンドガンを構え、どんどん撃っていく。咲夜はナイフを使いうまく流し受けしている
『「反魂蝶 -八分咲-」』
「最後、です!」
「弾幕を相殺するわよ!全てを__散らす!」
「任せろ!」
スペルカードを構え、弾幕を消しやすい位置にそれぞれつく。そして、唱える…
「妖砲『射抜かれし者』!」
「幻符『殺人ドール』!」
「六道剣『一念無量劫』!」
三人のスペルカードは、全ての弾幕を消した。それは、桜が散るより美しく、その中、幽々子が姿をあらわす
「これほどまで、美しいなんて…!」
「幽々子様!大丈夫ですか!?」
「…妖夢…ごめんなさい…。私、ここまで狂うなんて…」
「…幽々子様が無事だったら、いいんですよ…」
「…あなたがたもごめんなさい…。えーと…」
「俺は霧雨光だ。そして、お前が魂を取ったのは俺の妹の霧雨魔理沙だ」
「私は十六夜咲夜でございます」
「…そう。光に咲夜…。魔理沙に、これを返してあげないとね」
「幽々子様!ご無理はっ…!」
「…いいのよ。さあ、これがあなたの魂よ。お茶でも、飲んで行く?」
幽々子が魔理沙に近づき、手に持っていた桜の花びらを魔理沙に近づける。その花びらはやがて消え…
「…あ、あれ?…私、何して…?」
「ごめんなさい。あなたの魂を取ってしまっていたの…。記憶がないのはそのせいで…」
「え?え?…なんだか知らんが、いいぞ?異変は解決したっぽいからな」
魔理沙が見た方向は、大きな桜の木…全て散っている
「大丈夫か?魔理沙…」
「あぁ。…あれ?霊夢は?」
「私ならここよ」
「無事でよかったわ…」
「紫…」
「幽々子…」
「…今は2人に、してあげようか」
俺たちは、紫と幽々子を残し、白玉楼へ向かった…
「…私、どうしてたのかしら…」
「きっと、思い出したのね…」
「…あの桜の下には、私が埋まっているんだったわね」
「そうよ。黙っていてごめんなさい」
「いいのよ。お互い様になるなら、いいかなー?なんて」
「さ、私たちも行きましょう?」
「…ねぇ、紫」
「なに?」
「私、生前どこにいて、どんな人だったの?」
「…それは、内緒、なのよ」
「…ありがとう…。あの門は直さなくていいわ。妖夢のためなんだから」
「…えぇ。わかっているわ…」
壊れた門からは、夜が始まろうとしている地平線が見えた…
妖々夢これにて完!
本当に早く終わってもうたよ。どうしよう←
…どうしよう←
えーと…次は風神録ですね!さて、東方のゲーム未プレイの私、あそこまで頑張ったのだから粘ってやりますとも!
…永夜抄は要望があれば…はっきり言って超やりにくいんすけど←