傭兵物語   作:みいう

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どうも、今回は駄文っぷりが半端じゃないです。

ご都合過ぎます、機体が適当です。

これタグ付け足したほうがいい気がしてきた…。

まあとりあえず駄文ですが暇でしたら、どうぞ。


コンビ結成

☆☆☆

 

少年が『セルヴィ・アリア』となってから約3年が過ぎた。

 

少年はもはや青年という背丈に成長しており、体つきもそれらしくなっているように見える。

 

そう、見えるだけだ。

 

実際は体中のいたるところを機械化させて、左腕は義手、右足も義足。左目も偽物、臓器も一部を除いて偽物。

 

中身は悲惨なものだった。それでも、青年---セルヴィは止まらない。

 

自分の身は全てこの組織のものだから。

 

自分の命はこの組織のものだから。

 

何があっても止まることはない。

 

セルヴィは、亡国企業専属の傭兵となってから、毎日のように任務をした。

 

---あるときは中東の反政府軍を制圧したり。

 

---あるときは貴族を暗殺しに行ったり。

 

---あるときは〝英雄〟を殺しに行ったり。

 

ありとあらゆることをしたセルヴィは、心身共に疲弊しきっていた。

 

そんな中だ。彼が彼女に出会ったのは---。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

「……新しいオペレーター?」

 

セルヴィはその日たまたま休日だった。本当に年に何回かあるかないかっていう感じの。

 

セルヴィの疑問の声を聞き、元々オペレーターだった男は言う。

 

「ああ、そうだ。お前もそろそろ一人前っ…いや、元からか。まあとにかく俺もそろそろ新しい新人に回されるわけだ」

 

この男はセルヴィが成たての頃からの付き合いで、常に苦労を共にしてきた親友と呼ぶべき人間だ。

 

「…誰に変わるんだ?」

 

セルヴィの質問。これはもっともだ。自分にあわない人間だったら変わってもらう必要がある。これくらいなら上層部でも打診してくれるはずだ。自分の商品をわざわざ駄作にする必要はないのだから。

 

「まあまあ。それは見てからのお楽しみだよ。とりあえず、今日は6時に集合だ。いいな」

 

強引に話を進めて、男は立ち去っていった。セルヴィは誰がオペレーターなのか気になるが、今日の6時にわかるのならよしとしよう。そう結論付けて時間を潰すのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

「お前がセルヴィ・アリアか。…フン、聞いていた通り死んだ目をしているな」

 

初対面の人間に罵倒された。セルヴィは少し驚いていた。初対面の人間をいきなり罵倒するなど、よっぽどの人間でなければしないからだ。

 

「…ああ、そうだ。…アンタの名前は?」

 

セルヴィは女性の問いただした。女性はよく切れる刃物のような雰囲気を醸し出していて、目つきも鋭くこちらを睨みつけていた。

 

「私の名前はセレン・ヘイズだ。上層部からお前のオペレーターをやるように言われている。よろしく頼む」

 

セレン・ヘイズ。これが彼女の名前だ。彼女にも謎がたくさんあるのだが、これはまた今度の話。

 

そしてセルヴィは、最初見たときに思った感想を口にした。

 

「…織斑…千冬…?」

 

ピクリ、とセレンの眉が動いた気がした。だが、次の瞬間には元通りになっておりなにもなかったように振舞った。

 

「…よく言われるよ。なんでかわからないがな。皆『雰囲気が似ている』というのだ。お前もその口か?」

 

ああ、とセルヴィは頷いた。だがセルヴィとしては既にどうでもいい話題であり、今セルヴィの中での最重要の話題は『使える人材かどうか』だ。

 

風格は歴戦の戦士という印象だ。だが、とりあえず明日の任務から期待することにしよう。そう決めたセルヴィは話を切り出した。

 

「---なに?この後暇か?」

 

---所謂〝デート〟の様なナニカである。正直に言うと二人共公私をはっきり切り替える人間なので、暗部の空気が漏れ出すとかそんなことはない。

 

---ただ、二人の見た目が殺伐としすぎて、街に出たときほかのカップルが困惑するであろう空気は醸し出している。

 

「ふむ…このあとか…」

 

セレンは顎に手を当てて考える。実際手続きは終わっているし、明日からしか任務がないためこのあと出てもいい。

 

そこまで考えてセレンはこう言った。

 

「---そうだな。出来ればここの案内などを頼みたい」

 

これにはセルヴィも驚いた。まさかOKされるなんて夢にも思っていなかったからだ。

 

そして少し考えてセルヴィはふと思った。

 

---ここの案内?見たことないとおもったら、異動してきたのか?

 

おそらくそうだろうと思い、セルヴィはセレンに基地の中を案内し始めた。

 

 

 

 

 

---もちろん、どこぞの馬夏の様にラッキースケベなんて発動せず、異動してきた新人と元からいたベテランの様な感じであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

翌日。本日の任務は〝中東のある反発勢力を消し炭にしてこい〟との依頼だった。

 

実際の話、セルヴィからしたら簡単な任務だ。ISという超兵器を持って敵を蹂躙すればいいだけだからだ。

 

こういった任務の際、セルヴィは武装にグレネード2丁に巨大ビームブレード1つという、至ってシンプルな武装で戦う。

 

遠くの敵は上から空爆のようにしてグレネードを撃ち、近づいてきた敵はビームブレードで切り裂く。人間は蒸発し、戦車は吹き飛ぶ。

 

いたって簡単な任務だ。

 

まあ、今回はオペレーターが変わったということもあるから、慣れるための予行練習みたいなものだろう。

 

そんな感じで武装を確認し、出撃準備をしている時だ。

 

「セルヴィ。どうだ調子は」

 

セレンが話しかけてきた。正直もう全部終わってるからま、まあ今は話しても構わないだろう。そう考えてセルヴィは話す。

 

「…良好。俺の中身も問題なし…」

 

セルヴィは正直、口を開くのが苦手だ。喋れば喋る分だけ時間を無駄に消耗するし、そんなことをするくらいなら早く自分の愛機を展開したい。

 

「そうか。ならいい。今回の任務では超高速での戦闘が予想される。…まあ、お前なら大丈夫だろう。くぐり抜けてきた修羅場の数が違うからな」

 

セレンはそう言って出て行く。

 

---気遣い、なのか?

 

セルヴィはそう心の中で呟いて、カタパルトに移動する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

「よぉセルヴィ、どうだ」

 

整備長が話しかけてくる。

 

「…そこそこだ。悪くはない…」

 

セルヴィはそう切り返す。

 

今回の任務はいつもとすることは変わらない。自分の体が耐えられる最高速度---ISの保護機能を踏まえても可能な速度は最大で第3宇宙速度である。だが、大気の中でそんな速度を出すと機体がひしゃげてしまうために行えない。

 

よって今回もおよそマッハ10程度で行く事になっている。

 

「……」

 

準備は整った。あとは展開して戦場に赴くだけ。

 

「…こい、H.D(ハウンド・ドッグ)

 

そう呟いて、機体を召喚した。

 

黒い見た目に、肩幅が広く、そのまんま『猟犬』の様な見た目をしている。

 

『セルヴィ、聞こえているな。こちらセレン。今回の任務内容を確認する』

 

セレンから連絡がくる。

 

『今回は中東の反IS組織、『ハーヴェスター』の殲滅だ。ハーヴェスターはISに対抗する手段、『リムーパー』を所持している。更に、大型の自立兵器まで抱えているという噂だ。そして向こうには〝英雄〟が居るかもしれない。〝英雄〟は奴らの最終戦力だ。だが、お前ならやれるだろう。速やかに任務を終了して来い』

 

通信が終わる。これで後は戦場に到着する5分ほど前にもう一度通信がかかってくるはずだ。

 

「…セルヴィ、〝H.D〟、出撃する…」

 

ブーストの内部でエネルギーを溜める。これを一気に放出して飛んでいく。これがいつもの手段だ。

 

ドォッ!という音と共に一気に加速していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

風を切る音が聞こえる、それとブーストの音。目的地まであと数分、気を引き締めよう。簡単だとは言え任務は任務。絶対に勝てるとは限らない。

 

『セルヴィ、聞こえているな。これより作戦エリア内に入る。その後は中心地へ行き一気に爆撃しろ』

 

セルヴィがそれを行おうとして中心地へと進路を変えた瞬間、前にある機体が見えた。

 

「…セレン、あれはもしかして〝バルバロイ〟か?」

 

そうセルヴィが聞いた。するとセレンはこう返した。

 

『なに?バルバロイだと?あの〝英雄〟の?…馬鹿な、早すぎる!情報が漏れていたとでも言うのか…!!いいか、セルヴィ。いくらお前が特別だといっても、向こうも同じだ。気を抜くな』

 

〝バルバロイ〟---〝英雄〟と呼ばれる元俺と同じ亡国企業の手先。当時はまだ俺が入った頃だったな、あの頃に彼女は英雄と崇められるようになった。だが、それと同時に亡国企業に嫌気がさしたみたいである時を境に一切亡国企業では消息がつかめなくなった。彼女は自分の愛機、〝バルバロイ〟を持ち、ある武装勢力とともにいると傭兵の間ではもちきりだった---。

 

『ほう。まさかお前が来るとはな。〝戦場の黒い鳥〟のお前と戦えるとは、最高だよ』

 

英雄が話しかけてきた。一応面識はあるが、あまり覚えていない。ショックのせいで脳に支障が出て、記憶のみを取り除かれたからだ。なぜ今俺がこうして入れるって?それは当時の上層部と違い、今の俺は完全なる手先。戦績を引っ掛けて帰ってきて、それと引き換えに記憶をもらっていたのだ。

 

「…そうだな。英雄…久しぶりだな」

 

『フン、今の私は英雄でも何でもない、ただのしがない傭兵だよ。…さて、お前の目的は知っている。ここの先の組織の壊滅だろう?』

 

「…そうだ。お前は…?」

 

『私は護衛なのだよ。残念だな、お前を殺したくはないのだが…』

 

「…俺はもう、あの頃とは違う。…言葉は不要、後は戦争で語るのみ」

 

『…それもそうだな。---来い、若造』

 

その合図とともにセルヴィは突っ込んでいく。一気にブーストを吹かし、時速1200kmにまで達する。

 

『---甘いっ!』

 

〝英雄〟は左方向にQBし、距離を取る。英雄は左腕にマシンガン、右武器に近接武器というチョイスだ。

 

---しまったな。牽制用の武器がないな。

 

英雄に気づかれる前に倒すための装備しか持ってきてないため、現在セルヴィは不利だ。だが、セルヴィには卓越した技術と2年間死闘を繰り広げてきた経験がある。

 

「---ッ!!」

 

左腕にグレネードを装備し、右手にビームブレードを搭載。そのままの勢いで一気に横にQBをする---!!

 

『ほう?少しはやるようになったな…だがっ!』

 

相手も英雄、ただで英雄と崇められているわけではない。

 

左腕のマシンガンを引き撃ちしてくる。セルヴィはたまらず交代しようとするが、それこそが相手の狙いだと思い踏みとどまる。

 

「---オォッ!」

 

エネルギーを凝縮。そして少しづつ開放して、小刻みに移動する。

 

『グ、アッ!?』

 

右手に搭載したブレードが相手に当たる。さすがに近接をあてられるのは厳しいらしく、英雄でもふらついた。

 

『な---めるなアッ!!』

 

だがそこは英雄、負けじとブレードを振る。こちらにもあたる、だがギリギリ左腕だけの損害で済ませた。

 

『フゥーーッ…さすがに、〝完成品〟相手に一筋縄ではいかないか…』

 

---実はふたりが使っている武器はどちらもISの絶対防御などいとも容易く貫通するほどの威力を誇っており、先ほど胴体に当てられた英雄は体に穴が開くレベルで重症だろう。

 

だが、二人共強化人間であるため、この程度では死なない。

 

『---おい、セルヴィ、大丈夫か?今回の任務に追加で〝英雄〟の撃破によりボーナスが入るようになった。撃破できるのなら撃破しろ、できないのならそこがお前の限界だろう』

 

セレンから一瞬連絡が入り、一方的に切られる。

 

---簡単に言ってくれるな。

 

そうセルヴィは心の中で呟く。実際〝英雄〟はセルヴィの実力なら狩れる、だが本来の任務とでは難易度が違う。

 

本来の任務が〝1〟に対して、これは〝5〟ほどである。

 

---まあ、やるしかないんだろうな。

 

愚痴を言うのをこれまでにして、戦いに集中する。

 

英雄は先ほどの一撃で瀕死に近い状態になっており、息も耐えたえだった。

 

『…そもそも私とお前では、スタート地点すら違ったな』

 

英雄が独白し始める。セルヴィは黙って聞いていた。

 

『お前は最初からフルチューン目的で改造された、最初の被検体だった。私はあくまで『対G』程度…格が違ったのだ』

 

---だが、お前は〝英雄〟まで上り詰めた。違うか?

 

セルヴィが問う。すると英雄は意外そうな顔をして返してきた。

 

『…そうだな、私はこの身一つで生きてきた。バルバロイと共に、な…』

 

もう死に体の英雄が呟く。

 

『出来れば…私の生きた証を、残したい…私という人間がいたと、ひとりの人間に知っていてもらいたい…頼めるか?』

 

---あの頃はそんなに弱々しくなかっただろうに、英雄。

 

『そうだな…だが私も弱くなった。心も、体も…だから、私の…私の生きた証を、残させてくれ…『レイヴン』!!』

 

英雄が突撃してくる。

 

『そんな…その状態からくるなど…自殺行為だ…』

 

セレンの声が聞こえた。どうやらカメラをONにして音も聞こえるようになっていたらしい。

 

「…わかった。お前の生きた証…俺が証明してみせる…!!」

 

セルヴィが加速する。双方が交差したとき、莫大な光が生まれた---。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

『よくやった。任務は終了だ、帰投しろ』

 

セレンから連絡が来る。あのあと英雄に勝利したセルヴィは、そのまま半IS組織『ハーヴェスター』の集合地にグレネードを放ち、無力化した。

 

---簡単だったな、今回も。

 

そう心の中で呟き、帰投した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうだった?私は」

 

かえってそうそうセレンがそう言ってきた。正直悪くはなかった。情報も正確だったし、英雄については完全にセルヴィも見落としていた。

 

「…そうだな、良かったよ…」

 

そりあえずセルヴィはそう返す。心から思っているわけではないが、そう思っていないわけでもない。どちらかといえば『良かった』に入るのだ。

 

「そうか…では、これから宜しく頼むぞ、〝セルヴィ・アリア〟」

 

---握手、か…久しぶりだな…。

 

そう思いながらこちらも手を差し出し、握手をする。

 

「…セルヴィ・アリア。よろしく頼む、〝セレン・ヘイズ〟」

 

---ここに、最高のふたりは揃った。

 

 

 

 

 

 

 




Q.セレン・ヘイズって誰?

A.ACfaにて主人公のオペレーターを務める人。詳しくはggrksしてください。

Q.英雄って誰だよくっせえオリキャラ出すなよ。

A.許してくださいなんでもしますから!ちなみにバルバロイは…わかるね?

Q.なんか伏線多くね、回収しきれんの?

A.おそらく無理でしょう(*´ω`*)

それではまた次でお会いしましょう。

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