しばらくかいてませんでした、ごめんなさい。
てなわけで、最近忙しいので、うすうすですんません。
てなわけで、どうぞ。
act.1-1
ミッドチルダ、士官学校。今日、ここでは卒業式が開かれていた。
卒業生が341人。講堂の中で校長の話を聞いていた。
「・・・えーでは、これをもって、私の言葉とさせて頂きます」
そう言って、校長は舞台を降りる。
「それでは、次に卒業生代表。主席で卒業する如月優璃さんからの言葉です」
「はい」
返事をして、優璃は舞台に上がる。
階段を一段一段上がるごとにさらっとゆれる神々しい黒髪に、会場が一瞬のざわつきをみせた。
舞台の中央まで行き、制服の内ポケットから原稿を取り出す。そして、すぅっと息を呑み。
「卒業生代表の言葉・・・」
式が終わり、卒業生達がぞろぞろ帰っていく。しばらくはじっとしていた優璃も、その中に紛れ駅へ向かった。
「優璃」
その途中で、不意に声をかけられる。
しかし、その声は優しく、顔を見ずとも誰だかわかった。
「なのはさんっ!」
同時に振り返り、なのはの方へ走る優璃。そして、そのまま抱きつく。
「卒業おめでとう。すぐに会えなくてごめんね」
「いえ、会えただけで満足です!」
久しぶりの再開に喜ぶ優璃を、微笑んで見つめるなのは。
しばらくしてなのはから離れると、フェイトがいないことに優璃は気がついた。
「あの、フェイトさんは?」
「ああ、今日はどうしてもはずせない会議があってね。とっても残念そうにしてたよ」
「そうですか。やっぱりいそがしいんですね。わざわざありがとうございます」
そういって、なのはに一礼する優璃。
「別にいいんだよ。大事な仲間を迎えるのも大事な仕事だしね」
仲間・・・。
その言葉は、優璃の心中で反響し、こだました。
そう。優璃は卒業以前から配属先が決まっていた。それが、機動六課だった。
「あれからもう4年か。まさか、ここまで成長するとはね」
「とんでもないです。これも、なのはさんが進めてくれたからです。ありがとうございます」
しかし、今度はなのはは苦笑をした。
「うーん。正直、嬉しいのが半分。心配なのが半分。ってところかな」
心配という言葉に、優璃は何か心を打たれた。
「ああ、別に実力とかじゃなくてね。機動六課に配属されると、みんな大変な目にあってきたからね」
優璃の一瞬表情の変化でなのははそれを察し、付け足しを加えた。
確かに、機動六課は「JS事件」のときに、ゆりかごを落とすなどの偉業を成していたが、当時のフォワード陣は、みな大変だったと言っていた。
「そうですね。ティアさんやスバルさんは元気にしてますか?」
「うん。みんな元気だよ。みんな、優璃の卒業を楽しみにもしてたしね。スバルなんか、昨日は寝てないんだよ」
スバルらしさに、優璃は思わず笑ってしまう。
「そうだ、今日うちの隊舎においで。もちろん、鏡哉君も一緒にね。それじゃあ、私は行くから。気をつけてね」
そう言って、にっこり笑って去っていくなのはをしばらく見たあと、優璃も今度こそ駅に入り、自宅へ向かった。
□□□
ミッド住宅地に、優璃の家はあった。両親とは別居しているため、家には自分ともう一人。
「ただいまー」
がちゃっとドアを閉め、奥へと進んでいく。すると、おくから声がした。
「ああ、お帰り。昼飯作っといたぜ」
「あ、うん。ありがとう」
そう言って、卒業証書をおき、ブレザーを椅子にかける。
「鏡哉、今日はどこも行かなかったの?」
「ああ。だって、今日は優璃の卒業式だろ。昨日なのはさんからメールがなければ忘れてたぜ」
「・・・後ろ言わなかったら抱きつこうと思ったのに」
一瞬期待してしまった自分を「バカ」というように鏡哉に言った。
「卒業だからってあがってんのか?んなこと言うなんて」
「うるさいっ!なんでこう女心がわかんないの?まったく、昔からずっと変わんないっ!」
「おいおい、怒るなよ。悪かったって」
鏡哉からの謝罪をぷいっと無視して、自室へと行ってしまった。
「・・・飯は持ってくんだな」
自室にもどると、制服を脱いでクローゼットへしまう。そして、白のTシャツを着てジーパンを履く。
鏡の前へ行って、自分の髪を後ろで束ねる。
持ってきたご飯をさっと食べ終え、机に置いてあるなのは達との写真を手にとる。ふらっと宙を仰ぎ、それまたもとに戻す。
そしてベッドへ倒れ、メールを打ち始める。
(なのはさんに呼ばれたから、準備しといてね。・・・あと、ご飯おいしかった)
そう打つと、鏡哉へメールを送信した。
しばらくすると、鏡哉から返信が来た。
「なになに。すぐそこに居るんだから直接言え。それから卒業証書ちゃんともってけ・・・」
手を伸ばしてダーツの矢を取って、ザッとなげた。放たれた矢は空気を裂くように飛び、見事にセンターに刺さった。
イライラしてメールを閉じようとした瞬間、まだ続きがあったことに気付いた。
「なによ、面倒くさい・・・えっと、あと、卒業おめでとう。なかなか制服似合ってたぞ・・・」
かぁっと顔が紅潮していくのが自分でもわかり、より恥ずかしくなって布団に包まった。
「・・・なによ。鏡哉のばかぁ・・・」
そう言って、時計を見る。
「まだ時間はあるね」
そう言って、すうっと優璃は眠りについた。
いかがだったでしょうか?
4年経っていました!(笑)
なんかラブラブです。ちくしょー。うらやましい。
はい、また、しばらくしたら更新しますので、夜露死苦!
いや、うそです。よろしくお願いします。