永遠に祈りを捧げる無限の転生者が完全隔離世界から来るそうですよ?   作:ロスト

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第6話

俺はミ・ルとある用事を済ませ(会話はバッサリカット)

今はどこにいるかと言うと

箱庭の中にいまーす

で現在自己紹介中

 

「まぁとりあえず自己紹介しようやないか

お互いの名前が分からんかったら

どうしようもないし

ワッシは高町龍夜やよろしくな~」アヒャ

 

「私は久遠飛鳥、でそこの猫を抱えているのが」

 

「・・・春日部耀」

 

「それであなたがエスコートして下さるのかしら?」

 

「あ、はい。コミュニティのリーダーをしているジン=ラッセルと申します

齢十一になったばかりの若輩ですが、よろしくお願いします」

 

礼儀正しく自己紹介をしてくれたジンくんに、二人で一礼する

 

門に入って石造りの通路を渡ると、ぱっと頭上に日光が降り注いだ

遠くに聳える巨大な建造物と空を覆う天幕確か

外から見た時には都市の天幕は透明ではなかったはずなのに

都市の空には青空と太陽が広がっていた

 

先に残った四人と一匹で箱庭へと入っておくことになったのだが、入ると天幕が不可視となって太陽光が降り注いでいることに飛鳥と耀は驚いていた。龍夜の場合は元の世界事態に興味がないため、【それが普通だ】と思考回路で決定し、認識していることから普通に受け入れている。

 

そして飛鳥の要望の下、龍夜達は“六本傷”の旗を掲げるカフェテラスに座った。

 

「いらっしゃいませー。御注文はどうしますか?」

 

注文を取る為に店の奥から猫耳の少女が出てきた。

 

「えと、紅茶を三つと、あと軽食にコレとコレと」

 

ニャー(ネコマンマを!)

 

「はーい。ティーセット三つにネコマンマですね」

 

ん?と飛鳥とジンが不可解そうに首を傾げる

 

「三毛猫の言葉、分かるの?」

 

耀は信じられない物を見るような眼で猫耳の店員に問う。

 

「そりゃ分かりますよー私は猫族なんですから。お歳の割に随分と綺麗な毛並みの旦那さんですし、ここはちょっぴりサービスもさせてもらいますよー」

 

ゴロナーオ(ねーちゃんも可愛い猫耳に鉤尻尾やな)ゴロゴロ(今度機会があったら甘噛みしに行くわ)

 

「やだもーお客さんったらお上手なんだから♪」

 

「・・・箱庭ってすごいね、三毛猫。私以外に三毛猫の言葉が分かる人がいたよ」

 

ニャーニャー(来てよかったなお嬢)

 

「ちょ、ちょっと待って。貴女達もしかして猫と会話が出来るの?」

 

「へ~」

 

龍夜は興味なさそうな声を出し、動揺した声の飛鳥に

耀はコクリと頷いて返す。ジンも興味深く質問を続けた

 

「もしかして猫以外にも意思疎通は可能ですか?」

 

 

「うん。生きているなら誰とでも話は出来る」

 

 

「それは素敵ね。じゃあそこに飛び交う野鳥とも会話が?」

 

 

「鳥で話したことがあるのは雀や鷺やぐらいだけどペンギンがいけたからきっと大丈夫」

 

 

「「ペンギン!!?」」

 

「・・・暇や」ボソ

 

「う、うん。水族館で知り合ったり他にはイルカたちとも友達。」

 

耀の言葉に二人が驚いた。

 

なぜなら鳥ならまだ出会う機会が数多とあるがペンギンなどと会話してるとは思ってもいなかった。

 

そして微妙に空気な龍夜。

 

「し、しかし全てとの種と会話が可能なら心強いギフトですね。この箱庭において幻獣との言語の壁は大きいですからね」

 

「そう・・・、春日部さんは素敵な力があるのね、羨ましいわ」

 

「久遠さんは?」

 

「飛鳥でいいわよ、よろしくね春日部さん」

 

「うん、飛鳥はどんな力を持っているの?」

 

「私は酷いものよ、だって・・・」

 

飛鳥が言葉を発しようとしたとき一人の大男によってさえぎられた。

 

「おんやぁ?誰かと思えば東区画の最底辺コミュ名無しの権兵衛のリーダー、ジン君じゃあ無いですか。」

 

「何の用ですか、ガルド=ガスパー」

 

ジンは明らかに嫌悪感を発していた

 

「失礼ですけど、同席を求めるならばまず氏名を名乗ったのちに一言添えるのが礼儀ではないかしら?」

 

「おっと失礼。私は箱庭上層に陣取るコミュニティ″六百六十六の獣″の傘下である「烏合の衆の」コミュニティのリーダーをしている、ってマテやゴラァ!!

誰が烏合の衆だ小僧オォ!!!」

 

口が耳元近くまで裂けて、肉食獣をしめすかのような牙や、瞳がジンに向けられる

 

「口慎めや小僧ォ・・・・・・紳士で通っている俺にも危機逃せねえ言葉はあるんだぜ?」

 

ピチピチ紳士(笑)の奴が何言ってんだか。

 

「森の守護者たった頃の貴方なら礼儀で返していたでしょうが?今の貴方はこの二一○五三八○外門付近を荒らす獣にしか見えません」

 

「ハッ、そういう貴様は過去の栄華に縋る亡霊と変わらんだろうがッ。自分のコミュニティがどういう状況に置かれてんのか理解できてんのかい?」

 

ここで飛鳥が発言した

 

「ハイ、ちょっとストップ」

 

「事情はよくわからないけど、貴方達二人の仲が悪いことは承知したわ。それを踏まえた上で質問したいのだけれどーーーー」

 

「ねぇ、ジン君。ガルドさんが指摘している、私たちのコミュニティが置かれている状況というものを説明していただける?」

 

「そ、それは」

 

ジンは黙りこんでしまった

 

「ジン君が説明したくなさそうなので必要であれば私が皆さんに説明して差し上げようと思いまして」

 

ガルドが話したのは以下の通り

 

・ジンのコミュニティは魔王というものに潰された

 

・魔王とのギフトゲームは回避することが出来ない

 

・魔王とのギフトゲームの際に主力陣を黒ウサギ以外全て失った

 

とのこと

 

「こんなところでしょうか。もっと言えばですね。彼はコミュニティのリーダーとは名ばかりで殆んどリーダーとして活動はしていません。コミュニティの再建を掲げてはいますが、その実態は黒ウサギにコミュニティを支えてもらうだけの寄生虫。私は本当に黒ウサギが不憫でなりません。ウサギといえば″箱庭の貴族″と呼ばれるほど強力なギフトの数々を持ち、何処のコミュニティでも破格の待遇で愛でられるはず。コミュニティにとってはウサギを所持しているというのはそれだけで大きな箔が付く。なのに彼女は毎日毎日糞ガキ共の為に身を粉にして走り、僅かな路銀で弱小コミュニティをやり繰りしている」

 

「・・・・・・そう。事情は分かったわ。それでガルドさんは、どうして私達に丁寧に解説してくださるのかしら?」

 

飛鳥が含みのあるいいかたでガルドに問う

 

ガルドはそれを察して笑う

 

出てきた答えは、物語(シナリオ)通りの答えだった

 

「短刀直入に言います。もしよろしければ黒ウサギ共々、私のコミュニティに来ませんか?」




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